未体験ゾーンの映画たち「監禁／レディ・ベンジェンス」を観てきました。
ストーリーは、
誘拐・監禁された女性イブ（ティナ・イヴレフ）は屈辱的な仕打ちに耐えながら、脱出の機会を待っていた。ある日、わずかな隙を見逃さず脱出に成功したイブは、自分のほかにも複数の女性が別の場所に監禁されていることに気付く。残りの女性たちも助け出すべきだと考えたイブは、彼女たちの居場所を突き止めようとするが……。
というお話です。
ある日、突然に拉致監禁されたイブ。長い間監禁され、ある日、チャンスをつかみ、世話をしている男を襲って監禁部屋から逃走し、逃げ出そうと家の外に出ると、そこは、とんでもなく郊外の家であり、車でしか逃げられない事が判り、仕方なく、自分が倒した男の元に戻ることにする。その前に、家の中でもしもの事に備えて武器を探していると、自分以外にも、何人も拉致監禁された女性が居ることに気が付きます。
イブは男を拘束し、自分以外に監禁されている女性を助ける為に、男に女性が監禁されている家まで案内させる事とします。拉致されている女性は、誰もがイブと同じように、無理やり拉致監禁されている女性ばかりではなく、監禁されている事に満足している女性がいたり、既に恐怖で精神異常を起こしている女性がいたりして、イブがどんなに助けようとしても、助けられないような女性も多く、イブも落ち込んだりしているのですが、それでも助けなければと、拉致されている女性を助け続けます。
ある倉庫に来て、拉致された女性が何人もストックされている場所を見つけ、彼女たちに聞いてみると、拉致された女性を、どこかから買いに来る男性が居て、一人づつ買われて行くことを聞き、怒りがどんどんＭＡＸに達して行きます。
この男、やっぱり許せね～ってことで、怒るイブでしたが・・・。後は、映画を観てくださいね。
この映画、面白くない訳では無いのですが、嫌～な感じでした。やっぱり、女性側から見ると、女性を拉致監禁するという発想自体が許せないので、こういう映画を観ると、気分が悪くなるんですよね。女性は、人形でも、おもちゃでも、無いんです。人間なんですよ。それを力が弱いからって、力づくで監禁するなんて、やっぱり、許せないし、そりゃ、復讐するでしょ。当たり前ですよ。私なら、もっと残酷な復讐をするだろうなぁ。まぁ、ラストに、イブがどうしたかは、解らないけどね。(笑)
でも、本当に、こんな風に、何も分からずに拉致されて監禁されてしまう事ってあるのかしら。警察も、どうしようもないのかなぁ。まぁ、今どきは、どんな場所にも監視カメラがあるから、簡単には出来ないだろうけどね。街中では無理ですよね。街道沿いでも無理か。すぐに車のナンバーなどで判っちゃうもんね。
一番ムカついたのは、イブの彼氏かな。何やってんの？イブを見つけて、助けてあげなくちゃダメでしょ。もう、男って、やっぱり本能の方が強いのかしら。でも、どんなに探しても見つからなくて、警察も協力してくれなくて、必死で探しても見つからなかったら、諦めてしまう気持ちもわからないでもないけどね。でも、最後まで探して欲しかった。残念です。
何度も言いますが、拉致監禁されて、その男性に従うしか無くても、女性は、その男を好きになることは無いと思います。無理やりに、自分の思い通りにしようなんて、マジで許せません。絶対に復讐してやる。倍返しなんてもんじゃない、10倍返しだっ！！
私は、この映画、まぁ、お薦めしても良いかな。ハッキリ言って、女性の目から観ると、気分が良いものではありません。でも、こんな事が起こったら、女性も黙ってはいないぞ、復讐するぞって言う内容なので、まぁ、良かったかなと思います。気分は悪いけど、でも、男は許せん！っていうメッセージがあるので、ぜひ、観てみてください。
ぜひ、楽しんできてくださいね。
・監禁／レディ・ベンジェンス＠ぴあ映画生活
未体験ゾーンの映画たち http://aoyama-theater.jp/feature/mitaiken2016