「アイアムアヒーロー」ZQNはどうして人間を襲うのか。その基本を教えて欲しいなぁ。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
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「アイアムアヒーロー」の試写会に行ってきました。


ストーリーは、

漫画家アシスタントの鈴木英雄(大泉洋)は35歳で、彼女とは破局寸前。しかし彼の平凡な毎日は、ある日一変する。英雄が徹夜仕事を終えアパートに戻ると、彼女は異形の姿になっていた。謎の感染によって人々はZQN(ゾキュン)という生命体に変貌を遂げ、街に溢れ出す。日本中が感染パニックに陥るなか、標高の高いところでは感染しないという情報を頼りに、英雄は富士山に向かう。その道中で、女子高生・比呂美(有村架純)と元看護師・ヤブ(長澤まさみ)と出会った英雄は、彼女たちとともに生き残りをかけた極限のサバイバル挑む……。

というお話です。


アイアムア

漫画家のアシスタントとして働く鈴木は、35歳で彼女と暮しています。漫画家として、いつまでも一人立ち出来ない彼に、彼女は愛想をつかしていて、彼の趣味のクレー射撃の銃を見てもイライラするばかり。ある日、徹夜明けで鈴木が家に帰ると、アパートの玄関外に銃が捨てられており、鍵も開けて貰えません。彼女が怒っているんだろうなと、ポスト口から部屋内部を覗くと、彼女がベッドから落ちて、恐ろしい化物になっているのを目撃します。

化物の彼女は、鈴木に襲い掛かり、鈴木は彼女と戦い、逃げる事となります。TVでは、日本にZQNと呼ばれる病気?が蔓延し、人々がZQNに変わって行くとの報道がされており、実は、どうも世界にも拡大しているとのこと。ZQN(ゾキュン)に噛みつかれたりすると、傷口から感染したり、傷口にZQNの血が入ると感染するようだと言う事が解ってきます。


アイアムア

鈴木は、散弾銃を持ったまま、逃げまどう人々と一緒に、何処へ行ったら良いのかもわからず、逃げまどいます。そして、タクシーに乗り込んだのですが、そこに男性と女子高生も一緒に乗ってきます。これで逃げれるかと思ったら、男性の方がZQN化し、ZQNを放り出すも、運転手が感染してしまい、事故ってしまいます。仕方なく、歩きで逃げる鈴木と女子高生・比呂美は、標高の高いところなら感染しないらしいという情報を頼りに、富士山へ向かいます。

途中、食糧を手に入れる為に、ショッピングモールへ入るのですが、そこで、屋上に避難している人々を見つけます。彼らと一緒にZQNを回避しようと考えた2人。そこのリーダーである伊浦に促され、仲間として迎え入れられるのですが、そこは、弱肉強食のような世界が待っていました。

アイアムア

伊浦を中心とする力の強い男たちが指示を出して、ZQNを殺して、食糧を手に入れる毎日であり、彼らは、力を手に入れるために、鈴木の猟銃を手に入れる為に、彼らを引き入れたのでした。そして、最下位になった鈴木と比呂美は、理不尽な命令にも従わなくてはならなくなり、このままではと考え始めると、その一団の中に居た”藪(ヤブ)”と呼ばれる女性が話しかけてきます。

藪は、元看護師であり、鈴木を助ける為にアドバイスをくれるのですが、そんな事をしている内に、ZQNはどんどん攻め入ってきて、ショッピングモールで避難していた人々もZQN化し始めます。そして・・・。後は、映画を観て下さいね。

アイアムア

実は、この映画、随分前に、スニーク試写会で観たんです。公開まで、口外をしないという約束をしているので、感想が書けず、公開を待っていました。

最初、どんな映画なのか、何も知らされずに観たので驚きました。穏やかな滑り出しで、ダメ男が普通に生活をしている風景から入り、突然、スゴイ迫力の映像に変わって行くのですから、それは、もう、驚きました。いきなり、ゾンビパニック映画ですから、私は大喜びでしたが、やはり、スプラッター系がダメな方たちは、途中退席ということもありました。

アイアムア

私は、この映画、今までに無いほど迫力があるなと思いました。出だしからのギャップというか、持って行き方が上手いような気がしました。強弱が上手いんです。ふ~んって思ってなめて観ていると、突然、襲って来るZQNが出てきて、国を挙げての逃亡する姿が映し出されるんです。そして、そんな大掛かりなアクションがあったかと思うと、鈴木と比呂美のポツンとした逃亡に変わって行ったり、そのギャップが、何とも上手くて、目が離せなくなるんです。

アイアムア

解説にあるように、主人公は、冴えない男なのですが(大泉さんはカッコいいけどね。)、段々と成長して行き、カッコ良いヒーローになっていく姿が、本当に上手く描かれていて、こういう場面になると、誰が頼りになるか解らんなぁと思ってしまうほどでした。イケメンの金持ちなんて、何の役にも立たないかも知れませんね。

そして、半ZQNになってしまう比呂美は、有村さんが演じていますが、能面顔でZQNを倒していく姿が、何とも、カッコいいんですよ。お嬢さん、強いっすねって声をかけたくなっちゃうほど。可愛い顔して、こんな事、スゲーなっていう感じでしたが、状況によって変わって行く人間を表しているんだろうな。


アイアムア

それにしても、このショッピングモールでの場面は、人間って恐ろしいなと思いました。確かに、こういう状況になったら、強い者が好きなように人々を操って、有無を言わさないように抑圧して行くんだろうなと言う事が描かれていて、戦争って、こんな風に起こって行くんだろうという感じでした。恐いよねぇ、誰も文句を言えなくなって行くんだもん。

私、この原作は読んでいないので良く分かりませんが、まだ完結していない漫画だそうで、それじゃぁ、映画でも結末は付かないよなぁと思いました。でも、一応、気持ち良く終われるようには作っていたと思います。ZQN関係は、全く解決は付きませんが、鈴木はヒーロー的になっています。題名が「アイアムアヒーロー」なんで、彼がヒーローになれたなら、まぁ、それで終わりでも、別に、納得しちゃおうかなって感じかな。


アイアムア

私は、この映画、お薦めしたいと思います。面白いですよ。私は、好きです。でも、結構、派手な戦いのシーンがあったり、残虐なので、スプラッター系がダメな方は、辞めた方が良いかも知れません。結構、グロいシーンなども多いです。私は、ごちそうさま的でしたけどね。(笑)楽しいですよ。ぜひ、観に行ってみて下さい。
ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ




アイアムアヒーロー@ぴあ映画生活


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