「クーパー家の晩餐会」家族と言っても、それぞれに悩みも苦しみもあり、分かり合えるとは限らない。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
スミマセンが、ペタの受付を一時中断しています。ごめんなさい。

「クーパー家の晩餐会」の試写会に連れて行って貰いました。


ストーリーは、

4世代11人のクーパー一族が集まるクリスマスイブ。夫との離婚が決まっていたシャーロットは、一家全員の最後の団欒となるその夜を完璧な晩餐会にしようと決心していた。しかし、不倫をごまかすため空港で出会ったばかりの男を恋人として同伴する娘、失業したことを言い出せない息子、クリスマスプレゼントを万引きして逮捕されてしまう叔母など、一族の多くが秘密を抱えていた。クリスマスディナーは予期せぬハプニングが連続し、それぞれの嘘が次々とばれていく。

というお話です。


クーパー家

クリスマスイブは、一族揃って迎えようという決めごとをしているクーパー家。クーパー家のサムとシャーロットは、みんなを迎える立場なのに、このイベントが終わったら離婚する事を決めていました。サムとシャーロットは、若い頃、新婚旅行でアフリカに行こうと言っていたのですが、経済的な事もあり、先送りにしてきたんです。やっと余裕も出来て、時間も出来たので、旅行に行こうというサムに、シャーロットは行きたくないと言い、それが大きくなって離婚になってしまったんです。


長男のハンクは離婚し、子供たちは2人の間を行き来しています。クリスマスイブだけは、離婚した元妻もつれて、実家に帰る予定にしているのですが、長男はリストラに合い、子供たちのクリスマスプレゼントを買うお金もありません。しかし、元妻に話すことも出来ず、悩んでいます。


クーパー家

長女のエレノアは、キャリアを積み、作家・脚本家をしています。イイ年をして結婚せず、恋人も居ないので、イブに実家に1人で帰って、母親に哀れみの目を向けられるのを一番嫌がっています。空港で出会った兵士の男性と気が合い、彼に、一時の恋人を演じて欲しいと頼みます。


シャーロットの妹のエマは、今も一人身で、幸せな姉にプレゼントを買うのを嫌がっています。別に、お金が無い訳では無く、その幸せを与えあうのが気分が悪いんです。そんなエマは、どうしてもプレゼントを買う気になれず、つい、万引きをしてしまいます。それを見ていた店員に捕まり、警察に突き出されて、警察に連行されてしまいます。警察署に連行される道すがら、警官と過去の話をしていて、自分の気が付いていなかった事に気が付き始めます。


クーパー家

シャーロットの父・バッキー。彼は元教師で、妻を亡くしてから、一人、5年間も町のダイナーに通っています。そこのウェイトレスのルビーとの会話が楽しみだったからです。まだ若いルビーは、人生に行き詰まっていて、彼女をもっと自由に生きさせてあげたいと、人生の喜びを教えたいと思っていたのですが・・・。

こんなバラバラな家族が、クリスマスイブに集まって、無事に終える事が出来るのか。後は、映画を観て下さいね。


クーパー家

この映画、キャストが凄く豪華なのですが、話がバラバラしていて、とても解りにくいと思いました。解説を読んでから観るのなら良いのですが、何の知識も無く、この映画を観ると、その場面の移り変わりに付いて行けないんです。この人って何なの?っていう感じで、突然、新しい家族の生活を映し始めるので、何が何だか分からず、話を最後まで観ていると、段々と、家族構成が解って来る感じかしら。とても解りにくいと思いました。


クーパー家

クリスマスイブに、一族で集まるというのは、海外では、良くある事のようですが、日本では、あまり無いですよね。日本でいう正月のような感じなのかしら。そんなにイヤなら、参加したくないと言えば良いのに。家族なら、言えるでしょ。まぁ、言えないような家族だから、行きたくないんだろうけどね。


まず、旅行に行く行かないで、離婚に発展するって、凄い話だなぁと思いました。シャーロットも、旅行くらい一緒に行ってあげれば良いのに。簡単じゃないですか。それを強情に行きたくないと言うんだから、まぁ、積もり積もった事が沢山あるんでしょう。なんだか、とても子供のようだなと思ってしまいました。


クーパー家

他の子供たちも、妹も、これと言って、大した理由でも無く、うだうだしているなぁとしか思えず、あまり感情移入出来ませんでした。一番イイ雰囲気だったのは、長男・ハンクの息子に彼女が出来るのですが、それが上手く行くように、次男が、必死で助けてあげようと動くのにマヌケな事をしちゃうってところかな。ハンクの子供たちは可愛かったです。


クーパー家の犬がナレーターをしているのですが、これも、イマイチ、解りにくく、大体、犬が説明とかする映画って、失敗するんですよねぇ。うーん、ダメでしたね。もう少し、家族関係の相関図を解り易く説明する手立てを考えて欲しかった。例えば、画面上に、一度、楽しい相関図的なものを映してしまうとかすれば、問題無く、誰もが理解出来て、説明も必要が無かったと思うんだけど。まぁ、仕方ないです。


クーパー家

私は、この映画、まぁ、お薦めしても良いかなと思います。キャストが素晴らしいので、それを観に行くだけでも、良いと思うからです。でも、ストーリーを、あまり重要視しないでください。こんがらがりますから。最初は、解らなくても良いから、ずーっと流して観てしまってください。そして、こんな人物が居るんだなと思っていれば、その内、自分の頭の中に、相関図が作れますので、それまで、イライラしても待っていてね。ぜひ、観に行ってみて下さい。
ぜひ、楽しんできてくださいね。





クーパー家の晩餐会@ぴあ映画生活