舞台「五右衛門VS轟天」を観てきました。劇団新感線、35周年記念作品です。
これは、解説しながら、感想も書いていきますね。なんか、内容があるようで無い!ので(笑)、何とも、上手く伝えられるか分かりませんが、やってみましょう。お腹が痛くなるほど笑って観ていたのですが、内容が無いので、何が面白いんだとか、説明が出来ないのよ。もー、なんだかなぁ~!
現代、悪組織ゴーモン(だったと思う。)の5人衆とICPOの戦いは末期を向かえ、ICPOのほとんどが壊滅という状況を呈しています。そして、悪の組織の方も、轟天という男に、経営するブルセラショップなどを襲撃され、収益が減り、こちらも再起不能の状態に陥ります。
ICPOは、最後の力でI、5人衆の遺伝子が共通する、過去の五右衛門のキ○タマを潰せば、子孫が生まれず、5人衆も消滅すると考え、ゴーモンを唯一倒せるのではないかと思われる轟天とICPOのエースであるアンドリュー宝田を、タイムトラベルさせる事にします。最初は、嫌がっていた轟天も、4人の女子に身の周りの世話をさせるという言葉に乗せられ、過去にタイムスリップする事に。
時は安土桃山。真砂のお竜は、役人に追われていた。お竜は、風魔一族の宝の在りかを示した巻物を盗み、追われていたんです。役人に取り囲まれ、窮地に陥ったところに五右衛門が現れ、お竜を助け出す。2人で巻物を開いてみると、真っ白で何も描かれていない。五右衛門は、からくりものは、からくり儀衛門に見てもらおうと持ち込んでみると、強い光を当てると地図が浮かび上がるようになっていた。
風魔の秘宝を探す為に出かけようとすると、そこへ、未来から飛ばされて来た轟天とアンドリューが現れる。邪魔だからと、轟天とアンドリューを人間大砲で飛ばし、五右衛門とお竜は、秘宝のある場所へ急ぐ。

一方、大砲で飛ばされた轟天とアンドリューは、不思議な森に飛ばされ、そこで、風の谷のウマシカに出会い、彼女たちに、マローネ・ド・アバンギャルドのところへ連れて行かれる。マローネは、五右衛門とは因縁の敵であり、五右衛門を敵と思っている轟天たちと目的が一致し、協力しあうこととする。
五右衛門たちが風魔の秘宝を手に入れ、からくり義衛門に頼んで解明しようとするのですが、なんと義衛門は、風魔一族の長の隠れ蓑であり、義衛門に秘宝の布を取られてしまいます。轟天も、風魔一族であり、義衛門と共に、秘宝を手にするのですが、その秘宝を、お竜の腰巻と勘違いした轟天は、あまりの嬉しさに、それを食べてしまいます。風魔の秘宝を身体に入れた為に、凄いパワーを手に入れて誰も手が付けられないほどに変化する轟天。

五右衛門を今度こそ倒そうとしていたマローネは、轟天を楯にして五右衛門と闘っていたのですが、五右衛門とマローネの真ん中に轟天が入り、3人が繋がった時、秘宝のパワーで、五右衛門とマローネの中身が入れ替わってしまいます。そうです、五右衛門の身体にマローネ、マローネの身体に五右衛門になってしまったんです。何度か、轟天にパワーを使わせたのですが、入れ替わった身体は戻りません。諦めた2人は、それぞれに行動し始めます。
轟天は、秘宝のパワーを身体に許容しきれずに、段々と弱っていき、廃人のようにボロボロになってしまいます。もう立ち上がる事も出来ない轟天は、地下の牢屋に転がされて、もう死んでいくだけ。
五右衛門と入れ替わったマローネは、五右衛門の容姿と身体により、パワーを手に入れ、仲間も手に入れ、強引な悪事を働き、やりたい邦題。一方、マローネの身体と容姿を手に入れた五右衛門は、力も無く、人望も無いマローネの身体では、今までのようには行かず、結局は、マローネに捕まってしまいます。牢屋に入れられると、そこには轟天も入れられているのですが、既に、廃人のようになっていました。何とか、轟天を元気にして、身体を元に戻すための策を練ります。そして・・・。後は、舞台を観て下さいね。

あ、バッテン不知火について、全く書いていませんが、彼が一番活躍します。でも、重要なストーリーに関わっているかというと、書くのを忘れるほど、関係がありません。(笑) もー、何でもいいけど、騒ぐ人って感じかな。でもね、五右衛門よりも、轟天よりも、主役級に活躍しています。なんでアナタがそんなにっ!!って言うほど、メチャ前に出てくるので、驚きますよ。
いやぁ、今回は、ストーリーが無いと言って良いほどの内容なのですが、本当に面白かった。特に、新感線の作品を観ている人には、あの人、観た事あるってキャラクターが沢山出てきて、大笑いしてしまいました。そして、マローネが入った、五右衛門の姿。あの古田さんが、ミニのドレスで踊りまくるのは、もう、お腹が痛くなるほど笑えます。
途中で、飲み屋に五右衛門が入り、その日のゲストと話をするのですが、私の時は、坂井真紀=浅見山サツキでした。「鋼鉄番長」のキャラですね。これは30周年記念作品だったので、もう、あれから5年も経ったんですね。橋本さんと池田さんが降板したんでしたよね。私は、たまたま、最初の方の公演だったので、最初のキャストで観れたのですが。
この舞台、面白い以外に、説明が出来ません。メチャな話と展開なのですが、新感線なので、別に、何の違和感も感じないところが、もう、私も頭の中が”新感線”しちゃっているからなのかも知れません。(笑)これ、観ると、何か解んないけど、超元気になって、何でも来いっ!って気持ちになります。

私は、超!超!もひとつ超!お薦めの舞台なのですが、チケットは手に入れるのが難しいと思います。大人気で、立ち席までビッシリです。でも、もし、観るチャンスがあったら、ぜひ、行ってみて下さい。
ぜひ、楽しんできてくださいね。
五右衛門VS轟天 劇団新感線 http://www.g-v-g.com/