「呪怨 ザ・ファイナル」を観てきました。
ストーリーは、
小学校で教師をしている妹の結衣が姿を消したと知らされた麻衣(平愛梨)。その行方を追ううちに、結衣が不登校を続けていた佐伯俊雄(小林颯)という生徒の家を頻繁に訪ねていたという情報をつかむ。結衣の情報を得るために佐伯家に向かうが、屋敷は解体されて更地になっていた。不動産業者から佐伯家の屋敷が呪いの家だと聞かされて困惑する中、麻衣の周囲で奇怪な現象が頻発する。
というお話です。
前作「呪怨 終わりの始まり」の続きになっています。前作の最後で、結衣が居なくなり、今回は、その結衣の姉の麻衣が主人公となります。麻衣は、突然失踪した妹の結衣を心配し、探しているのですが、全く足取りがつかめず、心配しています。希望していた小学校の先生になれて直ぐに居なくなる訳が無いのにと思い、学校から送られて来た結衣の備品を調べていると、不思議なノートを見つけます。
そのノートには、何ページにも渡って渦巻きが書かれており、とても不気味なものでした。クラスの日誌を読んでいると、佐伯俊雄という生徒が登校しないことを心配している様子が見て取れて、ここに何かあるのではないかと調べ始めます。麻衣は、その事を、同棲している彼氏の奏太に相談しているのですが、この奏太が、霊感が強いのか、そのノートや俊雄に関わってはいけないと感じて、麻衣を護ろうと、そのノートを捨てるのですが、何度捨てても戻って来てしまう。おまけに、奏太に呪いをかけ始めます。
もちろん、麻衣も伽椰子と敏夫のターゲットになり、追い詰められていきます。麻衣は、竹田に関わらない方が良いと言われても、しつこく調べていくので、俊雄くんと伽椰子に憑かれてしまうんです。なんでダメだって言っているのに、やっちゃうんですかね。不思議です。妹が心配なのは解るけど、彼氏も辞めた方が良いって言っているんだから、素直に聞こうよ。
一方、玲央は、母親が連れてきた親戚の子供と一緒に暮らす事になります。それって、俊雄くんなんだけど、お母さん、一緒に住むんだから、ちゃんと娘にどういう子供だって事、話すべきでしょ。何も知らなくて、いきなり、弟として可愛がってあげてねって言ったって、それはキツいんじゃないのかな?まして俊雄くんですよ。他の子と違うって、直ぐに解るんだから、説明してあげないと。
で、玲央も母親も、俊雄くんと伽椰子の餌食になってしまうのですが、それだけじゃないんですよ。何故か、玲央の友達たちも、みんな祟られて呪われて行きます。この俊雄くん、段々、誰でも良くなってきちゃってますね。酷いとばっちりを食った被害者が、今回は、多数居ると思います。
そして、ファイナルじゃないって事になります。そうです、ファイナルと言いながら、ファイナルじゃないんです。どーいうことっ!ダメでしょ。全然、終わりにならないんじゃ、終わりの始まりじゃなかったって事じゃん。これは、ダメでしょ。ちゃんと終わらせようよ。やっぱり、法師とか陰陽師が出てきて、呪い合戦して、俊雄くんを倒さないと、そろそろ面白く無いと思うんですけどね。終わらないです。映画を観てみて下さいね。
うーん、相変わらずのお笑いでした。伽椰子さんも、結構、ユラユラって感じじゃなくて、マジで襲ってくる感じなので、怖いというよりも、邪魔って感じでした。出たり入ったりして、ウザいよね。俊雄くんも、ニャーしか言わないから、飽きてきました。それに、白塗りの顔は、「山海塾」の舞台を観てしまった後では、何も怖く無く、どんなパフォーマンスを見せてくれるのかなくらいにしか思いません。
それにしても、以前は、基本があって、あの家に関わってしまった人に呪いがかかったのに、今回は、誰でも良くなっちゃって、ルールから外れてしまいました。やっぱり、ルールがあるからこそ、恐さもあるし、救いもあるのに、ただ、呪って、襲ってくるなら、そこら辺に沢山いる、浮遊霊と同じなので、なんか、面白さが無いのよね。

まぁ、相変わらずのお笑いと思って観て頂ければ、大丈夫かな。私は、まぁ、お勧めしても良いかな。高校生、中学生とかが、キャーキャー言いながら見るには、良いかも知れません。話を追って行くと、辻褄が合わなくなるので、とりあえず、恐さのみを楽しんで欲しいです。最初の呪怨とは、全く変わってきちゃいましたね。最初のが、一番怖かったなぁ。まぁ、観てみて下さい。
ぜひ、楽しんできてくださいね。
P.S : エンディングの後に、お楽しみの「貞子VS伽椰子」の予告編があります。これを見逃さないでくださいね。笑えます。
・呪怨 -ザ・ファイナル-@ぴあ映画生活
- 呪怨 ザ・ファイナル (角川ホラー文庫)/KADOKAWA/角川書店
- ¥518
- Amazon.co.jp
- 呪怨 [DVD]/東映ビデオ
- ¥4,860
- Amazon.co.jp
- 呪怨 終わりの始まり [DVD]/NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン
- ¥4,104
- Amazon.co.jp