「ひるね姫 知らないワタシの物語」どちらが現実世界なのか途中で?となりましたが最後でスッキリ! | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
スミマセンが、ペタの受付を一時中断しています。ごめんなさい。

「ひるね姫 知らないワタシの物語」を完成披露試写会で観てきました。Ameba Meister運営局のサイトで応募してプレゼントされました。声優を務めた俳優さんたちに合えると言うので、大喜びで行ってきました。私の年代は、やっぱり江口さんですね。ステキでした。

 

ストーリーは、

東京でオリンピックが開催される2020年、岡山県を舞台に、居眠りばかりしている女子高生・森川ココネが、いつも見る不思議な夢を通して家族の秘密に迫っていく姿を描く。東京オリンピックの開幕が目前に迫った夏。岡山県倉敷市・児島で、車の改造ばかりしている父親と2人で暮らす女子高生のココネ。最近は常に眠気に襲われ、家や学校でも居眠りばかり。さらに、寝ると決まって同じ夢をばかり見ていた。そんなある日、父親が突然、警察に逮捕され、東京へ連行されてしまう。ココネは父がなぜ逮捕されたのか、その謎を解くため、幼なじみの大学生モリオを連れて東京へ向かう。そして、その過程でいつも見る自分の夢の中に、まだ知らない両親の秘密があることを知る。

というお話です。

 

 

2020年、森川ココネは父子家庭で、普通に暮らしている女子高生。いつも眠くて、学校でも授業中に寝ていて怒られてばかり。なんでこんなに眠いんだろうと思いながらも眠ってしまいます。ある朝、眠い目をこすりながらも学校へ向かうと、父親が警察に逮捕され、東京へ連行されたと言われます。驚いたココネは、自宅に帰ると、既に父親は逮捕された後であり、茫然としていると、誰かが訪ねてきます。そっと様子を見ると、どう見ても、ココネを捕まえに来た様な男たちが入ってきて、ココネは押入れの中になんとか隠れるのですが、彼女が大切にしていたぬいぐるみが取られてしまいます。

 

 

取られたぬいぐるみの中には重要なタブレットが隠されていて、それを取り返すために、謎の男たちを追う事にします。謎の男たちは、どうも車会社の役員であるらしく、チャーター機で空港から東京へ移動しようとしているのですが、空港で彼らを見つけたココネは、タブレットを取り返し、直ぐに幼馴染とサイドカーで逃げます。追われるのですが、何故か、ココネが眠ると夢の中で夢のような事が起こり、逃げ切ることが出来ます。

 

ココネは自分が眠ると、夢の中で魔法の様なことが起こることが解り、四国から大阪まで逃げてきたのと同じように、東京へも向かおうとタブレットに願い事を書いて眠ろうとすると、何故か大阪から東京までの新感線のチケットとお弁当が手に入り、不思議に思いながらも、父親と助ける為に東京へ幼馴染のモリオと一緒に向かいます。

 

 

日本大手の自動車会社が関わっていると判り、ココネは会社の社長に直接交渉しようと会社に向かうのですが、謎の男たちに阻止され、社長に会うことが出来たにも関わらず、大切なことを話すことが出来ずに別れてしまいます。結局、男たちに捕まってしまったココネは、父親を助ける事も出来ず、自分も危機に落ちいり、どうしたらよいのか・・・。後は、映画を観てくださいね。

 

この映画、説明に困ります。とっても面白いんだけど、重要なネタが随所にちりばめられていて、説明しにくいんですよ。うーん、解説が大変でした。でも、一応、上記のような感じですよ。でもね、ココネの母親については、私は全く書いていないので、そこに感づいてくださいね。

 

 

この映画、途中で、ちょっと現実と空想の世界が混じってしまい、頭の中がこんがらがりました。私は、全く、予備知識を持たずに観に行ったので、もし、公開されて、知識を持たずに行かれる方がいるようでしたら、私と同じように、あれ?あれ?ってなると思います。でも、大丈夫。最後にはちゃんとスッキリしますので、安心してくださいね。観ている時に分からなくても、そのまま突き進んでください。

 

まず、ココネちゃんが眠いのは、思春期だからです。何か魔法とか問題がある訳ではありません。ただただ、思春期だからだと思っていてください。もちろん、スゴイ秘密が隠されている事はあるのですが、別に変な勘ぐりをする必要はありません。素直に観てください。変に推理するよりも、素直に観ることが、この映画では大切なことだと思いました。

 

 

そして、大きな愛が、この秘密には隠されている事が判ります。ココネちゃんのママは、すごくココネちゃんを愛していて、もちろん、お父さんもお母さんを心から愛していたからこその、この話だと思うのです。たとえ、一緒に居られなくても、そこに愛は存在していて、ココネの為に全てがあったんだと、最後には思えるお話で、ジーンとしました。

 

 

でもね、ちょっと、色々な事が絡まり合って、ちょっと分かりにくい感じには思えました。確かにひるねをしていると不思議な事が起こるので、魔法があって、ココネちゃんが魔法使いなのかもって思うような場面もあるのですが、あくまでも魔法はありません。現実にあることが重なって、偶然も重なって、もちろん神がかり的なこともあるお話ですが、全ては愛がなせる業であり、魔法は無いんです。いや、愛は魔法なのかも知れないけど、そんな調子の良い事ある訳ないってことは、俗にいう魔法で行っている事ではなかったのだと思って欲しいです。ちゃんと、思いが伝わって、ラストに繋がったと私は理解しました。

 

 

もし、大切な娘と別れなければならなかったとしたら、その思いを色々なものに託しておこうと思うのは、母親だったら当たり前の事であり、愛する夫に娘を頼んで行くのも当たり前ですよね。そして父親は娘を守る為に、出来るだけ危険から遠ざけるのは当たり前です。そんな事から起こった事件が、この映画に描かれていると思ってください。可愛い娘に苦労はさせたくない、いつも昼寝でもしていて欲しいと思うのは、どこの親も一緒でしょ。(笑)

 

 

そんな事を思えるような映画でした。私は、この映画、お薦めしたいと思います。但し、ちょっとその夢と現実のところが、解りにくいかなとは思いました。ちょっと大きな目で観てあげることが必要かなって思います。でも、面白いし、可愛いので、ぜひ、観に行ってみてください。

ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ

 

P.S : 重要な内容が、エンディングの中に描かれています。エンディングが終わるまで、席を立たないでください。それが重要です。お願いしますね。

 

ひるね姫 ~知らないワタシの物語~|映画情報のぴあ映画生活