「亜人 衝戟」を観てきました。
ストーリーは、
佐藤が企てる計画の第2ウェーブ「浄化」によって要人が次々と殺されていき、計画は最終段階である「第3ウェーブ」に進もうとしていた。日本政府はテロリストには断固として屈しないという姿勢を貫き、水面下では警察や特殊部隊、そしてアメリカ国防省もそれぞれの動きをみせるなか、亜人の高校生・永井圭も佐藤を無力化させるための策を練るが……。
というお話です。
佐藤が第二ウェーブと呼ばれるリストに上げた人物を殺していくというテロは、次々と実行され、それを止める術はなく、リストの最後の方に上げられた大臣を殺す時だけは、スケジュールを把握出来るため、佐藤を捕獲する事が出来るかも知れないと、作戦を立て始めます。
そして、大臣襲撃を待ちながら、訓練を重ねる永井たちでしたが、アメリカ側が亜人の研究者・オグラを日本側が拉致している事を察して、戸崎を拉致し、オグラの奪還を測ろうとします。戸崎を拉致された事を知り、下村は直ぐに戸崎の奪還をしようとするのですが、大臣を餌に佐藤を倒す事が戸崎が望んでいる事だと永井に言われ、一瞬、躊躇します。しかしどうしても戸崎を助けたい下村は、中野を人質に捕り、戸崎の奪還を優先すると言い、永井は仕方なく、下村の言うとおり、戸崎の奪還を優先します。
アメリカ側の施設を見つけ出し、追い詰めて行き、戸崎の奪還に成功しますが、同じ時刻に大臣は佐藤に襲われ、殺されてしまいます。大臣は、佐藤に対して亜人の人権を認めると話すのですが、佐藤は耳を貸さずに殺してしまい、佐藤に付いていた亜人達は、自分たちの人権が戻る事を願っていたのに、それを放棄した佐藤には付いて行けないと、田中以外の亜人は佐藤の元を離れます。
佐藤は田中と2人になりましたが、ゲームは、まだこれからだと楽しそうに話します。一方、戸崎は、自分の奪還を優先して大臣を殺されてしまった事に怒りますが、今度は第3ウェーブと呼ばれる挑戦を佐藤が付きつけて来たので、今度こそ佐藤を倒す為の計画を練り始めます。そして佐藤の言う第3ウェーブが始まり・・・。後は、映画を観てくださいね。
これ、原作と違いましたね。というか、まだ原作は切りが付いていないので、オリジナルにするしかなかったとは思いますが。だって、原作だと、佐藤はやる気が無くて他の亜人だけでツッコんでくるんだけど、永井が佐藤を誘い出す為にある計画を実行して、それで面白そうなゲームかなと思って佐藤が出てくるんですもんね。佐藤は楽しければ良い、只のキ○ガイですから。
それに映画には、海斗が少年院で知り合った琴吹と共に、永井の元に現れる姿があり、やっとその複線が出てきましたかと嬉しくなりました。結構、この羽のあるIBMを出せる琴吹くんって、良いんですよね。活躍して欲しいと思っていたので、楽しかったです。でも、この登場の仕方だと、まだ先があるんだねって感じでしたね。
確かに、原作も終わっていない訳ですし、この先も続くのだとは思いますが、一応、映画アニメとしては、この3作というお話でしたよね。うーん、どうするの?
今回、IBM同士の戦いの場面は少なかったかな。思ったよりも永井のIBMが弱くて残念でした。もっと、佐藤や田中のIBMとバンバン闘って、勝ってくれるかと思ったのに、結構、直ぐにダメダメでしたね。
戸崎さんが、嫌にリーダーっぽくなってきていて、亜人に対して思いやりらしきものが出てきたように見えて、ちょっと寂しかったな。お前らとは好きで付き合っている訳じゃない!とか言い放ってくれていた方がステキなのになぁ。冷たい戸崎さんが好きなんだけど。(笑)
私は、この映画、お薦めしたいと思います。原作とは違うけど、一応、結末は付けているので、楽しめますよ。ただ、一つ残念だったのは、佐藤が外部から内部に侵入するやり方が、原作の方がとても良いので、それを使って欲しかったのと、自衛隊基地からバイオ兵器を盗むのはちょっとイタダケ無いと思いました。チートを手に入れる事になるから、佐藤のゲームとしては成り立たないんですよ。あくまでルールがあってこそのゲームだからね。佐藤は、その辺、厳しいと思いますよ。そんな事を思いながら、ぜひ、観てみて下さい。
ぜひ、楽しんできてくださいね。
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