「リトルプリンス 星の王子さまと私」目の前に何も無くなっても、心の中の思いは消える事が無い。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
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「リトルプリンス 星の王子さまと私」を観てきました。


ストーリーは、

母親の言う通りに、いい学校をに入るべく必死で勉強する少女の隣家には、昼間は裏庭にある破損した飛行機を修理し、夜は望遠鏡で空を見ている老人が暮らしていた。引っ越してきて以来彼のことが気になっていた少女は、ある日母親に黙って老人と接するようになる。若かった時代に飛行士だったという老人は、かつて不時着した砂漠で出会った男の子の思い出を語りだすが……。

というお話です。


プリンス

母親の言いつけを守る”良い子”の私。私=少女は、学校の受験に失敗し、裏技の入学資格を得る為に、学校のある学区へ引越しをします。新しい家の横には、おかしな家に、おかしなお爺さんが住んでいました。お爺さんは、若かった時代に飛行士だったらしく、家の庭には飛行機が置いてあります。

プリンス

ある日、飛行機を飛ばそうとした飛行士のお爺さんは失敗をし、プロペラを少女の家に飛ばしてしまいます。家を壊された少女は、何が起きたのかと驚き、お爺さんの家を訪ねます。それをきっかけに、何となく飛行士お爺さんが気になり、隣の家に通うようになります。

プリンス

お爺さんは、昔、砂漠で出会った”王子様”の事を語り出します。王子様は「羊を描いて。」を言い、上手く書けなかった飛行士は、発想転換をして”箱”を描きます。その箱の中に”羊”が入っているんだよと話すと、王子様は、その想像を膨らませて、理想の羊が箱の中に居ると喜びます。少女は、そんなお爺さんの話を聞いているにつれ、時間に縛られ、良い学校で、良い生活をして、というキチっとした生き方に、疑問を持ち始めます。そして・・・。後は、映画を観て下さいね。

プリンス

あまり期待をしていなかったのですが、大人になって忘れてしまった、夢や理想というものを、もっと大切にするべきだという内容に、結構、うるうるしてしまいました。感動作ですよ。何がどうって、言葉で言い表しにくいんだけど、懐かしいような、嬉しいような、恥ずかしいような、何だろうこの感覚。子供の頃に読んだ「星の王子様」のお話を、大人になって聞くと、忘れていた事を思い出すんですよね。


昔は、困ったことがあればヒーローが助けに来てくれると思っていたし、病気になったって神様に祈れば治ると思っていたし、未来はきっと良いことばっかりだろうって思っていたけど、長い人生を歩いてくると、困っても自分で何とかするしか無いし、病気は治らないし、敵ばかり増えて行く人生なんですもん。


プリンス

でもね、沢山の事を知ったからこそ、もしかしてヒーローって居るのかもとか、自分がヒーローになれるのかもっていう気持ちにもなれるんですよね。自分が力を持てば持つほど、今度は助ける方に周れるの。王子様だった自分が、今度は、飛行士になれるんです。

昔は、人にひつじをねだってたけど、今度は、箱を描いてあげられるようになる。それって、ステキですよね。そういう余裕がある大人になって行かなきゃ、この世の中なんて、何も面白く無い。ただ、言われるままに上司の言う事を聞いて、何の想像も、創造も無い人生なんて、面白く無いっすよ。私なんて、面白くしようと思って喧嘩しすぎて、上司が居なくなっちゃった。(笑)

プリンス

大人になっても、忘れちゃいけない事ってあると思うし、大切なものは目に見えないって、大人になったからこそ、解ると思うんです。今、「星の王子様」を、もう一度観てみると、自分は優しい大人になれているかなって考えさせられるので、とても良いと思いました。

プリンス

私は、この映画、超!!!お薦めしたいと思います。みんな、初心に帰ろうよ。優しい大人になろうよ。機械の部品になるんじゃなくて、自分という”何か”になろうよっていう気持ちになれるので、ぜひ、沢山の人に観て欲しいです。Time is Money というけど、それだけじゃないと思う。確かに、時間は大切だけど、余裕も必要です。いつも一杯一杯じゃなくて、少し緩めて生きて行ってくださいと言われているようで、感動しました。ぜひ、観に行ってみて下さい。

ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ




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