「Re:LIFE ~リライフ~」の試写会に連れて行って貰いました。
ストーリーは、
かつてアカデミー賞を受賞するも、15年間鳴かず飛ばず状態の脚本家キース(ヒュー・グラント)は、破産寸前で妻子にも逃げられる始末。人生どん底の彼は郊外の大学でシナリオコースの講師を引き受けるが、乗り気でなく不真面目に振る舞う。しかし、子育てしながら復学したホリー(マリサ・トメイ)をはじめ真剣な生徒たちの情熱に接するうちに、鬱屈(うっくつ)したキースの心に変化が生じ……。
というお話です。
脚本家のキースは、昔、脚本でアカデミー賞を取ったのに、その後、鳴かず飛ばずで、お金も無く、妻子も逃げてしまいます。これからどうしようと思い、仕事をくれとエージェントに頼むのですが、脚本の仕事は無く、唯一、郊外の大学で講師として働く口があると言われます。
最初は、人に教えるのなんてと断るのですが、背に腹は代えられないので、仕方なく、大学でシナリオコースの講師をする事になります。荷物をまとめて、地方の大学の近くに家を借りて、そこに向かいます。食事に出ると、向かいに女子大生らしき3人組が話しています。いつもの調子で、ついついナンパをして、その1人と寝てしまいます。
大学の授業が始まり、子持ちの生徒や、先日寝てしまった生徒、オタクな生徒など、色々な生徒が居て、めんどくさそう。いきなり、イヤになってしまったキースは、休講を言いだし、帰ってしまいます。しかし、そのままでは済まされず、イヤイヤながらも、課題を与え、授業を始めると、生徒たちは真剣に学びたいと思っており、そんな生徒の気持ちにより、キースも変わって行きます。
生徒から課題のシナリオが上がって来て、それを読んでいると、その中に、脚本の才能のある男子を見つけ、彼に助言を与えて応援し、ハリウッドのエージェントに紹介する事にします。他の生徒たちも、それぞれ個性があり、面白い作品を仕上げてくるので、キースは刺激されっぱなし。この仕事に生きがいを感じ始めてきた矢先、生徒との交際がバレてしまい、この「学校での先生と生徒の交際禁止」という条項に引っかかるので、クビになってしまう事に・・・。後は、映画を観て下さいね。
いやぁ、ヒュー・グラント、年取りましたねぇ。カッコいいからイイんですけど、やっぱり昔のようなイケイケの感じは、ちょっと似合わないという感じかな。そろそろ、ラブコメ(この映画はラブコメでは無いです。)は、辞めた方が良いかも知れません。でも、オッサンとして出演するなら、とっても良いと思うけど。
今回、映画を観て、脚本家って、こんな風に自分で作品を持ち込んでいるんですねって事を知りました。結構、アイデア勝負だから、難しいんだろうなぁ。でも、この仕事は、元手がほとんどかからないから、他の映画関係の人達より、お金持ちになれるんじゃないかな。
この学校の校長先生が、とても涙もろい人でして、あの「セッション」の教官が校長なので、つい、いつ怒鳴られるかと思って、ビクビクしちゃいまさした。セッションが、あまりにも強烈な映画なので、そのイメージを払拭するのは、大変なんだろうなぁ。今回は、とっても優しい父親であり、生徒思いの校長です。
話としては、まぁ、良くある系って感じかな。もう一度、人生をやり直すって話ですから、まぁ、分かりますよね。でも、ハッキリ言って、アカデミー賞を貰ったような脚本家だからこそ、やり直せる訳で、何も無かったら、こんな簡単にやり直すことは難しいでしょう。大体、仕事が来ないよね。大学の講師なんて、そんなに簡単にやらせてもらえないでしょ。うーん、ちょっと夢のような話かな。
最初の方は、ちょっとウトウトしてしまいました。だって、話があまり進まないんですもん。でも、途中から、面白くなって来て、惹きつけられましたけどね。ま、でも、どっちかと言うと、単館系のふわふわ映画と言った方が良いかも知れません。
私は、まぁ、お薦めして良いかな。年をとっても、ヒュー・グラントはカッコ良かったです。ちょっと眠そうな眼は、女心をくすぐります。でも、私は、J.K.シモンズの方が好きかな。いつも支えてくれそうな先生って感じで、オジ様が好きです。ほんわかしたい時に、ぜひ、観に行ってみて下さい。
ぜひ、楽しんできてくださいね。
・Re:LIFE~リライフ~@ぴあ映画生活
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