「若さは向こう見ず」の試写会に行ってきました。
ストーリーは、
シャイな女子大生ネイナー（ディーピカー・パードゥコーン）は、友人アーディティー（カルキ・コーチリン）の提案で避暑地マナリーへのトレッキング旅行をすることに。ところが実際は、通称バニーことカビール（ランビール・カプール）らも同行しての男女4人旅だった。だが、次第にネイナーはおちゃめなバニーに好意を抱くようになり……。
というお話です。
ガリ勉で、優等生のネイナーは、高校ではトップの成績で、医大に進みます。医大でも勉強一筋に頑張っていたのですが、そんな生活にもイヤ気が指してきて、人生を謳歌したいと考え始めます。そんな時、高校の同級生であるアーディティーにスーパーで久しぶりに会い、彼女に、トレッキング旅行に誘われます。ネイナーの親は、娘は遊びまわっている女子大生とは違うのだからと旅行を止めますが、ネイナーは、一人、旅行に参加する事にします。
トレッキング旅行で、高校の頃に憧れていた男子生徒のカビールに再会し、彼に惹かれて行きますが、自分は、おしゃれでもないし、美人でも無いし、面白い事を全く知らないので、カビールには好かれないと思い、自分の思いを押し殺してしまいます。一方、カビールは、自分の父親が再婚して、愛は永遠じゃないのかと思い、結婚などするもんかと考えていました。女の子とは、遊びの付き合いだけ。本当の愛なんて、あり得ないと思っていたんです。
トレッキング旅行でネイナーは、自分を解放する気持ち良さを知り、自分の美しさにも気が付き、人生をこれから謳歌するという感じなのですが、カビールは、映像の勉強をする為にアメリカ留学が決まり、２人は、離れ離れになってしまいます。
それから、何年かして、アーディティーが結婚するとのことで、旅行で一緒だった４人が集まることになります。ネイナーは、久しぶりに会ったカビールに対しての気持ちが、まだ消えていない事に気が付き、カビールは、あまりにも美しくなったネイナーに惹かれて行きます。しかし、カビールは、既に仕事で成功しており、インドへ戻ってくる気持ちは無いんです。２人はどうなるのか。後は、映画を観て下さいね。
この映画、とっても楽しくて、１６１分もあるのに、気持ち良く観れました。ちゃんと、インド映画独特の、歌あり、ダンスあり、楽しい映像満載で、大笑いしながらも、ちょっとほろっと出来る内容です。普通なら、恋愛だけが中心の事が多いインド映画ですが、今回は、男女の友情なども描かれていて、ちょっと今までとは違う楽しさや感動を味わう事が出来ました。
主人公はネイナーなのかなと思っていたら、これ、カビールも主人公なんですね。ダブルなんだと途中で気が付きました。(笑) カビールは、チャラ男に見えて、まんま、チャラ男です。でも、心に父親との事を抱えていて、今一つ、チャラ男になり切れない部分もあるようでした。相変わらず、ダンスは、素晴らしいですねぇ。やっぱり、楽しいです。
ネイナーは、美しい女優さんでした。インドの女優さんって、本当に美しいですね。目がパッチリで、典型的な美人顔。こんなにキレイな人が、どうしてインド以外の映画にも出ないのかしら。うーん、マジで、同性ながら、同じものとは思えないほど美しくて、憧れてしまいました。スタイルも完璧だし、何をやったら、あんな風になるのかしら。不思議です。
今回、アーディティーとカビールともう一人の男性の３人が、幼馴染的に仲が良くて、ずーっと一緒に何でもやってきたという設定なんです。でも、カビールがアメリカに行く事で、少し亀裂が入るのですが、でも、友情は固いという感じ。何年経っても、やっぱり、友情は壊れないんだって事も描かれていて、ちょっと感動でした。アーディティーだけ女性で、最初は、男女の友情はあり得ないって感じなのですが、大人になり、男女の友情もあり得るんだって事が描かれていて、良かったなぁ。何があっても、友達は友達なんです。ステキでしょ。
私は、この映画、お薦めしたいと思います。素直に面白いというのが感想かな。色々、ぐちゃぐちゃ言わずに、ストーリー、音楽、ダンスを全部ひっくるめて楽しんでという感じでした。私は、楽しめましたが、インド映画の典型的な形なので、それがダメな方は、辞めた方が良いかな。とにかく長いので、ガマン出来るか、考えてから行ってみて下さい。
ぜひ、楽しんできてくださいね。
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