【舞台】「いのうえ歌舞伎<黒>乱鶯(みだれうぐいす)」カッコいい時代劇を堪能出来る新感線歌舞伎。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
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舞台「いのうえ歌舞伎<黒>乱鶯」を観てきました。


ストーリーは、


鶯の十三郎は盗賊の頭ながら、人を殺めず、盗られて困る者からは決して盗まないことで、その名を知られていた。しかし悪事を企む北町奉行所の与力、黒部源四郎の差し金もあり、子分に裏切られて一味は皆殺しの目に遭ってしまう。
十三郎自身も瀕死の傷を負うが、その命を救ったのが幕府目付の小橋貞右衛門と、居酒屋鶴田屋を営む勘助、お加代、夫婦だった。


乱鶯

それから七年。
勘助を病で亡くした後、ひとりになったお加代を助けて十三郎は板前の源三郎と名乗り鶴田屋を繁盛させていた。そこに現れたのが火縄の砂吉という盗賊を追っているという御先手組組頭の小橋勝之助。

勝之助が自分の命の恩人・貞右衛門の息子であることを知った十三郎は、彼に手柄を立てさせようと、砂吉が大店で押し込み強盗を企てている情報をつかみ、男まさりの女将のお幸や女中のおりつが働く大店の呉服屋・丹下屋にみづから潜入することを思いつく……。


というお話です。


乱鶯

劇団新感線の新作<いのうえ歌舞伎>です。 楽しみにしていました。
今回は、”ブラック”とのことで、おふざけが抑え気味だったかしら。真面目か!って感じがありましたね。古田さんは脱いで無かったし、じゅんさんのお尻も無かったし、聖子さんの変顔もなかったし、ビターブラックという雰囲気でした。

盗賊の十三郎は、盗賊ながらも人を殺さず、金持ちからしか盗まないという、正義感の強い男であり、ま、良く言うダークヒーローなのですが、冒頭で、北町奉行所にやられてしまいます。ボロボロになった彼を、幕府目付の小橋が助けて、浅草寺裏の居酒屋鶴田屋に運び入れて、そこで介抱して貰います。


この鶴田屋の主人・勘助が粟根さんで、妻が稲森さんなんです。強烈な夫婦でしょ。(笑) で、小橋に説教されて、十三郎は改心し、名前も源三郎と変えて、鶴田屋の料理人として働き始めます。それから7年経って、また、事件は起こります。既に、鶴田屋の勘助は病気で亡くなっていて、妻のお加代と源三郎で店の切り盛りをしています。


乱鶯

そこへ、源三郎を助けてくれた小橋の息子が、やって来て、今、巷を騒がしている押し込み強盗が、あまりにも汚い仕事をするので捕まえたいと息巻いているんです。その強盗、強盗に入ったら、皆殺しにして全てを奪うらしく、源三郎も、あまり良く思ってはいませんでした。

そんな時に、源三郎に近づく影があり、何者だと聞くと、火縄の砂吉と名乗ります。源三郎が十三郎だと言う事に気が付き、仕事を手伝って欲しいと頼んできたのです。砂吉を利用して、酷い押し込み強盗団を小橋の息子・貞右衛門に捕まえさせて、小橋への恩返しをしようと思った源三郎は、砂吉の頼みを聞いて、強盗の手助けをする振りを始めます。


乱鶯

次の強盗先は呉服屋の丹下屋で、そこに料理番として入り込んだ源三郎は、丹下屋の人々を助けようとするのですが・・・。となって行きます。

話としては、ハッキリ言って、どこかで聞いたことがあるような話だなとは思うのですが、そこは、やっぱり劇団新感線、一筋縄ではいきません。カッコ良くて、憎たらしくて、可愛かったり、存分に楽しめる要素がいっぱいあって、エンタテインメントって、こういうもんだって思わせてくれる内容でした。


だけど、なんだろう、やっぱり、”BLACK”だったからなのか、いつもの新感線のバカさかげんが無くて、ちょっと寂しかったかなと思いました。私は、やっぱり、古田さんの裸が見たいし、じゅんさんのお尻が見たいし、聖子さんの変顔が見たいのよ。メタルロックが聞きたいのよ。きっと、純粋な歌舞伎とか、古典的なお芝居が好きな方は、きっと、このブラックが気に入ると思うんですけどね。

乱鶯

私は、この舞台、まぁ、お薦めしたいと思います。やっぱり、舞台は凄いし、迫力もあるし、なんたって、役者さんたちが上手いので、存分に満足出来る舞台だと思います。但し、いつもの新感線のノリを思って行ってしまうと、ちょっと”マジメかぁ~!”っていう感じに思うかも知れません。ぜひ、観に行ってみて下さい。

ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ




「いのうえ歌舞伎<黒>乱鶯」    http://www.midareuguisu.com/index.html



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