未体験ゾーンの映画たち「ライアー・ハウス」を観てきました。
ストーリーは、
テキサスの田舎町で暮らすローナは、夫デイルが銀行強盗で手にした現金10万ドルを奪うため、自宅で彼を縛り上げて金の隠し場所を聞き出そうとする。親友タイニーも呼び出してデイルに銃を突きつけるローナだったが、誤ってデイルを射殺してしまう。金の行方はわからないまま、死体の処理に悪戦苦闘する2人。さらに運の悪いことに、警官まで訪ねてきてしまう。絶体絶命の状況に追い込まれた2人は、ある考えを思いつく。
というお話です。
ローナは、親友のタイニーを自宅に呼び出した。実は、夫のデイルが、銀行強盗をして手に入れた10万ドルを持っているハズだと言うんです。デイルは、銀行強盗のニュースがあった日から不審な動きをしていて、靴底には赤土が付いている。赤土は銀行のある町にしか無いはず。仕事で行くような場所では無いので、銀行強盗は夫のデイルだと言うんです。
デイルを椅子に縛り付け、拳銃を突きつけて、10万ドルの在りかを聞くのですが、何処までもシラを切り続け分かりません。ヒスを起こしたローナは、怒りをぶちまけた瞬間に、つい拳銃を撃ってしまいます。10万ドルの在りかを聞かない内にデイルを殺してしまい、どうしようとタイニーに相談し、仕方なく、デイルを解体して始末してしまう事にします。

きっと家のどこかにあるはずと探していると、今度は、何故かローナが浮気調査を頼んだ探偵がやって来て、ローナを脅します。ローナは、デイルが浮気をしていると思い、探偵に調査を依頼していたのですが、デイルに張り付いていた探偵は、デイルが強盗をしたと確信していたのです。10万ドルの在りかを言えとローナとタイニーに迫る探偵でしたが、ローナとタイニーの反撃に合い、またも死んでしまいます。
またも死体が増えてしまい、悩む2人でしたが、やっぱり始末しなくちゃと言う事で、解体して、焼いたりしちゃうことに。そして、ローナは、タイニーに、衝撃の打ち明け話をします。実は、私、知っているのよ・・・。後は、映画を観て下さいね。
この映画、とっても楽しめました。最初は、夫婦のケンカかぁと思って、観るのを辞めようかと思っていたのですが、時間があったので、観てみたら、超、笑ってしまって、面白かったです。展開がジェットコースター並みなんですよ。ええ~!って、何度も驚いて、最後の最後で、大笑いしてしまうって話です。いやぁ、こんなところが繋がっていたとはって感じでした。
ローナという女性が、最初は、只の強欲な女に見えるんだけど、浮気調査とか言っている所を見ると、デイルを愛していたのかなって感じで、夫を愛する弱い女性なのかと思いきや、あれ?あれ?と言っている間に、凄い展開で、悪魔のような女性の顔になるんです。面白かったなぁ。私も、この映画の中に入れるなら、絶対にローナ役になりたいわ。面白そうだもん。絶対に、楽しんでやっているとしか思えない。(笑)
親友のタイニーを呼んで、彼女に頼っているような部分もあるように見えるのに、実は、違うのよねぇ。女同士の友情も、すごい展開をします。そして、銀行強盗のことなんて知らなかった言ってたくせに、実は・・・。もう、どこまで嘘つきなんだっ!!みんな嘘つきなのよ。
もちろん、最初のデイルが一番嘘つきですよ。だって、ずーっと銀行強盗なんてやってないって言い張るんですもん。で、強盗をやったことを認めたんだけど、どーも、それも胡散臭いんです。デイルをバル・キルマーが演じているのですが、こういう情けない役、合ってますねぇ。いいわ、これ。股間を蹴り上げたくなる気持ち解るわ。事故で彼を撃ってしまうんですけど、本当はどうだったんでしょうね。(笑)私は、ワザとだろうと思っているんですけど。
私は、この映画、超!お薦めしたいと思います。これぞ、C級映画の醍醐味!面白いです。メチャクチャなんだけど、それなりに楽しめるし、実は、知っている顔が出ていたりして、うんうんって頷いてしまう映画でした。ぜひ、観に行ってみて下さい。
ぜひ、楽しんできてくださいね。
・ライアー・ハウス@ぴあ映画生活