「ザ・ギフト」なんかこの夫婦、常識から随分ズレているような気がしたのは私だけなんだろうか。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
スミマセンが、ペタの受付を一時中断しています。ごめんなさい。

「ザ・ギフト」を観てきました。

 

ストーリーは、

新たな転居先で幸せな生活を送る夫婦の前に、夫の同級生と名乗る男・ゴードが現れた。再会を喜んだゴードから、2人に1本のワインが「ギフト」として贈られる。しかし、徐々にゴードからのギフトはエスカレートしていき、度を越していく贈り物に2人が違和感を覚えはじめた頃、夫婦のまわりに異変が起き始める。

というお話です。

 

 

サイモンとロビン夫婦は、サイモンの仕事の関係で、新しい土地に移転してきました。新天地は、サイモンの故郷に近く、彼の同級生たちも近くに住んでいます。サイモンは、ある程度の成功を収めていて、次のステップに進むためにパートナーとの絆を深めている所でした。

 

新居の買物をする為に、街に出ていたサイモンとロビンを見つめる目があり、不思議の思っていると、サイモンに声をかけてきます。ゴートと名乗った男性は、サイモンの同級生であり、懐かしそうに話かけてきます。ロビンは、どんな同級生だったのか尋ねるのですが、サイモンは、あまり覚えていないと答え、それで終わってしまいます。

 

 

数日後、ゴートはサイモンとロビンに引っ越し祝いを渡そうと思ってと言って、家に訪ねてきます。わざわざ家を調べてまで持ってきたゴートを、ちょっと気味が悪いと思いながらも、断る訳にもいかず、有難く受け取る事に。それからゴートは、事あるごとにサイモンとロビンに近づいてくるので、ロビンは恐くなり、サイモンの同級生にそれとなくゴートという人物の事を聞いて回ります。すると、高校の頃に、ある事件があり、ゴートは学校を辞める事となり、その事件のせいで、家族にも不幸が出た事を知ります。

 

ロビンは、サイモンにゴートとの間に何が合ったのか問い質すのですが、サイモンは大したことではないとはぐらかし、ロビンの話に取り合おうとはしません。しばらくすると、ゴートの姿を見なくなるのですが、何となく自宅廻りに不穏な空気が流れるような気がして、ロビンは落ち着かなくなって行きます。精神的に追い詰められていくロビンは、精神安定剤に頼るようになり・・・。後は、映画を観てくださいね。

 

 

この映画、サスペンスなので、ネタバレが出来ないと思うと、本当に中盤までしか内容が書けないんです。この後、すごい展開になって行くのですが、それは書けません。面白かったです。でも、この中盤までの映像で、”ああー、こう来るかなぁ~。”と思っていたら、やはり思った通りのラストの展開でした。まぁ、でも、ゴートはやっていないと思うんですけど、それを明かさないところが、何ともイイ味を出していて、それを疑うだけでも、サイモンには、十分な苦痛になるんだと思うんです。十分な苦痛というか、ずーっとこれからの苦しみって事かな。恐ろしい復讐でした。

 

 

最初は、サイモンとロビンは、とっても良さそうな人に見えているんだけど、あるところから、段々と、誰が一番悪い奴なのかっていうのが、変わって行くんです。簡単に言うと、昔の虐めの復讐なんだけど、それが、まぁ、酷いのよ。これは復讐されるわなぁって思いました。もし、私がやられたら、相手に再会してからと言うより、相手を探して復讐していると思うけどね。ゴートと同じように、殺すとかじゃなくて、ずーっと苦しむようなイヤラシイ復讐をすると思うな。それって、ユダヤ人がナチスにしている復讐よりも陰険かしら。(笑)

 

 

サイモンも、何でこんなに性格が悪いのかしら。昔の虐めは古いことだけど、仕事に関してのやり方は、これはダメでしょ。どんな事をしても仕事を手に入れようという気持ちは解るけど、ズルはダメだよ。相手がズルをしていたのを暴くならまだしも、そうじゃないなら、もし、その場で成功を手に入れても、その先で躓くことになると思います。だって、能力が無いんだから。仕事って、一つじゃなくて、続くものだから、今が良ければというのは通用しないからね。

 

 

妻のロビンは、ちょっとイライラする女でした。正義感ぶってるんじゃないよっ言いたくなっちゃった。あんたの夫が悪いんだから、アンタが夫の代わりに平謝りすれば良いのよ。妻が平謝りしている姿を見て、自分も一緒に謝らない夫なら、そんな夫捨てなさい。あんたら夫婦が間違っているの。もし、夫が悪い事をした覚えはないとキッパリ言って、理由も話すようなら、それに従って、2人の関係に踏み込まない事です。この妻、面倒臭い。

 

 

と、ちょっとイライラしながら、どうなるんだろうとワクワクして楽しめた映画でした。このイライラは、良いイライラですからね。ワザとなんだと思います。私は、この映画、お薦めしたいと思います。サスペンスとしては、十二分に面白いと思います。私は気に入りました。ぜひ、観に行ってみて下さい。

ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ

 

 

ザ・ギフト|映画情報のぴあ映画生活