「ジェイソン・ボーン」を観てきました。初日だったので、やっぱり混んでました。
ストーリーは、
世間から姿を消して静かに生活していたジェイソン・ボーンのもとに、CIAの元同僚のニッキーが現れる。ニッキーは、CIAが世界を監視・操作するために極秘プログラムを始動させたこと、そしてボーンにまつわる、ある驚きの真実を告げる。これをきっかけにボーンは再び動き始めることとなり、追跡を任されたCIAエージェントのリーは、ボーンを組織に取り込むことを画策するが……。
というお話です。
CIAから逃げて、辺境地を流れながら生活をしていたジェイソン・ボーンの所に、元CIAの同僚ニッキーからの連絡が届く。CIAは、トレッド・ストーン計画後、また新しい作戦・アイアンハンドを計画していることが判り、それをジェイソンに知らせて来たのでした。
アイアンハンド計画は、ディープドリーム社が運営するSNSを使った、個人の監視システムです。このSNSは、全てが自由であり、安心して使えるシステムだという触れ込みであり、運営している会社の代表は、CIAの好きにさせるのを阻止したいと思っているのですが、脅迫されていて、拒むことが出来ません。
ニッキーがトレッド・ストーンとアイアンハンド計画を調べている時に、ジェイソンの本名・デヴィット・ウェッブの名前があり、その父親の名前もありました。ジェイソンの父親も、何か関係があるようでした。そのデータをジェイソンに残し、殺されてしまうニッキー。
ジェイソンは、真実を探る為に、CIAに繋がるハッカーなどに接触し、情報を集めて行きます。そして、ラスベガスでSNSの発表をするという会場にCIA長官も現れる事を知り、その会場への潜入を試みます。CIAは、SNSの代表がスノーデンのように、CIAが監視するという事を暴露しようとしていることを知り、暗殺しようとしているのですが・・・。後は、映画を観てくださいね。
ボーンシリーズの最新作ですが、これ、原作とは全く違う路線に入っていますね。だって、原作は、3作で終わっていて、ボーンが1作目で出会ったマリーと結婚して、子供も生まれ、事件に巻き込まれるものの、無事に家族の元に帰り付いて終わるんですもん。最後は、結構、年を取っていたと思うんですよね。
だから、これから発表される作品は(ボーン・アルティメイタムの時も原作と外れていたけど。)、原作とは全く違うものと思わなくちゃダメみたいですね。これ、また3作くらい作るのかしら。最後、終わらなそうな感じだったもん。
今作、イマイチ、内容が良く無いというか、何のために戦ってんの?って感じがして仕方がありませんでした。復讐とか、自分の過去を知りたいとか、まぁ、分からないでもないけど、既に過去を知る為に3作品やったんだから、そろそろいいんじゃないの?誰かを助けるためとか、何かを守る為っていうなら解るけど、どーもそういう感じじゃないのよね。
スノーデンみたいなCIAの不正を暴く人を助けてあげるっていう気持ちだったなら良いけど、今回は、自分の事を知りたいって思ったら、たまたま助けたって感じでしょ。完璧な訓練を受けたと言いながら、行き当たりばったり過ぎるのよね。もう少し、完璧に考えて行動出来ないのかしら。
CIA長官がトミー・リー・ジョーンズなんですけど、どーも”ボス”のCMを観ているから、良い人のようなイメージがあって、悪役と思えませんでした。なんか、いきなり空を見上げて缶コーヒーを飲みそうなんだもん。(笑)でも、今回は、完璧な悪役でした。ま、悪役と言っても、CIA長官なので、アメリカの事を思ってやっている訳だから、一概に悪役とは言えないんだけどね。それを狙ってしまうジェイソン・ボーンも、問題なんじゃないかって思ったのは私だけなんだろうか。
アクションは凄かったですね。今回は、相手役がヴァンサン・カッセルでした。ちょっと観ない内に老けたなぁと思っちゃいました。もっとステキなフランス人男性っぽかったような気がするんだけど、モニカ・ベルッチと離婚して、ちょっと元気が無くなったのかしら。もちろんイケメンだけどね。
私は、この映画、お薦めしたいと思います。内容はともかく、観た後にスッキリするので、気持ち良くなるんじゃないかな。マット・デイモンの切れるような動きに、気持ちがスッとすると思います。ぜひ、観に行ってみて下さい。
ぜひ、楽しんできてくださいね。
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