未体験ゾーンの映画たち「処刑女」を観てきました。
ストーリーは、
お似合いのカップルであるローリー(ダニエル・リリー)とヒュー(ブランドン・カイル・ピーターズ)は、週末に郊外の新居に移り住む。だが、二人の新しい門出に水を差すかのように、廃校にまつわるうわさが彼らの耳に届く。それは、以前大量殺人事件が起きたその場所に唯一生き残ったものの、精神に異常をきたした犠牲者が今も身を潜めているというもので……。
というお話です。
ヒューは、郊外の静かな家を購入する。恋人のローリーが、郊外の家を望んだからであり、これで、2人の仲も進展し、一緒に暮らす事が出来るのではと、2人とも上機嫌だったのですが、ヒューが、引っ越し当日の夜に、家でパーティーを開くと友人たちに話してしまい、引っ越しで疲れて休みたいローリーを怒らせてしまいます。しかし、既に友人たちは集まって来てしまい、断る事が出来ません。
早めに来た友人たちは、隣家も廃屋だと知り、パーティーまで探検する事にします。隣家は、元学校の寮だったようで、その昔、そこでは大量殺人事件が起きたらしいのです。そして唯一の生存者が居たらしいと家を紹介してくれた隣人は教えてくれました。そんな事は知らない友人たちは、隣家でやりたい放題をして、そのまま放置して、帰ってきます。そしてパーティーに突入!
郊外の家なので、どんなに騒いでも隣に文句を言われることも無いと判っているので、誰もがハメを外して、やりたい邦題です。そんな中、気になっていた男性と取られてしまった女性が、一人、隣家へ行き、ヨガらしきことをしながら、集中していると、後ろから、黒ずくめで白い面を付けた女が近づき、彼女を惨殺してしまいます。
白い面の女は、ヒューの家のパーティーに近づき、客を一人づつ、惨殺して行きます。そして・・・。後は、映画を観て下さいね。
うーん、これは、救われね~!!もー、しんどい映画でした。何処までも惨殺が続いて行くんです。もちろん、抵抗はするんですよ。誰もが戦おうとするのですが、何故か、白い面の女=処刑女は、超強いんですよ。だって、一振りで人間を内臓まで叩き切るんですよ。普通、女性の力じゃ、そんな一刀両断って難しいでしょ。まぁ、良く切れるように研いである刃物ならあり得るのかもしれないけど、普通の細い女性なら無理でしょ。見た感じ、筋肉質な女性では無かったし、なんだか恐かったです。
この映画、感想って、無いんですよねぇ。ただ、叩き切って行くだけなんですもん。面白く無い訳では無いけど、スプラッター映画が好きでない方は、絶対に観ない方が良いです。だって、酷かったもん。もう、オイオイって、私でも声をかけたくなるほど、残酷で無慈悲なんです。
だから、感想の書きようが無いのよ。ストーリーは無いも同然なんだから。これで、感想を沢山書ける人がいたら、聞いてみたいです。あ、でもね、酷過ぎるって事でも無いんですよ。一応、笑える要素も入れながら、美しい要素も入れながら、一応は、考えて作ってあると思うんです。
処刑女は、スタイルは良いですよ。ボンテージとは言わないけど、でも、それに近いようなピッタリしたスーツを来て、仮面をかぶっているから、パッと見は、カッコいいんです。で、最初は、もしかしたら、とっても人間的な美女が出てくるのかもなんて期待しちゃうのですが、それは大ハズレ。何の人間味も無い、酷い女でした。
私は、この映画、あまりお薦めとは言えないかな。何度も書きますが、スプラッター好きな方には良いかと思いますが、それ以外の方には、ちょっとダメでしょ。ストーリーは無いんですもん。最後の方に、何か、種明かしとか、謎解きとか、そう言う事があれば良かったんだけど、そういうのが無いんですもん。ちょっと、救われないよねぇ。やっぱり、ある程度は救われてくれないと、映画だからねぇ。(笑)でも、気になったら、ぜひ観てみて下さい。
ぜひ、楽しんできてくださいね。
・処刑女@ぴあ映画生活
未体験ゾーンの映画たち http://aoyama-theater.jp/feature/mitaiken2016