「ジョン・ウィック」を観てきました。
ストーリーは、
伝説的な暗殺者として裏社会にその名をとどろかせるも、殺しの仕事から手を引いたジョン・ウィック（キアヌ・リーヴス）。暴力から遠く慣れた毎日に安らぎを覚えていた彼だったが、それをロシアン・マフィアによって奪われる。怒りと憎しみに支配された彼は、封印していた殺しのスキルをよみがえらせ、ロシアン・マフィアへのリベンジを果たすことを決意し……。
というお話です。
妻を亡くし、打ちひしがれる男、ジョン・ウィック。凄腕の暗殺者として、裏社会で恐れられていたジョンでしたが、妻と静かな生活を望み、不可能と言われる仕事を終わらせて、足を洗って、妻と平穏な暮らしをしていたのですが、妻は病魔に侵され、亡くなってしまいました。ある日、宅配便が届き、開けてみると、妻からのプレゼントで、子犬が入っていました。デイジーという名の子犬で、妻は生きている内に、自分が亡くなった時の事を考えて、夫と共に暮らしてくれる犬を送っていたんです。喜んだジョンは、何をするにも犬を伴い、静かに暮らしていました。
ある日、車に乗り、ガソリンスタンドへ行くと、ロシア語を話すマフィアらしき男たちに絡まれ、それを突き放して家に帰ってきたのですが、後日、自宅が襲われ、車を盗まれます。その時に、可愛がっていた子犬が殺され、ジョンもボロボロに痛めつけられます。妻からの最後のプレゼントを殺され、怒り狂ったジョンは、自分を襲った男たちに復讐する為に、昔の力を取り戻し、情報を集め始めます。
ジョンを襲った男たちは、昔、ジョンが雇われたロシアマフィアの息子であることが分かり、ジョンは、彼を探し始めます。一方、ロシアマフィアの方も、息子がジョンに手を出してしまった事に驚き、このままでは息子が殺されてしまうと、ジョンに、何とか収めて欲しいと電話をするのですが、ジョンの怒りは収まらず、結局、全面戦争となる様相を見せ始めます。そして・・・。後は、映画を観て下さいね。
まぁ、この映画は、頭を全く使わなくて済むので、楽しいと思います。伝説の暗殺者って言う設定も笑えるけど、妻からの犬を殺したから復讐をするって言うのも、もー、ちょっと考えようよって感じでしょ。ギャグ的な内容を、真剣にやっているから、面白いんですよ。
でね、もっと笑えるのが、ラストで病院に入って・・・。あ、これ、ネタバレだから言えない・・・。私、大笑いしたんだけど・・・。それ、盗みだから・・・。人のだから・・・。ダメだって・・・。（笑）それ、バカ息子と同じ事してるから・・・。大爆笑のラストは、話せないので、映画館で観てね。
ところで、そのロシアマフィアのクソガキなのですが、最悪でした。欲しいと思ったら、見境無く奪ってしまうんです。マフィアなんだから、お金はあるんだから、欲しいものは買おうよ。きっと、探せば、ジョンが持っていた車と同じような車や、もっと良い車だってあるはずなのに、何故か、人の持っている物が欲しいんだと思うのよ。性格が悪いでしょ。父親の育て方が悪かったと思うけどね。
そしてこのロシアマフィアは、ジョン・ウィックのおかげで、今の力のあるマフィアの地位を手に入れたのに、自分可愛さに、ジョンを殺そうとするんです。彼のおかげで手に入った地位なんだから、偉そうにしないで、ジョンに平謝りすれば良かったのに。日本式にドゲザをすれば良かったと思うのよ。本当に謝れば、許してくれたんじゃないの？ま、息子は殺されちゃったかも知れないけど、でも、そんなバカ息子に育てたのは自分なんだから、責任を取るのは当たり前でしょ。直ぐに殺し屋とか頼まないで、まず、謝ろうよ。大人なんだから、考えましょう。
思ったんだけど、やっぱり、キアヌ、年取ったよね。マトリックスの時のキレみたいのが、ちょっと薄れていたように思えました。まぁ、マトリックスは、斬新だったし、撮り方も面白かったから、あんな風に見えたのかも知れないけど、やっぱり、柔術系を取り入れたアクションの方が、観た目がキレイですよね。今回は、ちょっと美しさに欠けるような気がしました。
私は、この映画、お薦めしたいと思います。頭を使わなくて良くて、ただ、アクションを楽しんでいれば良いだけの映画なので、観ていて、面白いと思います。内容を考えてしまうと、ちょっと、ツッコミどころが多過ぎるかなという感じも否めませんが、まぁ、久々のキアヌのアクションなので、それを楽しみましょう。難しい事は考えずに、観て欲しいと思います。ぜひ、観てみて下さい。
ぜひ、楽しんできてくださいね。
・ジョン・ウィック＠ぴあ映画生活
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