「女が眠る時」を観てきました。
ストーリーは、
一週間の休暇で妻とともに郊外のリゾートホテルを訪れた作家の清水健二。妻とは倦怠期を迎え、作家としてもスランプに陥り就職が決まっていた健二は、ホテルで無気力な時間をすごしていた。そんな健二が目を奪われたのが、初老の男・佐原と若く美しい女・美樹のカップルだった。プールサイドで異様な存在感を放つ佐原と美樹。それ以来、ホテル内で佐原たちを見かけるたびに、健二は2人の後をつけ、佐原の部屋をのぞき見るようになっていくが……。
というお話です。
休暇ということで、妻の友人が勤めるリゾートホテルに滞在している清水健二と妻。休暇と言いながら、夫は小説家なので執筆活動をしているし、妻は編集者なので自分の担当の小説家の家に原稿の催促をする為に出かけてしまう。休暇で、夫婦のコミュニケーションを取ろうなどという気持ちは無く、夫婦は倦怠期を迎えていました。
作家の健二は、前作から長い間、書いていなくて、自分には小説家の才能が無いと思い、就職を決めていました。なので、ホテルで書こうとしながらも、無気力にぼんやりと、ホテルライフを楽しんでいました。そんな健二の前に、初老の男・佐原と若い女性・美樹のカップルが現れます。あまりにもアンバランスな2人に興味を持った健二は、彼らの様子を伺うようになります。
親子というには親密で、恋人というには年齢が離れすぎていて、その関係が解りません。知りたいと思い、色々探っていると、佐原に感づかれたのか、彼の方から声をかけてきました。会話をし、佐原が普通のオイサンである事を認識すればするほど、彼女との関係が不思議に思えてくる健二。
ある日、佐原に、彼らの部屋に案内されて、不思議なビデオを見せられます。それは、美樹の寝姿であり、ただ、寝ている姿をずーっと撮影しているものでした。それは不思議な光景で、やっぱり”変態!”というような考えが健二の頭の中を駆け巡ると共に、自分も、その魅力に惹きこまれて行くのを感じます。そして、佐原の部屋をベランダから覗いたりをしてしまいます。

数日後、佐原の部屋に警察が来ている事に気が付きます。何だろう、何かあったのかもと思っていると、佐原が、「美樹が消えてしまった。」と話します。そして・・・。後は、映画を観て下さいね。
ゴメンナサイ。この映画、私、良く解りませんでした。少しネタバレになっちゃうけど、もう、ほとんど公開が終わっているから良いですよね。もー、だって、解らないんですもん。
私が思うに、友人の娘と深い関係になってしまった男が、その娘を連れて、色々な場所を彷徨い、結局は、捨てられたって事で良いんですか?ただ、それだけ?で、それを見ていた健二は、妻との倦怠期もあり、佐原と美樹の関係にドキドキして、憧れて、それを小説にして成功しちゃったって感じかしら。そこに、モヤモヤとした感情があるのは解りますが、だからって何なの?としか思えず、全く理解が出来ませんでした。
だから、感想、書けません。とりあえず、ほにゃほにゃと書いてみますが、私の感想はダメダメだと思います。
まず、健二と妻の関係なんですが、健二は妻が作家と浮気をしていると疑っていて、なんだか、酷いんですよ。被害妄想っていうか、そんなに疑っているなら、ハッキリ、浮気してんじゃないのって言えば良いのに、ぐじぐじと文句を言ったりして、もー、典型的なウザい夫って感じでした。私、自分の夫にこんな事されたら、大喧嘩ですよ。もう、直ぐに別れてやるって騒ぐと思うな。
で、佐原の行動を変だと思いながらも、羨ましく思っていたんじゃないかと思うのですが、男って、なんでこんな独占欲というか、しまっておきたいみたいな、しまっちゃうオジサン的な考え方をしてしまうのかしら。女は、あんたたちのモノじゃないし、特に私のような人間は、束縛されると息苦しくて死にそうになるんですよ。束縛とか辞めてね。もう、回遊魚タイプの女は、死んでしまうから。
そんな内容でしたが、本当は、もっと深いことを訴えていたのかも知れません。私は、理解が出来ていないので、この映画、お薦めは出来ませんが、もしかして、理解している人は、お薦めしているのかも知れません。本当は、もっと違う理解の仕方で、とても面白いのかもと思います。ゴメンナサイ。気になったら、観てみて下さい。
ぜひ、楽しんできてくださいね。
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