「東京無国籍少女」押井ワールド全開の映画です。押井さん、このタイプの女の子、好きですよね。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
スミマセンが、ペタの受付を一時中断しています。ごめんなさい。

「東京無国籍少女」を観てきました。


ストーリーは、

女子美術高等専門学校の生徒である藍(清野菜名)は、以前天才と称されたが、事故のけがにより心にも傷を負ってしまう。藍を利用したい教頭(本田博太郎)は、授業には出ずに謎のオブジェを創作する彼女を特別扱いし、担任教師(金子ノブアキ)や同級生らは藍を良く思っていない。ある日、陰湿ないじめを受ける藍の日常は崩れていき……。
というお話です。

無国籍

美術女子高校に通う藍は、学校に居ながらも、ほとんど好き勝手にしているだけで、教師の言う事をほとんど聞かずに、自主製作をしたりしています。精神的な傷がまだ治っていないから、保険の先生が経過を見ているようで、退学にもならず、好きにしているんです。担当の教師は、もう辞めさせた方が良いと言うのですが、校長は、まだ役に立つかも知れないからと、退学にしません。

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そんな態度の藍を、目障りに思う生徒も多く、藍は虐めを受け始めます。最初は、ちょっとしたイタズラだけだったのですが、ある日、トイレで3人の生徒に囲まれ、デッキブラシで痛めつけられそうになるのですが、気が付くと形勢逆転していて、藍がデッキブラシを折って、その先を、生徒たちに突きつけています。どう見ても、藍の方が戦う技術は上のようで、それ以後は、その子たちも手を出さなくなります。

いつまで経っても、変わらない毎日で、精神的に追い詰められていく藍なのですが、あるメガネをかけた女子生徒が藍の前に現れ、ある信号を送り始めます。最初は、それが何か分からないのですが、段々と、何か、覚えがあるような気がして、藍は気にし始めます。

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そのサインは、”直ぐに帰還するように。”という信号であり、それが何を示しているのか、何処に帰還するのか、藍には心当たりがありません。何だっけ、これは、何か思い出さなければ、と思っていると、ヘリの音が聞こえてきて・・・。後は、映画を観て下さいね。

藍という少女の世界が、本当の世界なのか、それとも違う世界なのか。彼女が生きているのは、どの世界なのかというのが問題になってくるのですが、結構、回りくどくて面倒な展開でした。まぁ、良くあると言ってしまえば、それで終わってしまうのですが、そんな映画でした。

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キャストも良いし、それ程、面白く無い~!って騒ぐほどのものでもありませんが、これが面白いとも言えません。無難にまとまっていて、何が描きたかったのかというのは疑問ですが、少女のアクションが撮りたかったと言われれば、確かにそうかなと思えるような感じかな。嫌いでは無いんですが、インパクトが少ないし、なんか、淡々としていて、のめり込めない内容でした。

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心に傷を負っているのは良いのですが、自主製作を体育館でしているという設定で、その自主制作の作品に意味があるのかと期待したのに、全然意味が無くて、ガックリでした。せめて、あれに意味があるのであれば、それをキーとして覚醒するとかだと理解が出来るのですが、最後の方で、いきなり覚醒していくというところが、何とも意味不明で、理解に苦しみました。


主役の清野さん、「TOKYO TRIBE」に出ていた女優さんですよね。あの時も、アクションが上手かったけど、今回も、アクション、良かったです。でも、そのアクションに行くまでの演技という面では、ちょっと、やっぱり、まだまだかなという気もしました。これからの女優さんなので、文句は言いませんが、頑張って欲しいです。

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学校での虐めが出てくるのですが、その虐めにも、何の意味も無いので、それがイヤでしたね。確かに、危機に陥れば、覚醒する可能性はあったのかも知れませんが、大した虐めでも無かったので、それくらいじゃ変わらないんじゃないのって感じで、無意味な虐めを描くのは、ちょっと辞めて欲しかったです。本当に虐めで苦しんでいる子供たちも居るので、訴える事があるのなら別ですが、無意味に描くのは、ちょっと問題かなと思いました。

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私は、あまりこの作品は、お薦めとは言えないかな。面白く無かったんですもん。女子高生が好きとか、制服が好きとかなら、良いのかも知れませんが、映画を観るという事で、この作品を観に行くと、ちょっと、残念という感じでした。押井さんなので、まぁ、実写だとこんな感じなのかな。アニメと実写だと、どうしても観る方の感覚も違うので、イマイチ、難しいですよね。気になったら、観に行ってみて下さい。
ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ




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