「キング・オブ・エジプト」を観てきました。
ストーリーは、
神と人間が共存し、「生命の神」オシリス王の統治により繁栄を誇っていた古代エジプト。しかし、弟セトのオシリス謀殺により王座は奪われ、人々は暴虐なセトに苦しめられていた。オシリスの子で、王座と視力を奪われたホルスは、コソ泥の青年ベックと手を組み、エジプトの王に君臨するための鍵を握る重要なアイテム「神の眼」を盗み出すべく、困難極まりない冒険の旅に出る。
というお話です。
神と人間が共存する世界。太陽神ラーの元に反映した古代エジプトは、その2人の息子であるオシリスとセトに引き継がれ、オシリスは肥沃な地域を、セトは不毛な地域を与えられます。オシリスは「生命の神」として地域を反映させ、神も人間も幸せに暮らしていました。一方、セトは不毛な地域で人間もほとんど住まず、荒れた地域で悶々と暮らしていました。
不満が募ったセトは、オシリスが王子ホルスに王座を譲る儀式の時に陰謀を企て、ホルスから目を奪い、オシリスを殺して、エジプト全土の王となってしまいます。セトは、力と暴力で人々を支配し、エジプトは酷い地域となって行きます。ホルス王子はエジプトを奪還すべく動き出すのですが、目が見えず、仲間も居ません。そんな時、コソ泥のベックは、恋人のザヤを殺され、ホルス王子が仲間として協力してくれたら、死から彼女を取り戻してやると言われ、協力する事になります。
まず、ホルス王子の目を取り戻さないと動けないと言う事で、ベックに目を取り戻させて、次に、宇宙にいる太陽神・ラーから”創造の水”を貰い、セトが作った動くピラミッドで燃え盛る炎を消し、その先に居るスフィンクスの謎を解き、砂漠の神であるセトの炎を”創造の水”で消そうとします。セトの炎を消す事が出来れば、セトの力は弱まり、ホルスにも勝ち目があるんです。
一つ一つ、クリアして行くのですが、スフィンクスの謎を解いた後にセトに見つかって反撃され、”創造の水”も捨てられてしまいます。そして、セトは何人もの神々の能力を手に入れ、万能の神のようになり、自分の父親である太陽神・ラーまでも倒し、この世の全ての者を滅ぼしてしまおうという自分の野望を完成させようとします。そして・・・。後は、映画を観て下さいね。
んー、まぁ、面白かったと言えば面白かったかな。とても子供向けという感じがしました。ファンタジーだからイイんだろうけど、あまりにもご都合主義的なお話で、海外で問題になったのも解らないでは無いかなとは思いました。確かに、エジプトなのに白人ばかりでしたもんね。これは、問題かなぁ。
雰囲気的には、古い映画で「タイタンの戦い」とかの怪獣映画っぽいかなと思いました。子供の頃に観たような記憶があるのですが、あれ人形アニメなのかなぁ。クラーケンとか、メデューサが出てきたと思うんですが、あれの現代版と思えば良いかなと思います。CGがすごくて、確かに迫力はあるし、アクションも凄いんだけど、どーも、イマイチ、イケて無い感じがするのは何故なんだろう。
そうそう、セトが黄金の鎧を付けて空を飛ぶんだけど、それが、どうしても聖闘士セイヤに見えてしまって、ププッと吹き出してしまった私でした。あれ、どう見ても聖闘士セイヤでしょ。うんうん、”ペガサス流星拳!”って言われなくて良かったわ。あんなん撃たれたら、ホルスは一たまりも無いよね。(笑)
神話と言いながら、エジプト神話とはちょっと解釈が違うのかな。映画だから良いんだけど、もう少し、神話に忠実にやっておけば、それほど批判はされなかったのかもね。この映画、海外では、メタメタに酷評されていたとか。人種問題のことが第一だったらしいけど、日本では、そういう問題があまり無いから、夏休みのお楽しみとして沢山の人が観たかも知れませんね。良かった良かった。
私は、この映画、まぁ、お薦めしても良いかなと思います。作品としては、ま、ちょっと子供向けというか、陳腐な感じはしますけど、アクションも楽しめるし、楽しませてくれるので、良いと思います。ぜひ、観に行ってみて下さい。
ぜひ、楽しんできてくださいね。
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