【イタリア映画祭】「私と彼女」ノーマルだったのに同性愛に目覚めたら、公にするのを戸惑うよね。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
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イタリア映画祭、9作目は「私と彼女」を観ました。


ストーリーは、


フェデリカは、離婚した夫との間に24歳になる息子がいる建築家。マリーナは女優業を引退し、ケータリング事業を展開している経営者。出自も性格も異なる2人の女性は、5年前から互いに自立した恋人同士として暮らしている。上流家庭のよき妻であり母であったフェデリカは、仕事の場では、マリーナと同性愛の関係にあることを隠しているが、マリーナが受けたインタビュー記事から2人の関係が同僚に知られ、さらにマリーナに女優復帰の話が持ち上がると、2人の仲が公になるのではないかと動揺する。


未だに同性愛に戸惑うフェデリカは、かつて心惹かれた男性マルコに再会し、一夜を共にしてしまう。恋人の態度に傷つきながらも、マルコとの「浮気」を無かった事にして関係をつづけようとするマリーナに異議を唱え、フェデリカは家を出て、マルコの部屋に転がり込む。元夫らはマルコとの関係を歓迎するが、フェデリカはマリーナへの愛を再確認し、マリーナの住むアパートを訪れる。そして・・・。


というお話です。


私と彼女

建築家のフェデリカと元女優のマリーナは、同性ながら恋人同士です。マリーナはカミングアウトしているようですが、フェデリカは、以前は普通の結婚をしていて息子も居るし、職業も固いので、レズビアンという事は隠しています。


私と彼女

マリーナが、現在はケータリング事業を展開しているのですが、有名な女優だったこともあり、今もインタビューなどは良く受けているようで、つい、今現在は建築家の女性と暮しているということを話してしまいます。名前は出なかったものの、知っている人には判ってしまい、マリーナは何でも無くても、フェデリカは職場関係者に判ってしまい、うろたえてしまいます。

フェデリカのうろたえように、マリーナは理解を示しません。マリーナは、既に一度、何かをやり遂げた人であり、自分に自信を持っているので、周りの目など気にしないのです。しかし、フェデリカは、守られる側に居た人間なので、まだまだ周りの目を気にしてしまうんです。

私と彼女

不安な気持ちのまま仕事に就いていたフェデリカは、昔、気になっていた男性・マルコに再会し、ときめいてしまいます。そして、つい、流れで彼と関係してしまい、罪悪感に苛まれます。そして、マリーナにその事を告白するのですが、マリーナは、全てを許して、無かった事にしようと言います。フェデリカは、そのマリーナの考えに納得出来ず、家を出て、マルコの家に行ってしまいます。このままマルコと関係を始めていくのか、マリーナの元に戻るのか、悩むフェデリカですが・・・。後は、映画を観て下さいね。

私と彼女

これ、レズビアンのお話なのですが、「アデル」のようにグロくはありません。無駄なベッドシーンは無いし、心の部分の繋がりを描いているので、とても美しいです。そして、同性愛というものが、まだまだ、普通には見られないという現実も描いていて、とても考えさせられました。

私と彼女

確かに私も、同性愛とかレズビアンとか言われると、ちょっと、”えっ?”って思ってしまうんです。やっぱり、自分と違うものを持った人には、反応してしまいますよ、人間だもん。でもね、別に、それがどーだの、こーだのと言うつもりは一切ありません。私だって、突然、同性の人に恋をしてしまうかも知れませんもん。たまたま、今回、自分が好きになった人が男だったと思えば、同性だろうと異性だろうと、何て事無いんですけどね。

私と彼女

一般社会の中では、やっぱり、違った目で見られてしまいますよね。もっと、同性愛が一般的になれば、みんな、慣れてしまうだろうけど、珍しいことには、どうしても目が行ってしまいますから。だから、それに社会を慣れさせれば、何の問題も無くなると思うんですけど。

イタリアの二大有名女優が主演して、レズビアンを演じているので、本国では話題になったそうです。確かに、驚くほど美しいお二人なので、とっても美しいです。どんな時でも、絵になってしまうと言う感じ。イイですよね。

私と彼女

私は、この映画、お薦めしたいと思います。日本公開、どうかしら。主演が二大有名女優なので、公開してくれることを願っています。こういう同性愛やジェンダー関係の映画は、もっともっと沢山やって欲しいんですよね。そうすると、社会がそれに慣れてくるから、苦しむ人達が減ると思うんです。もし、公開されたら、ぜひ、観てみて下さい。
ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ




イタリア映画祭 2016     http://www.asahi.com/italia/2016/


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