「映画 聲の形」の試写会に行ってきました。
ストーリーは、
退屈することを何よりも嫌うガキ大将の少年・石田将也は、転校生の少女・西宮硝子へ好奇心を抱き、硝子の存在のおかげで退屈な日々から解放される。しかし、硝子との間に起こったある出来事をきっかけに、将也は周囲から孤立してしまう。それから5年。心を閉ざして生き、高校生になった将也は、いまは別の学校へ通う硝子のもとを訪れる。
というお話です。
石田将也は、良く言うガキ大将で、小学校高学年のクラスでは、どちらかと言うと、ムードメーカー的な男の子でした。ある日、クラスに転校生の西宮硝子がやってくるのですが、彼女は耳が聞こえません。彼女に興味を持った将也は、何かと硝子にチョッカイを出すようになり、それがエスカレートして虐めと取られてしまう。虐めたつもりは無かったという将也だが、今まで一緒になって手を出していた友人たちは、みんな揃って、将也が悪いと言いだしてしまう。
今度は将也が虐められるようになってしまい、学校でも浮いてしまうようになってしまった将也。そして硝子は転校して行ってしまう。それから中学高校へと進む将也だが、小学校での虐めがトラウマになってしまい、学校では孤立するようになってしまう。そして5年後、高校生になった将也は、ある日、硝子と再会します。
将也は、ずーっと硝子の事が気になっていて、どうしても謝りたいと思っていました。今なら、興味があったからこそ、チョッカイを出してしまったことが理解出来ているし、彼女と友達になりたかったんです。そして、少しづつ硝子と距離を縮めていく将也。そして、少しづつ変わって行く将也に友達も出来始めます。
将也は、硝子との距離が縮まり、喜んでいたのですが、硝子は、将也を含めて、色々な仲間と仲良くなるにつれ、自分が人に迷惑をかけていることが辛くなり、自分を追い詰めて行ってしまいます。そして・・・。後は、映画を観て下さいね。
とっても綺麗な映画でした。子供の頃って、虐めている感覚が無いのに虐めになっちゃっている事って、あるんだろうと思います。中学、高校になると、それぞれ、人との関わり方を知ってくるので、虐めは完璧に虐めになるんだろうけど、小学校の頃の虐めって、好きだから虐めちゃうって事も、良くあったんだと思うんです。それが、大事になってしまうという、実際に起きているだろう事が描かれていて、やっぱり小学校の時は、先生がちゃんと見てあげて欲しいなぁと思ってしまいました。まだ、子供なんだからさ。
で、高校生になった将也は、イケメンで背が高く、イマドキの男の子になっているのに、周りに馴染めないんです。可哀想だなと思う反面、無理してバカな事に混ざる必要も無いんだよねと思ってしまった私でした。私、昔から、あんまりツルむのが好きでは無く、1人でも平気なタイプだった為、今のようにネットが無い時代だったけど、学校とは全く別のコミュニティなどで集まったりしていました。そこで前の主人と知り合ったからね。だから、この将也くん、虐められたトラウマなどが無ければ、1人でも平気で居られる強さが持てていたかも知れません。
今どき、LINEを交換すれば直ぐに友達みたいなこと思ってる奴らが多くて驚きます。そんなに表面だけの友達作って何が嬉しいの?無駄なデータが増えるだけだよ。友達って数が居ても意味が無いんだけど。何かの時に助け合えて、ギブ&テイクじゃないのが友達でしょ。損得じゃないのよ。それが判って無い奴が多くて困ります。昔、周りに居ましたよ、別荘が借りたくて友達になってくる奴とか、利益だけを考えて友達になる奴。気を付けて下さいね、それ、友達じゃなくて、たかりだから。
そんな世の中だけど、将也と硝子は、本当の友達になって行きます。”生きるのを手伝って欲しい”って、予告でも流れているけど、この言葉が重要ですよね。友達って、生きるのを手伝ってくれる人なんだよ。私も、ここ、感動しました。友達ってさ、時々、損得無しに、会って、話して、そして別れる、それだけなんだけど、それが生きて行く為のビタミンになるのよね。それが無いと、バランスが悪くなるのよ。ベタベタくっついているのが友達じゃなくて、手伝うのが友達なの。なんか、ステキですよね。
将也は、きっと友達という言葉を理解して、これからは、前を向いて生きていけるんじゃないかなって思いました。もちろん硝子もね。辛い事があっても、友達と一緒なら乗り越えていけるってこと。きっと大丈夫です。
私は、この映画、超!超!お薦めしたいと思います。これ、原作を読まないで観ました。先に読もうかと思っていたんだけど、時間が無くて、映画が先になっちゃいました。でも、良かったかも知れません。映画で感動したから、原作を読んでも、きっと感動出来そうです。ぜひ、観に行ってみて下さい。
ぜひ、楽しんできてくださいね。
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