【TIFF2015】「Ok Darling」インド映画の王道かな。ラブコメ&音楽で楽しめます。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
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16作目

東京国際映画祭 ワールド・フォーカス部門「Ok Darling」を観ました。


ストーリーは、
ゲーム業界で働くアーディティヤ(アーディ)がムンバイの会社に移る。同僚の結婚式に参列したアーディは女性建築家のターラーと意気投合し、とりわけ非結婚主義者という点で意見が一致。みるみる親密になったふたりは一緒にいたいと思うが、結婚を否定しているため、同棲するしかない。アーディは間借りしている家のオーナーに女性との同居を認めてほしいと申し出るが、未婚の男女の同居ということで許可されない。やっと同居できるようになったのも束の間、ターラーは建築の勉強にパリへ、アーディも仕事でアメリカに渡ることになる。残された10日間が刻々と過ぎていく…。

というお話です。


ダーリン

インド映画の王道と言って良いようなお話でした。主人公のアーディは、明るくてイケメンなゲームプログラマー。ある日、電車のホームで自殺をしようとしている女性を、向い側のホームで見つけます。やめろ!と叫ぶアーディでしたが、それが伝わったのかどうか。女性は、自殺を辞めて、そこを去ってしまいます。


それから程なく、アーディは、友人の結婚式に出席すると、相手側の席に、ホームで会った女性を見つけます。彼女・ターラーも、アーディの事を覚えていて、意気投合する事に。ターラーは、自殺をしようとしていたのではなく、自分に付きまとっている男性を遠ざける為に、自殺の真似事をしたのでした。

ダーリン

そんな出会いをした2人は、直ぐにお互いに好意を持ち、付き合う事になるのですが、2人とも夢を持っており、夢に妥協は出来ません。インドでは、同棲なんて以ての外なのですが、2人は結婚はしたくないけど、一緒に居たいということで、こっそり同棲する事にしてしまいます。

しかし、同棲が親や兄弟にバレてしまい、結婚しなさいと言われてしまいます。アーディは、ゲームプログラマーとしてNYに行きたいし、ターラーは建築の勉強をしにパリへ行きたいし、それを諦めて結婚すれば、お互いにしこりが残り、上手く行かなくなってしまうだろうと思い、仕方なく、お互いが海外に行くまでの付き合いで、別れようと言う事になります。そして・・・。後は、映画を観て下さいね。

ダーリン

この映画、とても可愛くて、楽しくて、ちょっとホロっとくるような映画でした。面白かったですよ。主人公が、ゲームのプログラマー(デザイナーかも)なので、アニメーションも使っていて、良く出来ていると思いました。とってもベタなラブストーリーなので、私が、四の五の書くよりも、ベッタベタなラブストーリーを楽しみたい方は必見と言ってしまう方が良いでしょう。

それにしても、なんで、インドの男性は、このタイプが多いのかしら。やる事が王子様的なのよねぇ。笑ってしまうくらい、彼女に対して、ちやほやするので、それ、飽きないの?って言いたくなっちゃいました。付き合って直ぐなら、まぁ、そんな事もあるかも知れないけど、釣った魚にエサはやらない状態で、段々と、面倒臭くなるでしょ。女だって、いつもベタベタされたら、段々とイライラしてくるわよ。

ダーリン

イイなぁと思ったのは、アーディの叔父夫婦なのですが、年を取って、妻がアルツハイマー病になってしまっても、とても大切に、妻の為に、夫が尽くしているんです。その姿が、とても考えさせられて、愛するって、こういう事なのかなぁと思いました。どちらかが弱った時に、夫婦の本当の姿が見えてくるのかも知れませんね。

面白いと思ったのは、インドでも、別居婚なるものがあるんだなぁと言う事です。お互いに夢があるなら、それぞれに夢を叶えて、結婚しても良いという感じが見えたので、インドでも、そういうことをやるんだなって思いました。私のイメージだと、妻は、夫の言うがままに結婚したり、家事をしたりするもんなのかなって思っていたので、ちょっと驚きでした。


ダーリン

別に、結婚したからって、一緒に暮らさなくちゃいけない訳では無いんですよね。別々でも、それぞれに精力的に仕事などの活動をしていて、一緒に居られる時には、ベッタリするんで良いんです。その方が、長い間、思い合えるような気がしました。


ダーリン

私は、この映画、お薦めしたいと思います。楽しいインド映画だから、日本公開してくれると良いなぁ。ただでさえ、インド映画の公開って少ないので、出来れば、こういう映画は、上映して欲しいです。ぜひ、観に行ってみて下さい。

ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ






東京国際映画祭 ワールド・フォーカス部門「OK Darling」

http://2015.tiff-jp.net/ja/lineup/works.php?id=153