「更年奇的な彼女」の試写会に行ってきました。
ストーリーは、
女子大生のチー・ジアは同棲中の恋人にサプライズでプロポーズを計画し、ウェディングドレス姿で卒業式に出席するが、公衆の面前で結婚を断られてしまう。そのトラウマを引きずったまま26歳になった彼女は、医者から早めの更年期だと診断される。ある日、ひょんなことから大学時代の冴えない同級生ユアンと再会したチー・ジアは、帰る場所がないというユアンを家に連れて帰り、そのまま同居することに。やがて、大好きな元恋人が結婚すると知ったチー・ジアは、略奪婚をするべく元恋人の結婚式に乗り込むことを決意する。
というお話です。
大学一のイケメン美女カップルと言われたリウ・チョンとチー・ジア。チー・ジアは、卒業と同時に結婚を望んでいて、リウに内緒で、卒業式にウエディングドレスを着て行き、リウにプロポーズをします。ずっと付き合っていたし、リウも同じ気持ちだと思っていたチー・ジアですが、リウは、そのプロポーズを断ります。彼は、北京に出て就職し、未来を決めたいと思っていたからです。チー・ジアは、そのまま故郷に残り、暮らして行くつもりでした。
卒業式でプロポーズを断られたチー・ジアは、あまりのショックに落ち込み、そのまま4年の歳月が流れて、身体の変調を感じて、病院へ行ってみると、26歳にして、若年性更年期障害だと診断されてしまいます。プロポーズのショックを引きずり、大きなストレスを抱えたまま過ごしてきた彼女は、そのストレスのせいで、更年期障害になってしまったのでした。
あまりのショックに、我を忘れていたチー・ジアの前に、大学時代の同級生ユアンが現れます。何故か、帰る場所が無いというユアンを、自分の家に連れて帰り、同居を始めます。チー・ジアの友人リン・シューアルは猛反対をするのですが、連れ帰ってしまったものは仕方が無い。卒業式の出来事を知るユアンは、更年期のチー・ジアを心配し、そのトラウマを取り除き、更年期を回復させるべく、色々な健康法などを試し始めます。
そんな事を続ける中、ある日、リウから手紙が届きます。それは結婚式の招待状。またも、ショックを受けるチー・ジアでしたが、リンとユアンが、結婚式を上げる前に、彼を奪ってしまえば良いとチー・ジアを焚き付け、3人で北京へ向かいます。そして、リウの結婚式場へ、ウエディングドレスを着て、駆けつけます。そして、リウの前に顔を隠して現れるのですが・・・。後は、映画を観て下さいね。
うーん、面白いのですが、やはり、以前のシリーズの勢いは減っているかなぁ。「猟奇的な彼女」が、やっぱり衝撃的で面白かったけど、今回は、ちょっと物足りなさを感じました。まぁ、ハッキリ言って、吹替えが下手だと言う事もあるんだと思うけど、いつも言う事なのですが、なんで声優さんでは無くて、経験の無い女優さんとかにやらせるのかしら。違和感があり過ぎて、とっても不快でした。これは、ダメだよなぁ。
話としては、大勢の前で男に振られたストレスで更年期障害になってしまった若い女性が、回復していくストーリーなのですが、まぁ、ちょっと良くあるあるって話かな。でもね、大学の卒業式にウエディングドレスを着て、プロポーズに行くっていうシチュエーションって、凄く無いですか?驚きました。いやいや、やっぱり、それはサプライズはダメでしょ。相談しておこうよ。

私、この男性の立場だったら、本当に辛かったと思うぞ。だって、これから新しい都会に出て行って、就職して、どうなるかわからないという状態なのに、その前に結婚しようと言われても、「うん」とは言えないでしょ。ただでさえ、自分の未来が不安なのに、彼女の面倒までは見れないよね。もし、先に相談して、2年くらい待ちますって言っていれば、問題無く、上手く行っていたと思うんだけど、これは無いよ。とっても男性が可哀想だと思いました。だって、あんなに大勢の前で女性を振ったら、その後、酷い男だとか噂になってしまうでしょ。それは可哀想だよねぇ。
恋愛は、自分の想いだけをぶつけるのではなく、ちゃんと相手の立場も考えて、それなりの思慮を尽くして進めて行かなくちゃ、上手く行くものも上手く行きません。いくら美しい自分に自信があっても、図々しくするのは、嫌われる元ですよ。気を付けようね。
そうそう、私が行った試写会に、吹替えをした藤原紀香さんがいらしていたのですが、うーん、その年齢で素足は辞めた方が良いと思います。強いスポットライトを当てていた為か、膝に年齢が出てしまっていて、年寄りだなぁというのが丸解りでした。あのね、ヒールを履いて反り立ちすると、膝が引っ込むから、年齢が高いと、スゴイ影が出るんです。膝の皮のたるみが解るのよ。皮が張っていれば良いのですが、さすがにそこまでは手入れしてないでしょ。せめてストッキングを履いていれば、影が隠せたのに、素足はダメでしょ。汚いです。美しい方なんですから、そこら辺の配慮をして欲しかった。残念です。
私は、この映画、もし、吹替え版で無ければ、お薦めしたいのですが、吹替えしか無いのかなぁ。出来れば、字幕版が良いと思われます。もし、無ければ、仕方ないので、吹替えでガマンしてください。ゴメンナサイ。でも、最初から吹替えは酷いですよと思っていれば、それ程、気にならないかも知れません。ぜひ、観に行ってみて下さい。
ぜひ、楽しんできてくださいね。
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