舞台「オレアナ」を観てきました。
ストーリーは、
昇進を目前に控え、安定した晩年の設計図で頭がいっぱいの若き大学教師[ジョン]。
一人の女子学生[キャロル]が彼の研究室を訪れ、授業についていけないとパニックに陥り、どうか単位を取らせて欲しい、と涙を浮かべて懇願する。 彼女を慰めようと、紳士的な態度で相談に応じるジョン。
しかし後日、キャロルがジョンを“ある理由”で大学当局に訴えたことにより、前途洋々だったはずの彼の未来は打ち壊されていく…。 言葉を尽くせば尽くすほど深まるディスコミュニケーションの溝。
彼女が彼を訴えた“理由”とは?彼は彼女に“何を”したのか?
というお話です。

この舞台、超!イライラする内容でした。何故なら、この女子大生が、イヤな女なんですよ。もう、これでもかって言うくらい、イヤな女なの。私の超苦手なタイプ。若い頃なら、取っ組み合いの喧嘩になってそうな女ですよ。(笑)何なんだっ!
私には、この大学教授のジョンは、普通の先生に見えました。とても常識的で、少しの向上心と欲があり、普通に家族を大切にしている男性です。有名大学の教授なら、当たり前の傲慢さと優越感も備えていて、頭の悪い女子大生を理解出来ないのは当たり前。だって、生徒は、それなりのレベルがあるからこそ、大学に進んできているはずですし、頭が悪くて授業が理解出来ないなら、単位教科を変えれば良い。
だって、義務教育じゃないんですよ。低いレベルに合わせる必要なんて無いんです。ついてこれないなら大学中退すればいいじゃん。大体、理解出来ない癖に、大学に入ってくるなっつーの。周りに迷惑です。レベルの高い教育をする為の大学で、だからこそ、ノーベル賞受賞者とかが出てくるんです。それなのに、レベルの低い人間が、自分のレベルに合わせようと、上にいる人間を引っ張り落そうとする様は、最悪でした。教授と呼ばれる方々は、こういう女に気を付けて欲しいです。
この内容は、男性にとっては、恐ろしいんじゃないかなぁ。だって、電車の中でも、女性に痴漢に間違われて運命を狂わされる人っているでしょ。それと同じなんです。まぁ、この話の場合は、電車の痴漢とは訳が違い、どう見ても、キャロルが、単位をくれない腹いせに、教授を潰してしまおうという感じに思えます。そして、教授を潰せば、単位が貰えてしまうんです。恐ろしいでしょ。
実際にも、こんな事、沢山あるんだろうな。思い出したんですけど、国会の時に、民主党の女性議員が入口を閉鎖する為に前に立って、入ろうとする議員に触ったからセクハラだと騒いでいた事があるけど、あれも同じですよね。あのね、そういう事に女を使い始めたら、セクハラなんて言葉は死語になります。ハッキリ言って、それこそが、男性に対するセクハラです。
女性の人権を叫ぶなら、正々堂々と、正面から戦うべきなのに、どうしても、セクハラだとか”女”を使って、敵を倒そうとするから、汚い事すんなよって思っちゃうんですよ。セクハラだと言う事って、女性の権利じゃないですからね。いい加減にしろよ。(怒)
と、話を戻しますが、このキャロル、何処までも自分の主張を通し、ジョンが何かを言うと、「その意味は?」「私、難しい言葉は解らないんです。」みたいに、すっごい揚げ足を取って、相手の話を聞こうとしないの。全く、理解しようという気持ちが無いんです。そういう所が、超イヤな女でした。人の会話っていうのは、お互いを理解する為にするものであり、言葉の真意を見ようとせずに、ただ単語の意味を聞いていくのでは、会話になりません。まして、それほど言葉を知らないのに、良く大学に入ってきましたね。中学生レベルですよ。いや、今の中学生はもっと理解するでしょう。ああー、最悪な女だったぁ~!!!
しかし、パワハラ、セクハラということが、全く、この中に無かった訳ではありません。確かに、ジョンは、何も感じていなかったと思いますが、ジョンを嫌いだと思ったキャロルにとって、単位をくれないと言う事はパワハラに感じられるし、肩を触られることはセクハラに感じたのだと思います。難しいところですよね。これ、もし、ジョンが、女性の扱い方が上手かったら、もっとやり方があったと思うんですけど、1対1で、部屋で会ってしまったという所に問題がありますよね。まして、もし会った時に、こんな態度の生徒だったら、直ぐに事務の女性とか、誰かを呼ぶべきでした。上に立つ者は、必ずパワハラとなる危険性があるのだから、そこは気を付けないと。
いやぁ、マジでセクハラとかって、多いですよね。最近は、私もオバサンになったので、ほとんどありませんが、若い頃は、もう、酷いったらありませんでした。お尻やら胸やら、触られない日が無いほどでしたもん。今だから笑って話せるけど、その頃は辛かった。今なら、お尻触られたら、ち○ちんを殴ってやるけどね。痴漢も酷かったし、会社で男性と2人になんて、恐ろしくてなれませんでした。今考えると、私も可愛かったな。(笑)今は、反対に、セクハラ、パワハラで訴えられそうなので、気を付けなくちゃ。(笑)
そうそう、友人が話していたのですが、色々な感想を見ると、キャロルの方に同情する方もいらっしゃるようで、私と全く違うなと思いました。例えば、こういう事件があったとしたら、それを理解する為には、必ず二人の中間に目線を持っていき、どちらがそこに近づいてきているかを考えるべきだと思います。
ジョンは、補修をしてあげるからそれで理解を深めて単位を取れば良いと言っているのですが、キャロルは、補修は個室で二人きりでやるからパワハラセクハラになるから嫌だという事を言うんです。はぁ?勉強をするんだよ。そんなに心配なら、ドアを開けてやればよい。大体、ジョンは、キャロルを女としては、一切見ていないのに、自信過剰過ぎる。ここで、キャロルは、全く、ジョンの側に近づこうとしていない事が判ります。まぁ、この、ジョンが、キャロルを女として見ていない事も、キャロルには不満だったようなんですけどね。あー、イヤな女っ!!あんたみたいな女に、誰も欲情しないよっ!
私は、この舞台、まぁ、お薦めしても良いかな。演技は上手いし、面白いのですが、あまりにも内容が強烈なので、どうしても、キャロルにイライラしてしまい、悶々としてしまうんです。うーん、出来れば、スッキリするか、号泣か、どちらかにして欲しかった。まぁ、それじゃ、面白く無いのかな・・・。もうすぐ、終わりだけど、もし、気になったら、観てみて下さい。
ぜひ、楽しんできてくださいね。
「オレアナ」パルコ劇場 http://www.parco-play.com/web/play/oleanna/
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