「フィフス・ウェイブ」を観てきました。
ストーリーは、
「アザーズ」と呼ばれる地球外知的生命体による4度の攻撃で、人類の99%が死滅した地球。生き残った女子高生キャシーは、離れ離れになった弟を救うため、さらわれた子どもたちが集められている基地へ向かう。アザーズはすでに人間に姿を変えて社会に紛れ込んでおり、誰が敵で誰が味方かもわからない。そんな状況のなか、旅の途中で出会ったある男性に助けられながら、キャシーは基地を目指すが……。
というお話です。
ある日、ニュースで何か大変な事が起こり始めているという放送がされています。まず、電磁波ですべての電子機器が壊され、スマホなど機械が一切ダメになります。連絡が付かなくなった人類は、伝達手段が無くなって、どうしようもなくなります。第二波で、地震が起きて、地面は避けて、建物は壊れ、津波により、街が沈んでいきます。第三波でインフルエンザなどのウイルスを強化されて人間に病気を広めていきます。第四波で生存者にアザーズが寄生し始めて、人類を滅亡に向かわせます。
女子高生キャシーは、両親と弟と暮していました。”アザーズ”からの攻撃を受けて、それまでのゆったりした高校生生活は終わりを告げ、生きるために、家族と必死で食糧を集め、水を集め、暮らしていたのですが、母親はウィルスに侵され死んでしまい、父親と弟と3人で、何とかアザーズから逃げて、生活をしていました。

第四波の後、政府から軍が派遣され、街の人々に、軍が安全な場所に保護しますとのことで、移動を命じられます。既に、第四波で、人間にアザーズが紛れ込んでいるということが判り、子供よりも大人の検査に時間がかかる為、大人と子供は、分けて搬送すると言われ、まず、子供だけがバスに乗りこみます。キャシーもバスに乗りこむのですが、弟の忘れ物を取りに行っている間にバスは出発してしまい、取り残されてしまいます。父親と一緒に行けば良いと思い、大人が集められた場所に近づくと、大人は兵士に囲まれていて、虐殺されてしまいます。

驚いたキャシーは逃げ出し、軍に見つからないように森に隠れます。そして、弟が運ばれたという軍の基地に向かって、旅を始めます。人間に化けたアザーズや、軍に見つかったら殺されてしまうので、銃を持ち、身を隠しながら進むのですが、ある場所でアザーズの襲撃を受けて、倒れてしまいます。目覚めると、ある男・エヴァンがキャシーを助けてくれて、撃たれた傷の手当もしてくれていました。
キャシーは、傷を治し、弟を助けに行かなければというのですが、エヴァンは、危ないからもう少しここで隠れていた方が良いと話します。しかし居ても立っても居られないキャシーはそこを出て、基地に向かいだすと、エヴァンが一緒に行って、君を助けたいと言ってくれます。

一方、集められた子供たちは、軍によりアザーズを倒す為の訓練をさせられ、兵士としてアザーズとの戦いに向かわせられます。キャシーの弟サミーも同様に訓練させられ、兵士として軍の一部となって行きます。
キャシーとエヴァンは、一緒に旅を始めて、段々と心が近づいて行ってしまいます。そんな2人に、既に最後の第五波が近づいていて・・・後は、映画を観て下さいね。
あまり期待はしていなかったので、それほど気にもならず、最後まで観れました。しかし、話は、とっても適当というか、脚本が粗いなぁと思いました。だって、1~5までの波が来るはずなんですけど、結構、適当なのよね。これですって、ちゃんと示してくれないんです。これなら、ヨハネの黙示録の”7つの災厄”の方が分かり易いよねぇ。あれを使っちゃえば解り易かったんじゃないの?変に5波とかにしちゃったから、甘くなったような気がします。

結局、この映画、続編を作る気アリアリで、宇宙人が何故、侵略してきたのか分からないままでした。その上、正体も判りません。最後まで観て、はぁ?と思ったけど、まぁ、3部作を考えているなら、仕方ないのかなと思い、諦めましたが、本当はどうなんだろうか。何も分からないまま終わってしまうのかなぁ~?
そうそう、一つ思ったのは、第五波まであったけど、これ、第三波のみで十分でしょ。だって、ウィルスを蔓延を最初にしておけば、ほとんどの人間が死ぬよ。破壊しなくても済むでしょ。無駄なことをするよりも、最初に不必要な人間をウィルスで殺してしまって、その後、無駄な場所を破壊だけで良いんじゃないの?でないと、地球自体が壊れちゃったら、アザーズだって困る訳でしょ。なんか、頭悪いよねぇ。

モレッツちゃんは可愛くて良かったし、エヴァンを演じていたアレックスさんもイケメンだったし、私の好きなリーヴ・シュレイバーさんも良かったですよぉ。特に、リーヴ=ウルヴァリンのお兄ちゃんであるヴィクターが、私は大好きであり、今回は無表情な軍の司令官だったけど、先日観た「スポットライト」で、キーパーソンである局長役をしていて、最近、観られる回数が増えて喜んでいます。ナオミ・ワッツの御主人なのよね。
私は、この映画、まぁ、お薦めしても良いかなと思います。それほどおかしく無く、ちょっと物足りなさは感じるけど、面白くないぞとは言えないって感じかな。まぁ、面白いぞ!とも言えないんですけど・・・。(笑)でも、出演者が良いので、ある程度は満足出来ると思います。ぜひ、観に行ってみて下さい。
ぜひ、楽しんできてくださいね。
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