「はじまりへの旅」自然の中で生きるのも良いけど、社会との交わりも大切です。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
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「はじまりへの旅」を観てきました。

 

ストーリーは、

現代社会から切り離されたアメリカ北西部の森で、独自の教育方針に基づいて6人の子どもを育てる父親ベン・キャッシュ。厳格な父の指導で子どもたちは皆アスリート並みの体力を持ち、6カ国語を操ることができた。さらに18歳の長男は、受験した名門大学すべてに合格する。ところがある日、入院中の母レスリーが亡くなってしまう。一家は葬儀に出席するため、そして母のある願いをかなえるため、2400キロ離れたニューメキシコを目指して旅に出る。

というお話です。

 

 

アメリカ北西部の森の中に住む、不思議な大家族がいます。父親のベンは、6人の子供を学校にも行かせず、自分の教育方針で育てていきます。ベンの教育により、子供たちは高度な教育を受け、まだ6歳なのに哲学を説き、6か国語を操り、アメリカ憲法を説明するほどになっています。山の中を走り回り様々な運動をしているために、身体はアスリート並に成長しています。

 

 

彼らが何故、そんな場所で生活をしているかというと、母親のレスリーがアメリカ経済に毒された生活など捨てて、自然に生きることを教えたいという考えを持っていたからのようですが、その後、母親は病気になり、母方の実家の近くの病院に入院をしてしまったんです。

 

 

母親の回復を待ちながら、森の中で生活をしているのですが、ある日、母親が亡くなったとの連絡が入ります。母親の死を悲しむ子供たちを連れて、葬式に行こうとするベンですが、義父は娘を殺したのはベンだと考えており、葬式に出るのは許さないと言います。しかし、子供たちは母親に別れをしなければならないし、妻レスリーの遺言書を持っているベンは、その遺言書通りに彼女を弔いたいと思って、来るなと言われても向かいます。

 

 

義父母と対峙したベンと子供たちは、懐かしく思いながらも、キリスト教の葬式に納得出来ず、レスリーの望んだ様にしたいと望むのですが、義母からレスリーが残した手紙を見せてもらったベンは、自分の考え方を修正した方が良いのかもと考え始めます。そして・・・。後は、映画を観てくださいね。

 

 

この映画、とっても良かったです。時々、こういう不思議な人っていますよね。自然の中での生活が良いとか、学校に行くと変な教育を受けるとか、まぁ、言っている事は分からないでも無いのですが、やっぱり子供たちは、学校で集団生活というものを体験して、社会と携わることも大切なんじゃないかと思うんです。それぞれの教育方針があるとは思いますが、学校は行かせた方が良いんじゃないかな。

 

それにしても、子供たち、スゴイ能力を持っていました。あの年齢で6か国語って、驚異的ですよ。それに難しい本も読んでいて、なんでも知っているの。でも、俗世間の事も知った方が良いと思うよ。森で野生動物を狩って食べるのも良いけど、家畜を育てたり、野菜を育てたりするのも良いんじゃないかな。

 

 

どういう生活が良いとは誰も決められないけど、広い世界を見て、子供たちが自分で考えて、選んでいくのが一番だと思いました。親が強要するもんじゃないと思います。きちんと育てたら、子供たちは、間違った選択はしないと思いますし、その選択は、彼らに自信を付けさせるんじゃないかな。ステキな家族だと思いました。

 

ベンの義父母は、お金持ちで傲慢そうに見えるけど、すごく子供たちの事を考えているし、ベンとは考え方が違うかも知れないけど、でも、愛は同じようにあるんだと思いました。だから、きっと、これからは仲良くやっていけるんじゃないかな。

 

 

私は、この映画、超!超!お薦めしたいと思います。私、この映画、すごく好きです。人それぞれ、考え方は違うけど、ただ、喧嘩をするんじゃなくて、歩み寄ることって大切なんだよねって教えてくれます。それに子供たちがすっごくかわいいの。観ていてほっこりします。ぜひ、観に行ってみてください。

ぜひ、楽しんできてくださいね。

 

 

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