「ザ・ウォーク」3Dを観てきました。
ストーリーは、
1974年8月7日、当時世界一の高さを誇ったワールドトレードセンター。フランス人の大道芸人フィリップ・プティは、地上から高さ411メートル、110階の最上階で、そびえたつツインタワー間をワイヤーロープ1本でつなぎ、命綱なしの空中かっ歩に挑む。
というお話です。
フィリップ・プティは、大道芸人であり、綱渡りが得意。色々なところで綱渡りを披露していて、たまに、そんな場所でというようなところで、綱渡りをする事があり、何度も注意されていました。それでも辞める事は無く、いつも、綱渡りが出来る場所を探しては、楽しんでいました。
ある日、歯医者に行き、順番を待っていると、ある雑誌に目が留まります。ニューヨークにある、今建設中のワールドトレードセンターの写真が載っていたんです。それに目を奪われたフィリップは、この2棟の間を渡りたいと思います。
それから、フィリップは、ニューヨークへ渡り、ワールドトレードセンターが、完全に出来上がって、開業してしまう前に渡る為、綿密な計画を練り始めます。作業員や建築家、荷物運搬員など、色々な人間に変装して、ワールドトレードセンターを、隅から隅まで、調べ尽くします。
ワイヤの強さや長さ、道具の運搬方法、綱を渡す手順など、全てを完璧に揃えて、決行の日を向かえます。そして、準備に取り掛かるのですが、お決まりの通り、思いもかけない事が起こり、何度も見つかりそうなところを、何とか交わして、無事にワイヤーを繋いで、さぁ、渡ろうとするのですが・・・。後は、映画を観て下さいね。
この映画、話自体は、ハッキリ言って、綱渡りを計画して、やるまでの話だから、そんなにすごく面白いとかっていう訳では無いんです。でもね、これは、映像があまりにも素晴らしい!もう、高所恐怖症の人は、見てはいけませんって感じでした。特に3DやIMAXでは、観ちゃダメです。落ちそうな感覚で、足の裏がムズムズしますもん。
だから、感想を書くと言っても、内容に関しては、ほとんどありません。だって、ワールドトレードセンターに、勝手にワイヤーを張って、命綱無しで渡るなんて、犯罪なんですから。確かに、凄い挑戦だとは思いますよ。成功したのは素晴らしいと思います。でもね、犯罪だからね。その根性と技術は称えられても良いかも知れないけど、行動は、称えちゃダメですから。
まぁ、ねぇ、成功したから、誰も、何も言わなかったけど、失敗してたら、どうなってたんだろう。あの高さだから、下に落ちた時は、ミンチになっていたでしょうね。形は留めて無いでしょう。そうだなぁ、新幹線に飛び込み自殺をした人みたいに、霧のように飛び散ってしまっていたかもね。下の人、迷惑じゃん。
という事なんですが、行動は褒められないけど、この映画の映像は、褒めちぎっちゃいます。だって、凄いんですよ。あの、上から下を覗いた時の映像って、もう、キャ~!って感じなの。私、スカイツリーは、まだ行ったこと無いけど、展望台の床が透明になっている場所に立っている感じで、まして、動いていくから、そこから飛び出して、空を飛んでいる感じかしら。あれは、凄かったなぁ。
この映画は、3Dか、3DIMAXで観なければ、あまり意味が無いと思いました。その映像を楽しむ映画なので、もし、その映像で観るならば、超!お薦めしたいと思います。でも、もし、通常版で観るのでしたら、あまりお勧めとは言えません。何故なら、あの凄い映像は感じられず、内容は、それほど面白いとは言えないからです。主役のジョセフさんは、カッコいいんですけどね。ぜひ、3Dか、または3DIMAXで観る事をお勧めいたします。
ぜひ、楽しんできてくださいね。
・ザ・ウォーク@ぴあ映画生活