「ガールズ・ステップ」の試写会に行ってきました。Yahoo!映画のレビュアー試写会でした。
ストーリーは、
女子高生のあずさ(石井杏奈)は、何の変哲もない日々を過ごしていた。彼女をはじめ学内で「ジミーズ」と陰口をたたかれる愛海(小芝風花)、葉月(小野花梨)、環(秋月三佳)、美香(上原実矩)は、ひょんなことからダンスを通じて出会う。やがてダンスの魅力に目覚めた彼女たちは、本気で取り組むうちに自らを表現する楽しさを見いだしていく。
というお話です。
高校2年生のあずさは、昔、虐めに合った事がきっかけで、1人になるのをすごく怖がり、クラスの友達みんなに良い顔をしていて、俗にいうパシリのようなこともやっているような女の子。学校では、チア部が全国大会に行くほどのレベルであり、人気があります。そのチア部の女の子5人とあずさは仲良くしていて、今は、とても満足そう。
そんなある日、体育のダンスの授業をサボった5人の生徒が職員室に呼ばれ、ダンスは必修科目だから、このままだと単位が足りないので、補修として地域のダンス大会に5人で参加すれば単位をあげると先生から言われます。落第するくらいならと、5人は仕方なくダンスを練習する事に。そしてダンスの講師としてケニーというプロダンサーがやってきます。
仕方なくダンスを始めた5人ですが、練習を重ねていく度に、段々とダンスが面白くなっていきます。最初は、合っていなかった手足も、ステップを踏めるようになり、それが身に付いていくのが解るんです。特にあずさは、ステップが上手くて、どんなステップも、直ぐに覚える事が出来るようになっていきます。そして地域のダンス大会に出場し、間違えながらも、精一杯、ダンスをすると、沢山の観客の応援が得られ、5人は初めての事に感動してしまいます。
良い気になった5人は、もっとダンスがしたいと思い、全国大会に出てみようかと相談します。そして、体育の先生にダンスを続けたいと話すと、それならダンス部にすればよいと言われ、ダンス部を結成する事に。しかし、練習する場所は少なく、チア部の使っている体育館の端っこを使わせてもらい練習をしています。あずさは、ダンス部の友達とも仲良くしたいし、チア部の友達にもハブにされたくないので、どっちにも良い顔をしてしまい、ダンス部の友達との仲がギクシャクしてきてしまいます。その上、愛海が、学校に出てこなくなってしまい、このままでは、ダンス部の存続の危機かもとなってしまいます。そして・・・。後は、映画を観て下さいね。
この映画、超ベタな内容で、青春スポコンもので、またですかぁ~となってしまいそうなのですが、何故か、鼻に付くような事は無く、感動さえしてしまうんです。なんでかなぁと考えてみたのですが、これと言って、無いんですよね。ダンス部の5人が、とっても地味なのに頑張るからなのかしら。なんか、この子達、鼻に付かないのよねぇ。かわいいんです。
そして、悪人が1人しか出てこないことかな。そこが、いいね!って感じだったかも知れません。良くあるのは、虐めをする子たちは、最後まで虐めて、制裁を受ける事が多いけど、今回は、5人の彼女たちの頑張りを見て、それを認めて行くのよ。そこが、またイイのよね。今回は、イヤな奴は一人だけ。誰かは言わないけど、超ムカつく奴が一人出てきます。私なら、蹴りを喰らわして、やった事を周りにバラしてやるけどね。
そうそう、あずさちゃんが、学校の事で悩むんだけど、この悩みって、中学生や高校生だと、とても身に詰まされるんじゃないかしら。結構、等身大の悩みだと思うんです。思い返すと、私だって、この頃は、色々悩んでいたと思うのよね。友達の事、恋愛の事、学校の事、色々な悩みがあって、未来があって、考える事が沢山あるだろうけど、何か見つけたら、少し前に進めるよって感じで、良かったですよ。
思っていたよりも、とっても良い映画でした。主演の石井さんは「ソロモンの偽証」で、虐められて暗い女の子の役でしたが、今回は、最初は、自信が無さそうな表情をしているんだけど、ダンスを始めて、段々と明るくて自信のある表情になっていくところが、とっても良かったです。他の4人も、美人ではないけど、キュートで、可愛くて、これから楽しみなんじゃないかな。
私は、この映画、お薦めしたいと思います。青春スポコンのベタ映画が嫌いでも、これは、ちょっと素直になって観ると、楽しめるのではないかと思いました。ぜひ、観に行ってみて下さい。
ぜひ、楽しんできてくださいね。
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