舞台「BLOOD-C」を観てきました。
ストーリーは、
記憶のほぼ全てを失った小夜は、巨大ショッピングモールの跡地に作られたバラック街にたどりつく。小夜は、街外れでモグリの診療所を営む陽、「古きもの」を狩る謎の女・蘭らと出会う。陽の導きで、自らの記憶を巡行する小夜。何故かそこに共鳴する、陽と蘭の過去。彼らは一体、何者なのか?悠久を生きる小夜の記憶の断片も、しだいに浮かび上がる。七原一族の秘密、祖先と交わした「約束」、そして、宿敵・文人との出会い・・・。やがて”公営病院”に連行された陽を助けるべく、蘭と共に立ち上がった小夜。背後に見え隠れする文人との対決の時が、再び迫る!
というお話です。
この舞台、アニメを観ていたので、気になっていたのですが、日程的に行けないかなと思っていたのですが、思いのほかヒマになり、観に行く事が出来てしまいました。
BLOOD-C は、Production I.Gが制作したアニメで、BLOODシリーズは、何作かありました。確か実写版映画もあって、悪役が小雪さんで作られていたと思うのですが、忘れちゃったなぁ。実写映画はともかく、TVで放送していたアニメは、結構、面白かったので、観ていたんです。で、今回、それが舞台化とあったので、楽しみに行ってみました。
でも、スミマセン、私、友人たちと、俗にいう”良い舞台”しか観に行っていないので、若手の舞台をほとんど観ていないんですね。なので、若手のアイドル的な舞台って、ちょっと辛いなぁと思いました。頑張っていらっしゃるのは解ります。舞台も工夫して、殺陣なども練習されているとは思うのですが、いかんせん、迫力が無いんです。速さが無い。先日、”東海道四谷怪談”で、内野さんの長い殺陣を観ていたので、どうしても、比べてしまって、ちょっと笑ってしまうほどでした。やっぱり、この作品は、戦いがメインでないと面白味が欠けてしまうので、ぜひ、殺陣は、よーく練習して欲しかったです。

主人公の小夜を演じている宮原さんはとても可愛くて、19歳ながら、とても頑張っているなぁと思いましたが、叫んだりすると言葉が聞き取れなくなってしまい、残念でした。普通のセリフは、声を低くしていて聞きやすいのですが、叫びは、急いで言わなくても良いので、ゆっくり歯切れ良く叫んで欲しいかな。
文人を演じていた南さんは、カッコいいんだけど、今一つ、小夜に対しての愛が感じられないのよね。これ、文人は小夜の敵になっているんだけど、本当は、小夜の為の戦いな訳だから、小夜を手に入れたいけど、今はガマンって感じが欲しかったのよね。完璧な世界で、完璧な自分が、小夜を手に入れる事が、彼の望みでしょ。小夜を痛めつけながらも、愛が無いとねぇ。難しい役なんですよ。

若手の舞台、それなりに面白いとは思いましたが、やっぱり、もっと精進して欲しいなって思いました。若い子ばかりでやっていると、どこが大切なのかという事が解り難いと思うので、それぞれ、老舗劇団や、大御所の出る舞台に入り込んで、経験を積んで欲しいです。こんなに若いのに、舞台を創って頑張っているのだから、ちょっとした事に気が付くと、あっと言う間に成長すると思うんですけど。これからを期待いたします。
もう、終わってしまった舞台なので、もし、また、この題材をやる事があったら、一度、観てみても良いのでは?若手の男の子たち、女の子たちのファンも多いようで、結構、人が入っていました。こういう中から、売れてくる俳優さんが出てくるのかな。楽しみです。
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