「WE ARE YOUR FRIENDS」の試写会に連れて行って貰いました。
ストーリーは、
DJの青年コールと仲間たちは地元を飛び出して有名になることを夢見ながらも、将来に対して漠然とした不安を抱えていた。そんなある日、コールは心に傷を抱えたカリスマDJジェームズと出会う。コールをかつての自分に重ね合わせたジェームズは熱心に指導するようになるが、夢に向かって歩みはじめたコールと仲間たちの間には溝が生まれてしまう。そんな中、コールはついに大規模なフェスに出演するチャンスをつかむ。しかしその一方で、ジェームズの恋人ソフィーにひかれてしまい……。
というお話です。
コールは、仲間たちとつるんで、有名になる事を夢見ながらも、何も出来ない自分たちにイライラしています。パーティーを開いて、DJの腕を磨き、認めて貰えるように頑張っているのですが、全く目が出ません。他の３人も、マトモなバイトでは、全くお金が入ってこないので、詐欺やドラッグの売買などのバイトをしながら、なんとか這い上がろうともがいています。
ある日、小さなパーティーにDJとして呼ばれたコールは、そこでカリスマDJ・ジェームズに出会います。ジェームズは、有名になってしまったが為に、嫌な仕事もしなければならなくなり、自分が若い頃の情熱を失くしている事に気が付き、傷ついていました。そんなジェームズは、コールに、自分が若い頃に持っていた光りを見て、彼を指導するようになります。
コールはジェームズに指導され、自分が気が付かなかった色々なものを取り入れて、どんどん成長していきます。ジェームズは、コールを可愛がり、自分のフェスの前座に迎えたりと、距離を縮めていきます。その一方で、コールは、今までの仲間と溝が出来て行きます。自分だけ、チャンスを掴んでしまったという負目もあり、犯罪から手を引きたい気持ちもあり、彼らとつるめなくなってしまうんです。
そして、大きなフェスに出演するチャンスを貰うのですが、ジェームズの恋人でありマネージャーであるソフィーに惹かれてしまい、彼女と一夜を共にしてしまいます。そして、それをジェームズに知られてしまい・・・。後は、映画を観て下さいね。
この映画、なんか、とっても、解るなぁって言うか、懐かしい気がしてしまいました。２０代の頃って、何をやって良いのか、何を極めて行けば良いのか、どうしたら上に登って行けるのか、良く分からずにもがいていますよね。そんな若い頃の姿を、とても良く描いているんです。
誰もが、きっと、こういう経験ってあると思うんだけど、学生の頃って、まだ学校が守ってくれているから、好き勝手をしても、どうってこと無かったけど、社会に出ると、何でも自分でやらなくちゃいけないし、責任は取らなくちゃいけないし、お金を稼がなくちゃいけないし、一気にやる事が増えて、どうしたら良いのか分からなくなりますよね。
とりあえず、勤めた会社で頑張ってはみるけど、本当に、自分って、これでイイのかなって何度も悩むと思うんです。だって、その会社に居ても、一番下っ端で、思っていたような仕事はさせて貰えないでしょ。そこで、戦って、登って行けば、そりゃ、好きな事が出来るようになるんだけど、誰もが、そんな根性を持ち合わせている訳では無いし、誰もが才能がある訳じゃないので、上手く行く訳が無い。だけど、自分だって、有名になりたいし、給料はたくさん貰いたいと思うから、どうしようもなく、もがくのよねぇ。もがいても、何にもならないんだけど、でも、もがいちゃうのが、人間なのよ。
コールは、DJで有名になって、成功したいって思っているけど、きっかけもチャンスも全く無いし、このままでは、この町からも出て行けないと不安になってきているんです。まして、友人たちは、ドラッグを売ったり、詐欺の不動産屋でバイトをしたりで、こんなんで、自分は将来どうなるんだろうと不安一杯なんです。そんな時に、チャンスが舞い込んだら、やっぱり、友達と離れてでも、成功をしたいと思うよね。このコールの気持ち、凄く解るんです。
友達たちも、そんなコールに気が付いて、それを咎めるでも無く、ちゃんと応援しようと思ってくれる。それって、素晴らしいでしょ。本当に良い友達たちなんです。ここら辺の友情が、羨ましくなりました。若い頃って、いいよねぇ。
ストーリーもさることながら、とにかく、この映画、音楽が良い。人気DJが音楽を監修しているのかしら。これ、私、サントラが欲しいなぁと思いました。私、映画のサントラって、結構、好きで、良く買うのですが、今の所、プリンスの「バットマン」のサントラが、私には、「神サントラ」なのですが、この映画のサントラも、持っている中では、上位に行くのではないかなと期待しています。まだ、購入していないから、これから探さなくちゃ。欲しいっす。
キャストも、コール役のザックを筆頭に、可愛い子たちが沢山出ていて、もちろん身体もステキよぉ。チラシを見ると、ちょっとウザそうな青春映画っぽいけど、映画は、超カッコいいです。もちろん、音楽も。もう少し、チラシなどのデザインなどを、大人っぽくすれば良かったのになぁ。ちょっと暑苦しそうですよね。でも、大丈夫。映画はイケてます。
私は、この映画、お薦めしたいと思います。ストーリーは、若者のもがく姿を描いていますが、とにかく、音楽が良い。この音楽に合わせての内容なので、ウザさは無く、暑苦しさも無く、スッと入って来て、とっても楽しめると思いますよ。ぜひ、観に行ってみて下さい。
ぜひ、楽しんできてくださいね。
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