「追憶の森」愛する人との別れは辛いけど、その後を追う事を愛する人は望んでいないと思う。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
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「追憶の森」を観てきました。

 

ストーリーは、

自殺するために青木ヶ原へやって来たアメリカ人男性が、そこで出会った日本人男性との交流を通じて再生していく姿を描く。人生に絶望して自殺を決意したアーサーは、富士山麓に広がる青木ヶ原樹海を訪れる。磁石が狂い携帯電話も通じない森の中で、出口を求めてさまよう日本人男性タクミと遭遇したアーサーは、怪我を負っているタクミを放っておけず一緒に出口を探すことに。過酷な状況に立たされる中、アーサーは運命共同体となったタクミに次第に心を開いていく。やがてアーサーは、自分が死を決意するきっかけとなったある出来事について語りはじめる。

というお話です。

 

 

アメリカのちょっと郊外で暮らしていたアーサー。妻と二人の生活は、あまり上手く行っておらず、妻は不動産屋、夫は学校の先生をして、暮らしていました。以前、アーサーは、都心の研究所に勤めていて良いお給料を貰っていたのですが、研究所の女性と不倫をしてしまい、それを妻が知り、別れたと言ってもその研究所に勤めている事を嫌がり、退職して、郊外の学校の先生となったのでした。

 

 

今も、夫の事が許せない妻は、何かと言うと突っかかり、どうしても、言い合いになってしまいます。そんな風に暮らしていた2人ですが、ある時、妻に病魔が見つかります。直ぐに手術をすれば治るのではないかと言うので、手術をし、治療をして、とりあえず、一安心したのですが・・・。

 

妻は亡くなってしまい、アーサーは妻の事をほとんど知らなかった事に気が付き、何故、自分は妻に対して、もっと近づこうとしなかったのかと自分を責めて、自殺しようと日本へ向かいます。

 

 

日本の青木ヶ原樹海に入り死のうとしていると、アーサーの前に、タクミという日本人が現れ、彼は樹海で迷い、出る事が出来なくなってしまったと話します。アーサーは、自殺する訳に行かなくなり、タクミを連れて、樹海の外を目指すのですが、樹海では磁石は効かず、無線の電波も通じません。タクミは途中で力尽き、動けなくなってしまうので、アーサーは助けを呼んでくるといって、1人樹海の外を目指します。そして・・・。後は、映画を観て下さいね。

 

 

この映画、静かで暗い感じの映画ですが、深い愛が描かれていて、この内容は中高年の方の方が、解ってくださるのではないかと思いました。夫婦になって時間が経つと、家族になってしまい、別に相手を知る事も無く、日々を過ごしてしまうでしょ。本当は、相手と分かり合った方が生活だって楽しくなるし、もっと向き合った方が良いとは思うんだけど、でも、今さらよねぇ~とか思っちゃって、話をしなかったりしていると、突然の出来事とかがあって、離れることになったら、すっごく後悔するんです。もっと優しくすれば良かった、話を聞いておけば良かった、好きなモノも聞いておけば良かったって、悔しい思いをするんですよね。

 

 

いつも側に居ると思っているから、何も知ろうとしないし、話もしないけど、本当は、いつ居なくなるか、人間なんて分からないんです。何十年も先か、明日なのか、それは神様しか知らないの。だから、お葬式になって、誰が彼女の友達なのか、誰に知らせるべきなのか、何も分からない何て事になりかねない。

 

 

後悔する前に、ちゃんと相手と向き合いましょうって言う事を、この映画の中で描いているんです。静かで、大した動きも無いんだけど、心にじんわりと沁みてくるという映画なんです。私は、結構、この映画、堪えました。長年一緒にいるけど、仕事にかまけて、あまり主人に向き合ってない自分に気が付いて、あー、良く無いよなぁって思った私でした。

 

 

私は、この映画、超!お薦めしたいと思います。結婚している方に、ぜひ、お薦めしたいですね。1人の方も、家族との事を思い浮かべて、考えてみるべきだと思います。人は1人で生きている訳では無いのだから、やっぱり、周りの人と向き合いましょう。うんうん、頑張ろうって思いました。ぜひ、観に行ってみて下さい。

ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ

 

 

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