「ダイバージェントNEO」の試写会に行ってきました。
ストーリーは、
トリス(シャイリーン・ウッドリー)とフォー(テオ・ジェームズ)は、宿敵ジェニーン(ケイト・ウィンスレット)のせいで異端者であることが露見したため逃亡生活を余儀なくされる。シカゴを追われた彼らは、エリュダイト(博学)たちが異端者を排除しようとする理由を知るために奔走する。愛する者たちを守るため、二人は力を合わせて苦難の道を突き進み……。
というお話です。
自分がダイバージェントだと知ったトリスは、前作で、自分が育った”平和”を出て、逃亡する事になります。両親は殺され、弟のケイレブと共に、フォーに導かれ、他のコロニーに身を寄せて、隠れて暮らしているのですが、そこに、”勇敢”の兵士が探しに来ます。彼らは、”博学”のジェニーンの命令により、逃亡犯を一掃して、トリスというダイバージェントを捕まえるように言われているんです。
ダイバージェントとは、5つの共同体のどれにも属さず、どれでも属せる人物であり、全ての属性を持っていると言う事なんです。そんなトリスを欲しているのはジャニーン。彼女が持っている「箱」は、トリスの両親が隠していたものであり、その「箱」は、過去のこのシステムを作った人々からのメッセージが入っているとされるもので、どんな秘密があるのか、分からないんです。この「箱」を開けられるのは、ダイバージェントとして、完璧な人間でないと難しいとされ、今まで、ジャニーンが捉えていたダイバージェントに「箱」を開ける為の実験を施しているのですが、どれも、実験途中で死んでしまうんです。
トリスなら完璧かもと思い、ジャニーンは、彼女を探させているのでした。そして、そんなジャニーンを宿敵とする、フォーの母親・イブリンが出てきます。彼女は、死を偽装して、隠れていたらしいのですが、フォーの母親であり、地下組織のリーダーでもあります。ジャニーンとは、昔からの因縁があるようで、ジャニーンを潰して、自分がトップに上がりたいと思っています。
ジャニーンとイブリンという相対する2人が出てきて、とうとう、大掛かりな衝突が起きて行き、管理社会をぶち壊す流れになって行きます。そんな中、謎を解くカギとなる「箱」を開けられるのはトリスだけ。彼女は、5種のタイプとしての試験を一つづつ攻略し、ダイバージェントとして世界を救うことが出来るのか。そんな彼女を助けるフォーは、母親との確執をどう解決して行くのか。友人のピーターの裏切り、ケイレブのもやもやなど、色々な問題が山積し、トリスは、人々を解放する事が出来るのか。後は、映画を観て下さいね。
今回は、第二弾ですね。これ、確か、3部作だったと思うんですけど、次回作はどうなるのかな。とりあえずは、一応、管理社会との決別としては、決着が付きますので、安心して観て下さい。
トリスですが、毎度のことながら、なんか淡々としているんです。シャイリーン・ウッドリーさんは、「きっと、星のせいじゃない」の時は、もっと表情が豊かだったような気がしたのですが、このダイバージェントシリーズでは、あまり感情の起伏を顔に出していないのかな。怒る時だけ激しい顔をするけど、他の時は、あまり表情が変わらない気がして、どーも、感情移入が出来難いんです。
テオも、イマイチ、見せ場が無いというか、ヒーローになり切れていなくて、ちょっと物足りない感じがしました。その分、ピーター役のマイルズ・テラーが良い味出してました。段々、彼が好きになってきちゃった。今回は、周りのチョイ役が良かったかも知れません。
管理社会を壊すという大仕事なのですが、今回、結構、簡単に壊れてたような気がするのは私だけなのかしら。なんだか、もっと抵抗するはずなのに、なーんか、こんな簡単なのって感じなんですよね。セキュリティーもなにも無いんですもん。ジャニーンも、もっと頭が良いかと思っていたのに、ただの肥えたオバサン的になっていて、トップなんだから、もう少し、頭を働かせれば良かったんじゃないの?って思ってしまいました。
そして、箱の謎は、映画で観て欲しいのですが、それほど、大したことではありません。まぁ、良くある事です。そんなに期待するほどの事はありません。先日、同じような内容の蛇足を、邦画で観たような気がするんだけど、観なかったことにしようかなと思ってたので、まぁ、とりあえず、確認してください。
ジャニーンに対して、今度はイブリンという、対当の人物が現れます。彼女は、フォーの母親なのですが、今までは、死んだことにしていたようです。そして、ジャニーンとは、因縁があるようでした。次回作があるなら、今度は、このイブリンが、トリスの敵となるような気がします。そして、フォーがどちらに付くのか、それが、また、問題になってくるのかな。イブリンは、極悪そうでしたよ。ジャニーンよりも、冷酷な決断を平気でしそうな人です。それは、それで楽しそうだけどね。
私は、まぁ、お薦めしたいと思います。1作目を観ていないと、2作目だけだと、ちょっと解らないのではないかなと思いますので、もし、観に行くなら、1作目を押さえてから観に行ってください
ぜひ、楽しんできてくださいね。
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