「TSUKIJI WONDERLAND 築地ワンダーランド」の試写会に連れて行って貰いました。
ストーリーは、
豊洲への移転が予定されている東京都中央卸売市場築地市場を、東京魚市場卸協同組合の全面協力のもと、1年間以上にわたり密着したドキュメンタリー。日本の食文化を80年以上支え続けた築地市場は、仲卸の人々と料理人によるプロ同志の真剣勝負が繰り広げられ、食のプロから世界中の観光客までをも魅了している。本作では、1年を通じ表情を変えていく築地の姿や、四季折々の魚たちなど、これまでカメラが入ることがなかった築地市場のさまざまな顔が描かれる。
という内容のドキュメンタリーです。
ドキュメンタリーなので、直ぐに感想に入りますね。今、問題になっている築地市場の奥にまで入り込んで、この中には何があるのか、どんな人達が働いているのか、など、ドキュメンタリーで追っていきます。この築地は、世界では珍しい、いや、世界に一つと言われるほど大きな市場であり、全国、世界から、沢山の食材が運ばれてきます。そこには、沢山のプロが集まっていて、いかに早く、美味しい食材を安全に供給出来るかを考えています。そんな毎日を追っているんです。
初めて見るようなものばかりで、こんな風に魚って取引をしているんだとか、食材の見分け方とか、一流店と言われているお店の主人が、どんな風に仲買の店と話をして、知識を得て、美味しい料理を作っているのかなど、面白いエピソードが沢山紹介されていました。
ただ築地と言っても、マグロがゴロゴロ並んで売られているだけじゃないんですよ。マグロだって、生と冷凍とがあるし、他にも旬の魚は何かを把握して、美味しいものは何かとか、どうやって食べるのが向いているかなど、お店の人が料理の方向性まで指示してくれて、凄いなぁと思いました。だって、食べてもいないのに、これは美味しいとか、煮た方が良いとか、刺身が美味いとか、教えられるってすごくないですか?ビックリでした。
そんな築地が、いつ豊洲に移れるんですかね。築地にそのままっていう人も居るけど、あの劣化で、不衛生なままでは、無理でしょ。危ないし、危険だよ。表だって言ってないけど、ネズミや寄生虫なども沢山いるんでしょ。殺虫剤をしているなら、それって、豊洲のベンゼンよりも危ないからね。TVも、既にメチャクチャなこと言っていて、信用が出来ません。豊洲の柱が曲がっている訳が無いのに、良く平気でそんな事言うなぁと思って、笑っちゃいました。曲がった柱を作る方が難しいんだけどね。あり得ないですよ。
いつまでも盛土してないって、アホの一つ覚えみたいに言ってる奴らもどうなんだろう。その盛土、何の意味も無いんだけど。いつまでやってんの?何で、そんなに吊るし上げしたい訳?もう、既に虐めの域になっているよね。誰かを殺したいの?いい加減にしろって。これ以上やると、誰か死ぬことになるんじゃないかと心配です。TVも、人の死が見たいのかしら。死んでからでは取り返しがつかないんだけど。もしそうなったらTV局のせいだよ。
映画に戻りましょう。このドキュメンタリー、本当に良く出来ていました。観ていて、とっても面白かったし、市場って、こんな風なんだねっていうのを知ることが出来ました。もうすぐ豊洲か、又は、他に移転する事になると思うけど、そこでも同じように良い市場が続けていかれることを願います。築地は素晴らしい市場だったけど、あのままの状態では恐ろしくて続けて下さいとは言えません。あ、もちろん、恐ろしい部分はドキュメンタリーでは描かれていませんよ。それは、裏の部分ですから。
私は、この映画、お薦めしたいと思います。今、問題になっている築地とは何ぞやという事がわかるので、ぜひ、観に行ってみて下さい。
ぜひ、楽しんできてくださいね。
・TSUKIJI WONDERLAND(築地ワンダーランド)|映画情報のぴあ映画生活
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