「幸せをつかむ歌」親の離婚や再婚があっても、子供にとっての両親は変わらないと思う。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
スミマセンが、ペタの受付を一時中断しています。ごめんなさい。

「幸せをつかむ歌」を観てきました。


ストーリーは、

ロックスターの夢を追うために家庭を捨てた女性が、娘の離婚をきっかけに家族との絆を取り戻そうとする姿を描いたヒューマンドラマ。かつて夫や子どもたちを捨て、ロック歌手になる夢をかなえたリッキー。54歳になった現在は、落ち目になったバンドを率いて小さなライブハウスで歌う日々を送っていた。そんなある日、元夫から電話が入り、娘ジュリーが離婚して落ち込んでいることを知らされる。20年ぶりに家族のもとを訪れたリッキーは、傷ついた娘を励まそうと奮闘するが……。

というお話です。


幸せをつかむ歌

ロサンゼルスの小さな街のライブハウスで歌を歌っているリッキー。彼女は、若い頃に結婚し、子供を3人もうけたのですが、どうしてもロック歌手になる夢が忘れられずに、家族を捨てて、ロック歌手をはじめたのでした。54歳になる今まで、あまり元家族とは関わらず、夜はライブハウス、昼はスーパーのレジ係をやっています。

幸せをつかむ歌

ある日、インディアナの元夫から連絡があり、娘のジュリーが、離婚をして、自殺未遂をしたと言うんです。驚いたリッキーは、直ぐに娘の元へ駆けつけるのですが、ジュリーは、母親をあまり良く思って無くて、部屋に閉じこもって、出てきません。食事もせず、お風呂にも入らず、リッキーは、心配して話しかけます。

元夫がホテルに送ると言うと、リッキーはインディアナに来るまでのお金で精一杯で、ホテルに泊まるお金は無いから、泊めて欲しいと元夫に頼みます。丁度、今の妻が不在なので、客間を使って良いと言われ、喜んだリッキーは、元夫の家に宿泊し始めます。元夫は、とてもお金持ちであり、豪邸に住んでいるんです。

幸せをつかむ歌

次の日、ジュリーを説き伏せて、お風呂に入れて、外出して、気分転換をさせるリッキー。ジュリーは、随分、気持ちが紛れて、少し、離婚の傷も癒えてきます。しかし、まだまだ、ジュリーの元夫への憎しみは消えておらず、街中で元夫を見つけ、危害を加えそうになり、リッキーと元夫で、必死に止めるのですが、あまりにも酷い男なので、リッキーが酷い言葉を浴びせて帰ってきます。ヤッター!と気持ち良くなった所で、家に帰ります。


しばらくして、子供たち3人を交えて、食事会をする事になり、レストランで家族全員で会うのですが、息子たちは、リッキーを良く思ってはいません。次男は、自分の婚約者を連れてくるのですが、あまりリッキーを結婚式に招待したく無さそうな雰囲気が漂っていて、リッキーは、引いてしまいます。


幸せをつかむ歌

そして、次の朝、起きて、キッチンへ行くと、元夫の今の妻が帰って来ていて、食事の用意をしています。リッキーを歓迎してくれるのですが、しばらくして、リッキーに、「私が帰ってきたので、子供の面倒は私が見ます。子供たちを育てたのは私です。」と言われてしまいます。確かにそうなので、何も言い返せず、リッキーは、ロサンゼルスに帰る事になります。


それからしばらくして、次男の結婚式の招待状が届くのですが・・・。後は、映画を観て下さいね。


両親が離婚してしまうと、どうしても子供たちが犠牲になって、苦しむ事になってしまいますよね。でも、両親がずーっといがみ合っている姿を見て育つよりかは、まだ良いのかなと私は思っているのですが、本当の所、どうなんでしょう。これは、答えの出ない問題かも知れませんが、難しいですよね。


幸せをつかむ歌

リッキーは、自分の夢をしたいが為に、家を出るのですが、確かに、若い頃に子供たちを産んで、やりたい事が捨てられなかったら、こうなってしまうのも仕方ないのかな。私の母親も、私を産んでから、やりたい事をやる為に、私を祖父母の家に預けたりしていて、私も、子供の頃は、母親を恨んだけど、今考えると、それって、当たり前よね。やりたい事があって、お金もあって、預かってくれる人がいれば、やりたい事をやるべきですよ。後から、子供のせいで何も出来なかったと後悔するくらいなら、やった方が良い。子供だって、私のせいでお母さんが犠牲になったなんて苦しむくらいなら、子供の頃に辛くても預けられた方が良いですよ。


幸せをつかむ歌

それにしても、リッキーのロック歌手って、ちょっと笑ってしまいました。なんか、他の職業とかなら、何となく理解出来るけど、ロック歌手って、面白いですね。50歳過ぎてもロックが歌える女性って、カッコ良かったです。もう少し、売れていたら良かったのにね。でも、リッキーのバンドは、スゴイ人が揃ってましたよぉ。リック・スプリングフィールドや、往年の有名どころが多かったようです。キーボードのバーニー・ウォーレルは末期ガンでありながら出演をしていて、ベースのリック・ローサスは撮影後に亡くなったそうです。映画のラストに、リックに捧ぐと出ていました。私は、あまり詳しく無いのですが、有名な方達だったんですね。ビックリです。

幸せをつかむ歌

私は、この映画、まぁ、お薦めしても良いかなと思います。邦題が、ちょっと内容に合わない感じはしたけどね。「幸せをつかむ歌」って言うと、どーも、大人しくて良い歌みたいに思うけど、ロック歌手ですからね。全く幸せな歌って感じではありませんが、まぁ、内容は良かったので、良いとしましょう。ちょっと大人しい映画ですが、単館系の映画が好きな方には、喜んでいただけるような気がしました。ぜひ、観に行ってみて下さい。
ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ




幸せをつかむ歌@ぴあ映画生活


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