「金メダル男」を観てきました。
ストーリーは、
東京オリンピックで日本中が盛り上がる1964年、長野県塩尻市で生まれた秋田泉一。小学校時代に徒競走で一等賞になり、一番になることの素晴らしさを知った泉一は、絵画から火おこしまで様々な大会で金メダルを獲得していく。いつしか「塩尻の神童」と呼ばれるようになった彼は、その後もすべての金メダルを獲るべく奮闘を続けるが……。
というお話です。
長野県塩尻市。1964年の東京オリンピックの年に生まれた秋田泉一は、小学校一年の時に、徒競走で一等賞になり、褒められる事の気持ち良さを知ってしまい、何をやっても1等賞を取る事を目指してしまう。彼には能力があり、必死でやれば何でも一等賞を取れてしまい、「塩尻の一等賞男」と呼ばれるほどになってしまう。
ある日、水泳大会で横に並んだ女子を見て、1等賞よりも興味のある”女子”というものを認識してしまう。それからは、何をやっても、女性が気になってしまい、1等賞は取れなくなってしまう。凡人になった泉一だったが、それでも1等賞の夢を諦めきれず、数々の事に挑戦し続けるものの、一向に目が出なかったのですが、「手漕ぎボート太平洋横断」に挑戦し、遭難。漂流して無人島に辿り着き、7ヶ月も生き延び、近くを通った船に救助されて、日本に帰ってきます。
無人島での生活が話題になり、一躍時の人となり、本を出版したり、後援会をしたりと、マネージャーについて貰っての芸能生活が始まります。しかし、飽きっぽい日本人の体質で、直ぐに飽きられてしまい、仕事も無くなってしまいます。そして・・・。後は、映画を観てくださいね。
うーん、この映画、悪い映画ではないのですが、あー、邦画だからねーって感じの軽さで、あまり残るモノも無く、それ程、印象に残りませんでした。確かに笑えるのですが、長続きしない笑いなんですよ。その時は、笑えて、癒されるのですが、それ以上の感動が湧いてこなかったんです。内村さんは好きなんですよ。もちろん、知念さんも。だけどフーンって感じで終わってしまい、私には、印象に残っている場面とか、エピソードが無いんです。
実は、観て直ぐに感想を書けばよかったのかも知れませんが、観た後に、東京国際映画祭がありまして、そちらの感想を先に書いてしまったので、やはり、映画祭だと、強豪が集まってきているので、弱い邦画の感想を後から書こうとすると、印象に残ってないんですよね。申し訳ないっす。
こういう内容だと、若い子には良いのかなぁ。軽く観れるし、とっても解り易いし、ちょっと夢を持てるので、良いのかも知れません。全く、頭を使わなくて良いので、疲れないと思います。それに、知念くんは可愛いし、沢山の日本の俳優さんたちが、友情出演的に出ているので、あの人も出てたねとか、この人こんな役もやるんだとか、観た後に楽しめると思います。
私は、この映画、まぁ、お薦めしても良いかなぁ。申し訳ないけど、私は、笑ったけど、面白いとは思えなかったのですが、これだけ軽くて、笑えて、頭を使わなくて良いのであれば、それなりに、誰が観ても、楽しめるのかなぁと思いました。ぜひ、観に行ってみて下さい。
ぜひ、楽しんできてくださいね。
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