「ドクムシ」また監禁ゲームものかと思ったら、結構、しっかりしたラストで満足でした。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
スミマセンが、ペタの受付を一時中断しています。ごめんなさい。

「ドクムシ」を観てきました。


ストーリーは、

知らぬ間に謎の建物に閉じ込められた大学生のレイジら、見ず知らずの7人。食料になりそうなものは何もなく、最後にたどりついた部屋で彼らの目に飛び込んできたのは大きな寸胴鍋と肉切り包丁。そして、7日間を静かにカウントダウンする時計。それらは7人を特定の場所に7日間監禁して殺し合わせ、生き残った1人だけが助かるというネット上の都市伝説「蠱毒」(どくむし)を想起させるものだった。7人は空腹やストレスで次第に理性を失い、狂い始めていく。

というお話です。


ドクムシ

レイジは、目が覚めると、学校の教室らしきところに寝ていました。ここは何処なんだと見まわしていると、突然、男が現れて、”お前がやったのか!”と胸倉を掴まれて、乱暴をされます。直ぐに、他の人達に止められ助けられたレイジは、状況を説明されて、そういえば、ここに来るまでの記憶が全く無い事に気が付きます。

学校らしき建物に閉じ込められた人間は7人。大学生のレイジ、大学生のユミ、新聞記者のユキトシ、キャバ嬢のアカネ、オタクのタイチ、少女のミチカ、不良のトシオ。7人が7人とも、ここに来た記憶が無く、監禁される覚えも無い。この場所は何なんだろうと話していると、ある場所に時計があり、カウントダウンしている事が解る。1週間のカウントダウンが始まっていて、この1週間の時間に何があるんだろうと考えていると、ユキトシが静かに話しだす。

ドクムシ

「蠱毒」というデスゲームがあり、ネット上では都市伝説となっているらしい。ルールは、「毒虫」となる人間7人が集められ、特定の場所に7日間監禁して殺し合わせるとのこと。生き残れるのは、最後に残った一人だけ。もし、殺し合わなければ、全員が殺される。お互いを喰い合わせることで、最強の「毒虫」を生み出す古来の呪術を人間で再現するというもの。

ドクムシ

まさか、そんな事が、イマドキ行われるはずが無いと信じない6人ですが、お互いへの不信感は募っていきます。不安が膨らんでいく7人に変化が訪れ、トシオがユミをレイプしてしまいます。ショックを受けたユミは、怒りでトシオを殺してしまいます。ここで死体が1体。そして、アカネが不安を訴えてレイジに迫り、2人は関係を持ってしまいます。アカネに恋愛感情を抱いていたユミは、嫉妬に狂い、レイジを殺害しようと襲うのですが、レイジは何とか逃げ切り、ホッとした所に悲鳴が。ユミが上階の階段手摺から落ちて死んでしまいます。これで、死体が2つ。

ドクムシ

こうして、1人、また1人と、人が減って行き、ユキトシは、主催者の思惑通り、「蠱毒」が遂行されているんだと話します。カウントダウンが終わるまでに、1人が生き残らないと、皆殺しになってしまうと訴え、残った人々は、ゲームなど嘘だと思いながらも、もしかしてと思い始めてしまいます。そして・・・。後は、映画を観て下さいね。

これ、一時期流行った、監禁ゲームものなのかなと思っていたのですが、最後に、えっ!という展開になり、ちょっと楽しめました。監禁されて、殺し合うっとか、何かに殺されるって、本当に多かったですもんね。ライアーゲーム、インシテミル、青鬼、王様ゲーム、カイジ、などなど。ライアーゲームの時は目新しかったのに、その後、何作も作られて、またですかぁ~って思ったものです。でも、今回、ちょっと、最後が違うんです。ハッキリ言って、普通は、この作品みたいになるのが当たり前なんだけどね。イマドキ、金持ちが集まって、人を監禁して、ギャンブルをするなんて、日本では考えられません。(笑)


ドクムシ

出演者の方々が、目新しい方ばかりだったのですが、武田さんは知ってましたね。他の方々は、結構、仮面ライダー系とか、ウルトラマン系とか、これから出てくる方々みたいでしたね。楽しめました。

ちょっと、グロい部分もあり、スプラッター系がダメダメな方は、辞めた方が良いかな。私は、全然、楽しめましたけどね。まぁ、臓物とかも、生々しく無かったので、それほどショックは受けないかと思います。他のシーンでも、そんなに残酷だなぁ~とは感じなかったので、大丈夫かな。

ドクムシ

なんか、レイジという主人公、頭が良いんだか、悪いんだか、良く分からないんですよね。これ、1人でも、頭の良い人間が居て、統率していれば、何て事無い事だったんだけど、どーも、変態ばかりで、良くこれだけ変態が集まったもんだって言うくらい、珍しい集団になっていたので、こんな事件というか、出来事が起こっちゃったのかなって思いました。ま、「ドクムシ」って言うくらいだから仕方ないか。

少女のミチカちゃんなんだけど、もう少し、活かせるキャラクターだったんじゃないかな。彼女、すんごい秘密を持っていて、それを全く利用する事無く、死んでしまうので、勿体無いなぁ~って思っちゃいました。この設定、もっと使えるよね。以前、ホラー映画で、同じような設定があって、それが結構、恐かったので、このキャラ、もっと使って欲しかった。ホラー映画の名前は、ここで言うと、秘密が解ってしまうので、ナイショです。

ドクムシ

私は、この映画、まぁ、お薦めしても良いかなと思います。ハッキリ言うと、あまり面白い!と言えるほどでは無いのですが、でも、工夫は見られたし、このラストが、私は気に行ったので、お薦めに入れたいと思います。ぜひ、観に行ってみて下さい。
ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ




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