「グリーンルーム」アントン・イェルチンの遺作です。ホラーじゃないけど怖かった。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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「グリーンルーム」を観てきました。

 

ストーリーは、

パットがボーカルを務めるバンドは、車のガソリン代にも事欠く、売れないパンクバンド。彼らが極貧ツアーの中、ようやく出演することができたライブハウスは、なんとネオナチの根城だった。パットとバンドメンバーは、そこで殺人の現場を目撃してしまい、ネオナチ軍団から命を狙われる事態となってしまう。圧倒的に不利な状況で、グリーンルーム(英語で「楽屋」の意味)に閉じこもったパットたちは、アイデアと反骨精神を武器に極悪非道なネオナチ軍団に立ち向かう。

というお話です。

 

 

売れないバンドのボーカルをやっているパットは、バンド仲間と一緒にツアーと称して、貧乏ながらも、ドサ廻り的な事をして、色々な場所でライブを開いています。ある時、やっと出演させてくれるライブハウスを見つけ、演奏をさせて貰う事になりますが、そこで殺人現場を目撃してしまい、警察を呼ぶと騒いでしまいます。そのライブハウスは、ネオナチの隠れ家であり、集会場だったんです。

 

 

警察を呼ばれるとマズい店主たちは、パットたちを上手くなだめようと思うのですが、警察を呼ぶと騒ぐパットは、ある部屋に仲間と閉じこもってしまいます。直ぐに警察を呼んで欲しいというパットたちですが、スマホで呼んだ警察は追い返されてしまい、再度呼ぶしかありません。しかし、スマホは取られてしまい、部屋に閉じ込められて、このままでは、殺されてしまいます。

 

店主は、パットたちを殺す為に、闘犬を連れてきて襲わせて、事故に見せかけようとするのですが、ライブハウスの音が五月蠅いと犬が怖がるので、まず、ライブハウスを閉めて、彼らを殺そうとします。闘犬と殺し屋を連れて来た店主は、甘い声で出てくるように言うのですが、既に、一度襲われたパットたちは、簡単には出て行きません。

 

 

何度かの攻防をし、相手を1人倒した彼らは、地下から逃げようとするのですが、全て塞がれていて、地下にはドラッグを製造した痕が残っていて、何処までも恐ろしい奴らだと言う事が解ってきます。そして、ドアから飛び出すしか手が無いと判ったパットたちは・・・。後は、映画を観て下さいね。

 

 

うーん、B級映画なのですが、何故、全国ロードショーかというと、主演のアントンが亡くなってしまったからなのかなと思いました。恐いと言えば怖いんだけど、でも、ちょっとやり過ぎ感があり、あまりにも部屋から出て行かないので、ちょっと眠くなったりしちゃって、さすがにB級映画って感じかな。でも、面白く無い訳じゃないのよ。面白いんです。でもね、ちょっと間延びする部分があったってことですかね。

 

 

アントン、本当に残念です。とっても可愛い顔していて、「アトランティスのこころ」の時に、アンソニー・ホプキンスと共演していて、可愛いなぁって思っていたんです。その後、「誰かが私にキスをした」で、松ケンや堀北さんと共演していて、この時も、可愛いなぁって思ったのよね。最近では、スタートレックで活躍していたので、これからも楽しみって思っていたのに、本当に残念です。

 

 

話を戻して、この映画、結構メチャクチャな進み方をするのですが、展開が見えず、結構、楽しめました。普通の青年が、あのネオナチ相手に勝てる訳が無いんだけど、何故か、上手く行くのよねぇ。あり得ないんだけど、オイオイって言う無理が効いて、戦って行くのですが、やっぱり、犬に噛み殺されるとかはイヤだったなぁ。そうそう、パットの腕がナイフで切られるのですが、もうプランプランしているのに、ガムテープで強く巻いて、それで戦うのよ。ちょっと笑えました。

 

 

B級と言ってしまうけど、でも、楽しめるので、私はお薦めしたいと思います。B級と思って観に行けば、結構、楽しめる作品だと思いますよ。バンド仲間も、いい加減そうな奴も多くて楽しめるし、アントンも可愛いので、ぜひ、観てみて下さい。

ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ

 

 

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