「エスコバル 楽園の掟」他人にはヒーローでも自分にはヒールかも知れない。善と悪は底知れない。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
スミマセンが、ペタの受付を一時中断しています。ごめんなさい。

「エスコバル 楽園の掟」を観てきました。


ストーリーは、

コロンビアを訪れたカナダ人青年ニックがコロンビア人女性のマリアと恋に落ちた。マリアが敬愛する叔父のパブロ・エスコバルは、国会議員として慈善事業に携わり、多くの人からの支持を集める一方で、コロンビア最大の麻薬カルテルのボスというもう一つの顔があった。マリアが連れてきた恋人のニックをエスコバルはあたたかくファミリーへと迎え入れる。それはニックにとって後戻りすることができない裏の世界の入り口を意味していた。

というお話です。


エスコバル

カナダ人のニックは、兄がコロンビアの海辺で”海の家”のような仕事をしながら暮らしたいというので、一緒に来て、自分はサーフィンを教えようとしていました。良い海辺を探し、そこの権利を調べたら、問題の無い土地だと分かり、自分たちで家を建てて、暮らし始めます。

ニックは、買い物途中で出会ったマリアという女性が気になり始め、付き合う事になります。マリアは、叔父であるパブロ・エスコバルの慈善事業を手伝っていて、今回は、病院の建設の応援で、この海辺に来ていたのでした。マリアの叔父・エスコバルは、国会議員であり、多くの人からの支持を集めながら、一方では、コロンビアの麻薬カルテルのボスでもあるんです。

エスコバル

最初は、マリアにエスコバルを紹介され、コロンビアでの仕事まで貰って、国会議員であり人望もあるし、その上、慈善事業までやっているエスコバルを尊敬するほどだったのですが、本当のエスコバルの顔を知らなかったんです。段々と色々な彼らの仕事を目にする事になり、ニックたちが、コロンビアの海辺で脅された男たちまでも、エスコバルによって、始末されてしまいます。ニックたちの為だったのでしょうが、これはヤバい人たちだと思い始めます。しかし、マリアの事は愛しているし、今、中途半端に抜けると言ったら、今度は何をされるか分かりません。

エスコバル

これは慎重に行動しないとと思ったところに、エスコバルが国との取引により、刑務所に収監されることが決まり、エスコバルが、今までの自分の組織が溜めてきた資金を隠す為に、ある作戦を決行します。この作戦に、ニックも引き入れられ、とうとう、人殺しも知ろと言われてしまいます。

今、ここから逃げたら、確実に殺されてしまうので、、エスコバルの資金隠しを手伝う事になり、手伝いの男と一緒に、ある場所まで財産を隠しに行くのですが・・・。後は、映画を観て下さいね。

エスコバル

これ、思っていたよりも面白いと思いました。もっと、ハードなバイオレンスフィクション的なモノかと思ったら、実在の人物を描いているし、その仲間に落ちて行ってしまう男ニックの役を、ハンガーゲームのピータが演じていました。ジョシュ・ハッチャーソンさんって、子役からやっていたので、何となく馴染みのある顔で、今、こんなすごい役をやるようになったんだと、驚いてしまいます。カッコ良かったですよ。

エスコバル

それにしても、このエスコバルという人物が、実在する人だというのに驚きです。こんな事、平気でやってたんですかね。今もやっているのかな。だって、刑務所の中からだって、簡単に支持が出来るみたいだもんね。恐ろしい事です。でも、一見、恐ろしそうに見えるけど、地元の人にとっては、目を付けられなければ、良い人なのかも知れませんね。だって、国よりもお金を稼いで、人々の落としてくれる訳だし、慈善事業だってやってくれるし、上手く関係が築ければ、とっても良い人になるんだと思うんです。

日本だって、原発は悪魔のような言われ方をするけど、でも、それがあるからこそ、生活が成り立っていた人だって居た訳で、それがあるからこそ、その地域の人は、税金が安くなったり、優遇措置があったりしたんでしょ。私、思うんだけど、その地域の人が喜んでいるなら、外部の人間がワイワイいうべきじゃないと思うんだけどな。そんなにイヤなら、自分が、日本から出て行けば良い。その地域から出て行けば良いんです。

エスコバル

このコロンビアだって、麻薬を売るから国が成り立っている訳でしょ。他の名産品があれば良いけど、無いんでしょ。それだったら、エスコバルと言う人みたいなのが出てきても仕方ないわよね。誰かが、国を成り立たせるために、何かをしなければならない。それが、違法であろうがなかろうが、関係無い。生きていかなければならないんだから。

まぁ、でも、人殺しをし過ぎです。それは、やり過ぎだからね~!もう少し、配慮のある人なら、もっと上手くいったんじゃないかなぁ。性格が激しすぎるんです。もっと、精神安定剤を服用して、ゆっくり考える時間を持った方が良いよねぇ。まぁ、この人達は、無理なのかな。(笑)

エスコバル

ベニチオ・デル・トロさんが演じるエスコバル、すごい強烈でした。でも、本物は、もっと凄かったのかも知れません。映画としては、とても楽しめる映画でした。良く出来ていたと思います。

なので、私は、ぜひ、お薦めしたいと思います。恐いギャングの映画ではあるのですが、実在の人物ということと、話が良く出来ていると思うので、楽しめると思います。ぜひ、観に行ってみて下さい。
ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ





エスコバル/楽園の掟@ぴあ映画生活


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