「劇場版 びったれ!!!」を観てきました。漫画原作で、TVドラマが先にやってたんですね。
ストーリーは、
狂犬の異名を持つヤクザだったものの、極道の世界から去った後に司法書士となった伊武努(田中圭)。この世を去った姉の娘かりん(岩崎未来)と穏やかな生活を送っていたものの、かりんが通う幼稚園のパパ友が不当解雇の危機に直面し、補助者・杉山(森カンナ)の実家が不正な取引によって退去を迫られているのを知る。義理と人情、そして法を武器に彼らを救おうとする努。しかし、その前に現れた弁護士・霧浦(山本耕史)と努の父親でもある伊武制覇(竹中直人)が繰り出すずる賢い戦略に苦戦を強いられる。
というお話です。
父親が極道の親分である伊武努。彼は、昔、狂犬と呼ばれるほど、強いヤクザであり、誰からも恐れられていたのですが、姉の死をきっかけに、極道から足を洗い、司法書士の資格を取って、司法書士として働き始めます。姉の娘のかりんを引取り、シングルファーザーとしての生活を始め、慣れないながらも、賢明に司法書士として働く努ですが、ある日、かりんの幼稚園のパパ友が勤めるスーパーが、ある会社に買収をかけられ、パパ友たちが解雇されるかもしれないという話を聞きます。
何か気になる事があり、調べてみると、その買収は、弁護士とある企業が、スーパーの社長が倒れた隙に、社長の息子を罠に嵌めて、株式を借金のカタに奪い取ったというやり口でした。そのやり方は、法律に抵触するので、司法書士として、その法を突くのですが、相手も弁護士なので、それに対する法律を持ち出してきて対抗します。しかし、今回の件は、善意の第三者も使えない、どう考えても伊武の言う事の方に軍配が上がります。
悔しがる弁護士の霧浦は、伊武の娘かりんに、君の母親は努叔父さんに殺されたんだと話します。かりんは、どうしても伊武を許してくれず、伊武の同僚の杉山が田舎に帰るというので、落ち着かせるために、一緒に遊びに連れて行って貰うことにします。
舞台は杉山の実家に移ります。杉山の実家は、チョウザメ飼育生産業をしており、やっと軌道に乗ってきたところなのですが、大規模なショッピングセンターを作るという計画が持ち上がり、用地買収が始まります。ヤクザの地上げ屋が酷い嫌がらせを住民たちにやり始め、悩んでいたところに、昔、その村に住んでいた弁護士の霧浦が現れます。昔、住んでいた町なので、住民の味方になって、弁護士として交渉をしてくれるというので、杉山の両親や他の住民たちも、喜んで霧浦に頼むのですが、どーも雲行きが怪しそうです。そして・・・。後は、映画を観て下さいね。
ちょっと、今の時代にしては、内容が古い感じがしますが、それでも、面白かったですよ。イマドキ、地方の郊外に大型ショッピングセンターを開発するなんて、あり得ませんもん。絶対、人来ないから。(笑)まして、あんな嫌がらせをして地上げをしたら、直ぐに警察が来ちゃいます。それ、アウトだからね。ヤクザさんが、不動産の転売で儲けようとしてたのは昔の事で、今、不動産の転売なんて儲かりません。買って、直ぐに売れるなんて事はあり得ないので、そんな無駄な事はしませんよ。為替売買の方が、よっぽど儲かるっしょ。

それにしても、司法書士が弁護士に楯突いちゃって、実際だったら、これ、ヤバいでしょ。だって、建築士で言ったら、弁護士が一級建築士で、司法書士は二級建築士なのよ。弁護士が本気を出しちゃったら、潰されるんじゃないの?だって、弁護士の下に司法書士だもんね。まぁ、正義の味方だから、大丈夫だろうけど。(笑)でも、主人公が司法書士っていうところが、このドラマ、何か良いですね。だって、弁護士だったら、弱味が無いけど、司法書士は、弱味がありながらも、立ち向かうってところがあって、何となく、助けてあげたいって思うような部分が、惹かれるところかも知れません。

田中くん、カッコいいですね。なんか、昔より、年を重ねて来たら、とっても良くなってきたような気がします。味が出てきたっていうのかな。男性は、年を重ねて、家族が出来ると、落ち着きも出てくるし、味が出てくるのかもねぇ。やっぱり、失敗しても良いから、一度は、結婚してみたほうが、良いんじゃないかなぁ。そんな気がする今日この頃。
私は、この映画、お薦めしたいと思います。TVドラマは観ていなかったけど、映画だけでも、十分理解出来るので、面白かったです。司法書士の時とヤクザの時のギャップが面白くて、つい、ハマってしまいそうになるようなドラマでしたよ。ぜひ、観に行ってみて下さい。
ぜひ、楽しんできてくださいね。
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