「ディアスポリス DIRTY YELLOW BOYS」を観てきました。
ストーリーは、
東京にいる密入国外国人たちが自衛のために作り上げた秘密組織「異邦都庁(通称・裏都庁)」。警察組織として存在する「ディアポリス」の警察署長として久保塚早紀が奮闘の日々を送っていた。ある日、裏都民のマリアが何者かに誘拐された。相棒の鈴木とともに捜査に乗り出した久保塚は、監禁先を突き止めるが、ひと足遅くマリアは殺されてしまう。黒金組の若頭・伊佐久からマリアの殺害現場から逃げた若者たちは、アジア人犯罪組織「ダーティイエローボーイズ」の周と林であるとの情報が久保塚にもたらされる。
というお話です。
TVドラマの続きなのかな。ドラマは観ていた(録画していて、全部はまだ観て無いですけど。)ので、あの雰囲気が好きで、映画楽しみにしていました。。
東京に住む密入国外国人たちが、自衛の為に作った彼らだけの都庁、その中には、警察組織もあり、その警察署長として久保塚早紀が就任していました。通称・裏都庁は、外国人たちの支えとなっており、もちろん裏警察も彼らを守る為の警察として機能しています。
ある日、裏都民であり、デリヘルをしているマリアが拉致されます。デリヘルに身代金を要求する電話があり、仕方なく、身代金を振込むのですが、マリアは殺されてしまいます。仲間の女性たちは、犯人を捕まえて欲しいと裏警察に訴え、久保塚は犯人たちを追い始めます。
犯人は、留学生崩れの周と林。彼らは、ある新興宗教の家に生まれたのですが、自国で異端扱いされて親を亡くし、日本に流れてきたのでした。そして、日本で見つけた”DIRTY YELLOW BOYS"という組織に憧れ、そこに入ろうとすると、入会金のようなものが必要と言われ、誘拐などでお金を集めていたのでした。
なんとか1000万円を貯めて、組織に行ってみると、無能そうなボスであり、そんな奴の下で働くことに耐えられないと思った周と林は、ボスを殺し、今度は、DIRTY YELLOW BOYS を乗っ取ってやろうと考え、関東支部を潰した後、今度は関西を潰す為に大阪に向かいます。
向かう途中で、仲間を見つけ、大阪の裏銀行を襲ってみないかという話に乗り、関西支部を潰す前に、まず裏銀行に向かいます。そして、裏銀行を襲う計画を立てるのですが・・・。
一方、彼らを追っている久保塚は、周と林に騙されて殺されたヤクザの兄貴分に出会い、彼らも報復したいから協力しようと言われますが、気が向いたらと断ります。そして、DYBの関東支部が潰されている事を知り、次は関西に向かうハズと大阪に向かいますが、ヤクザの伊佐久(兄貴分)から連絡があり、関西にある裏銀行を襲うかも知れないと言う情報を貰い、今度は裏銀行の情報を集め始め、そして・・・。後は、映画を観て下さいね。
これ、漫画原作なのですが、面白いですよね。原作を読んでいないのですが、話がとっても面白いと思いました。裏都庁に裏警察なんて、本当にあったら面白い。いや、あるかも知れません。私たちが知らないだけで。そんな彼らに歌舞伎町や大久保などは、守られているのかも知れません。すごく面白い発想だと思います。勝手にやっているだけの事なんだけど、でも、本当にあった方が良いよね。だって、日本の常識と違う人がたくさん集まっているんだから、それを統制する為の組織が在っても良いと思うんです。
これだけグローバル社会になってきたなら、都庁の中に外国人用の裏都庁や、警視庁の中に外国人用の裏警察があっても不思議じゃないです。まぁ、きっと、どこかの部署がやってくれているんでしょうね。大変な世の中になってきたよなぁ。
周と林は、何処に行っても報われず、日本で爆発しちゃうんだけど、死に場所を探しているようであり、でも死ぬのは恐くて嫌だと思っているようで、この年代の自爆蜂起的な感じが良く出ていました。意味無く酷い事をしたくなる気持ちって、一瞬でも絶望した気持ちになった人にしか解らないよね。イイ子で生活していて、突き落とされたことが無い人には、この銃をぶっ放したくなる気持ちって解らないと思う。若い頃の絶望って、死に向かうか、ドロドロで這い上がるかどちらかに分かれるんだけど、うーん、何か、私にはジーンと来たよ。
外国人が日本に入って来て、犯罪を犯すのって、マジで困るのよね。日本が良い国で裕福だから、お金を稼ぎに来るんでしょ。彼らの自国は、それだけ酷いって言う事なんだと思うんです。でもね、だからって、人の国に来て、好き勝手すんなっつーの。郷に入っては郷に従えって言うでしょ。日本に来たら、日本のルールに従えって。そうすれば、何の問題も無く、一緒に生活が出来ると思うのよ。私、別に、国がどことか、関係無いもん。意思の疎通さえ出来れば、問題無いっしょ。但し、ルールが守れないのは、外国人だろうと日本人だろうと、ムカつくから叩かせて頂きます。あ、ヘイトスピーチとかする輩は大嫌いですよ。何、勘違いしてんだって。それこそ人としてのルールを守れって言ってやりたい。
周役の須賀くん、大きくなりましたね。立派な役者になっちゃって、驚きます。舞台でも頑張っているようだし、目が離せません。最近は、子役から大人になっても、超イケメンに成長して、演技も進化して行くから、本当に良いですよね。清史郎くんもイケメンに育っているし、神木くんも超!ステキに育ったし、もうオバサンは嬉しくて涙目になっちゃいます。(笑)
松田くん、カッコいいっす。昔から彼のこと好きだったけど、年を取るにつれて、イイ男になってきますよねぇ。もっと、色々な役をやって欲しいなぁ。結構、真面目なサラリーマンから、狂った男まで、何でも出来る役者だと思うんですけど。CMのモモちゃんも可愛いしねぇ。優しいお父さん役とかも良さそうよね。文学作品とかにも出て欲しいなぁ。
そういえば、ちょっとだけど、安藤さくらさんが出演してました。うーん、好き!彼女も魅力的ですよね。そうそう、今回、驚いたのが、真木蔵人さん。あんなにステキなオジ様になっていたんですね。色々、ニュースになるような事もあったけど、もっと役者として出て欲しいっす。
あー、長くなっちゃった。私は、この作品、超!お薦めしたいと思います。これは、好き嫌いがあるかも知れませんが、私は、好き!です。面白いし、ちょっとダーク系だけど、日本の裏の問題を描いているんですよね。こういう暗い部分も見て行かないと、これからの日本はダメだと思うのよ。だから、ぜひ、観てみて下さい。
ぜひ、楽しんできてくださいね。
・ディアスポリス -DIRTY YELLOW BOYS-|映画情報のぴあ映画生活
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