「コスメティックウォーズ」内容はそれ程悪くないけど、完全に化粧品会社のプロモですね。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
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「コスメティックウォーズ」を観てきました。

 

ストーリーは、

産業スパイの三沢茜は、老舗化粧品会社のロングセラー商品の機密情報を盗むため、新入社員となって会社に潜入する。社員として働きながら、スパイとして情報を集める茜だったが、化粧品作りに携わる社員たちの熱い想いに触れていく中で、自身の行動に疑問を持つようになる。

というお話です。

 

 

経営コンサルタントを目指す三沢茜は、上司の坂本から、化粧品会社にスパイとして潜り込み、新製品の情報を盗み出して来いと言われ、不審に思うのですが、経営コンサルタントとしてやって行きたいなら、自分たちで動いて顧客の要求するものを手に入れるのが本当のコンサルタントだと言われてしまい、仕方なく、スパイとして、アルビオン化粧品という会社に潜り込む。

 

 

老舗の化粧品会社の薬用スキンコンディショナー(化粧水)の詳細なレシピを盗んで、他の会社に持って行く事が茜に託された仕事で、その会社の技術研究室に入り込むまで、普通の社員同様に研修を受けて、就業するようにと言われ、OLと同じように働き始めます。色々な困難もくぐり抜けて、やっと研究室の1員として入り込むことが出来た茜。

 

研究室には、トップ研究員の野渡が居て、彼女が研究のほとんどを握っているらしい。彼女に近づこうとするのだが、彼女は人を拒絶し、完璧を目指すような、そんな潔癖女性でした。何とか彼女に近づき、彼女が書き示している化粧水のレシピを手に入れようと、飲み屋に誘ったり、色々な事をするのですが、茜が何をしても、野渡は動じません。

 

 

仕事の出張で野渡と一緒に田舎に行く事になった茜。少し空いた時間で、近所の散歩をしていると山の中で迷ってしまい、遭難してしまいます。直ぐに野渡は、その町の人々と一緒に茜を探してくれて、何とか見つかるのですが、野渡はとても茜の事を心配していて、その気持ちが茜にも伝わってきました。そんなに思ってくれている野渡を裏切っても良いものかと、茜は段々と自分の行動に罪悪感を持ち始めます。そして・・・。後は、映画を観て下さいね。

 

 

有名俳優さんたちも出演されているし、内容としては、結構、楽しめたのですが、とても違和感があったのは、化粧品会社の名前を出し過ぎということでした。いくら出資をしてくださっていても、ここまで会社の名前を連呼され、この商品は凄いと説明されてしまうと、何となく、観ている方は、何を観に来たのだか分からなくなってしまいます。宣伝の為の映画というのは分かるのですが、さすがに、あざといと言いたくなってしまいました。

 

 

確かに、この化粧品会社さんの化粧水、良かったです。お値段も良いのですが、それなりの価値はあるのかなと思いました。でも、やっぱり映画なので、ここまでして欲しく無かったなぁ。会社名を出すのは仕方ないかも知れないけど、開発している化粧品は、全く商品とは関係無い、別の架空の化粧品を開発するとかにして欲しかったなと思いました。でないと、映画じゃないでしょ。プロモーションビデオになっちゃうから。

 

 

出演者は、上手い方だし、高岡さんと渡部さん、私、大好きなので良かったのですが、うーん、内容にどうしても引っかかってしまい、面白かったんですけど、それほど楽しめませんでした。

 

この映画、普通の映画と同じように1800円で公開するんですよね。うーん、私は、試写会で観せて頂いたので、全く文句はありませんが、これをお金を払って観る方達、どう思うんだろう。お金払って、化粧品会社のCMを観せられたら、ちょっと、納得がいかない人がいるんじゃないかしら。

 

 

私は、この映画、まぁ、お薦めしても良いと思います。映画としては、決して悪い訳ではありません。でも、化粧品会社のプロモーションビデオとしての色が濃いので、観る人によっては、イヤだなぁと思う方もいらっしゃると思います。男性は、それほど気にならないかな。興味があったら、ぜひ、観てみて下さい。

ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ

 

 

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