「花、香る歌」韓国の歴史を知らないから解りにくかったです。この歌が伝統なの? | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
スミマセンが、ペタの受付を一時中断しています。ごめんなさい。

「花、香る歌」の試写会に連れて行って貰いました。


ストーリーは、

太鼓の伴奏に合わせて歌やセリフ、身振りで物語を語り伝える伝統芸能パンソリ。朝鮮王朝時代末期、母を亡くした少女チン・チェソンは、偶然知ったパンソリの物語のヒロインに自分の人生を重ね、深く感銘を受ける。パンソリの歌い手になりたいと決意したチェソンだったが、当時、パンソリを女性が歌うことは固く禁じられていた。それでも強い思いを抱くチェソンは、性別を偽り、パンソリの大家シン・ジェヒョの下で修業を積むが……。

というお話です。


花香る

朝鮮王朝時代末期に、伝統芸能パンソリというものが演じられていました。太鼓に合わせて、歌やセリフなどで物語を伝えるものです。チン・チェソンは、小さい時、この地域に母親とやって来て、母親は直ぐに病気で亡くなり、チェソンは、母親が働いていた職場の女性たちに育てられます。母親が亡くなった後に聞いたパンソリが忘れられなくなり、大きくなったらパンソリの歌手になるんだと心に決めます。


花香る

時は経ち、チェソンは成長し、パンソリを勉強したいと思ったのですが、パンソリは伝統芸能であり、男性しか、その歌手にはなれないと決められていました。それを知っても、歌手になりたいと思ったチェソンは、男の身なりをして、パンソリの学校に潜り込んでしまう。

パンソリの修行を積んでいくのですが、仲間たちもパンソリの大先生も、チェソンを女ではないかと疑い始め、とうとう、女だと言う事がばれてしまう。しかし、チェソンの歌うパンソリは、人の心を打つ何かを持っており、大先生のシン・ジェヒョは、彼女をそのまま学校に残し、勉強をさせることにしてしまう。

花香る

訓練を積んだある日、都でパンソリのコンテストらしきものがあると聞き、それに参加して、女性でもパンソリが出来るように、決まり事を変えて貰おうと、先生と生徒で都に向かいます。しかし、女性では参加が出来ないと断られ、仕方なく、男の格好をして、コンテストに参加するのですが、歌を歌う前に女だということがバレてしまい、先生のシン・ジェヒョが投獄されてしまいます。そして・・・。後は、映画を観て下さいね。

花香る

うーん、朝鮮の歴史を全く知らないからなのか、面白いと思えなかったのは、私だけだったんだろうか。伝統芸能のパンソリというものを巡っての話なのですが、このパンソリ、日本で言う、謡とか、詩吟とかになるのかな。歌とセリフの混じったものなのですが、演技と言えるものはほとんど無く、ただ、歌っているだけで、そこに掛け合いの言葉みたいのが入るだけで、こんな程度のものが、伝統芸能なんだなぁと申し訳ないけど、思ってしまいました。

花香る

日本は、歌舞伎とか狂言などなど、沢山あるでしょ。それも、とても豪華で、厳格で、素晴らしいものを伝承しているんだけど、そういう芸能を観ている日本人に、このパンソリを見せられても、何も感じないんじゃないのかなって思ってしまいました。

確かに、チェソンを演じていた女優さんは、歌は上手かったと思うけど、歌が上手いだけなら、現代の歌手でも同じだし、なんか、感動が無かったんですよね。それに、女性がやりたかったのも解るけど、伝統芸能でしょ。その掟を簡単に曲げてしまって、女性にやらせるというのは、マズいんじゃないかな。伝統は伝統として、女性が歌いたいのなら、イベントとして歌わせるとか、そこは、別にしないとダメでしょ。

花香る

だって、このパンソリだって、男性だけというのは、何か理由があったからでしょ。声質とか、音程とか、何か、そういう理由があって、男性のみの伝統になったんじゃないんですかね。長い伝統があるなら、そういう理由があったと思うんですけど、まぁ、朝鮮の昔の話だから、何とも言えませんけど。やっぱり、伝統というものは、簡単に曲げてしまう事は許されないと思います。

花香る

だから、スミマセン。良い感想が書けません。私が朝鮮の歴史を知らないので、申し訳ない。という訳で、私は、この映画、お薦めできません。ゴメンナサイ。自分が理解出来ていないので、お薦めできないんです。他の方たちは、面白いとか、ステキだったとおっしゃっていたので、解る方には、解るのだと思います。気になったら、行ってみて下さい。
ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ




花、香る歌|映画情報のぴあ映画生活


林権澤は語る《映画・パンソリ・時代》FUKUOKA U ブックレット10/弦書房
¥734
Amazon.co.jp

朝鮮の歴史/三省堂
¥1,890
Amazon.co.jp