「しあわせはどこにある」しあわせはやっぱり近くにあると思うよ。青い鳥を飼ってるの忘れてるでしょ。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
スミマセンが、ペタの受付を一時中断しています。ごめんなさい。

「しあわせはどこにある」の試写会に連れて行って貰いました。


ストーリーは、

美貌の恋人クララ(ロザムンド・パイク)と一緒にロンドンで満ち足りた日々を過ごす精神科医のヘクター(サイモン・ペッグ)は、自分を不幸だと思い込む患者たちの話を聞き続けるうちに、自身が幸せを感じられなくなってしまう。充実しているはずなのに自分の人生がつまらなく思えてきた彼は、幸せのヒントを求めて中国、チベット、アフリカなどを巡る旅に出るが……。

というお話です。


しあわせは

精神科医のヘクターは、面倒見の良い恋人のクララと完璧な日常を送り、患者の悩みを聞く毎日。しあわせで満ち足りた生活のハズなのですが、どの患者も不幸な話をし、しあわせが無いと訴え、ヘクター自信も、自分のしあわせに自信が持てなくなって来てしまいます。そして、ある占い師の患者が、あなたは旅に出るという預言をヘクターにしたばかりに、ヘクターは、「しあわせ探しの旅」に出る事を決意してしまいます。

クララは、ヘクターの気持ちを理解し、気持ち良く送り出そうと思っていたのですが、靴下入れに潜ませてあったヘクターの昔の写真を見て、学生時代の彼女に会いに行くのではないかと疑い始めます。しかし、それを口に出来ないまま、ヘクターは旅行に出かけます。

しあわせは

まず中国へ向い、その飛行機の中で出会った実業家のエドワードに気にいられ、リッチな中国観光を楽しみます。そしてお金で手に入れるしあわせを知ります。次に、チベットへ向かい、高僧に出会い、しあわせを見つけたら連絡する約束をし、次にアフリカへ向かいます。


アフリカには、学生時代の友達が医者をしていて、案内をして貰う代わりに医者の手伝いをすることになります。バーに入り、麻薬王と出会って脅されるのですが、奥さんの病気を治す手立てを伝えてなんとか乗り切ります。次に出かけた帰りに強盗に拉致されてしまい、もうダメだという場面で、先日会った麻薬王のおかげで助かる事に。ここで本当の恐怖からの解放というしあわせを知ります。

しあわせは

そしてアメリカへ向かい、元カノに会って、大学の教授を訪ねて行きます。教授は、脳の意識を解明する装置を開発していて、その実験にヘクターを立ち会わせます。そして・・・。後は、映画を観て下さいね。

まぁ、この手の映画に良くある展開ではありますが、この映画、とっても面白いんです。まず、有名俳優が勢ぞろいしていること。ステラン・スカルスガルド、ジャン・レノ、クリストファー・ブラマーなど、ちょっとした役なのに、大物が出ているんです。そして、結構、良い役なのよ。やっぱり、上手い人がちょっとシメてくれていると、内容がグッと引き立ちますよね。もちろん、主演のサイモン・ペッグとロザムンド・パイクが良いのは当たり前なんですけど。

しあわせは

ヘクターは、しあわせを探しに旅に出る訳ですが、精神科医がしあわせを自分の身近に見つけられなくて、どーして医者をやっていられたのかしらと思ってしまいました。私は、精神科医というのは、簡単に言うと、しあわせの悟りを開いた人でないとやってはいけないと思っていたからです。しあわせは手の中にあるという事が解っているからこそ、患者の治療が出来ると思うんですけど、間違っていますかね。

最近は、精神科医と言いながらも、テレビでコメンテーターとかをやって、とんでもない発言をする方がいらっしゃるので、精神科医という職業のレベルは低いのかなと思ってしまいます。TVのあんな人に診て貰ったら、精神が崩壊しちゃうよね。「Dr.倫太郎」というドラマの倫太郎みたいに精神の動揺を表に出さない人でないと、精神疾患の子供は敏感なので、些細な言葉や態度で全部読んじゃいますもん。この映画のヘクターも、表向きは感情を出さないので、向いているのかな。

しあわせは

しあわせって、普段は気が付かないけど、周りに沢山あるんですよね。その沢山のしあわせに気が付くようになる事が、人間の成長であり、人間の大きさを計る尺度になると思うんです。だから精神科医がしあわせを探しちゃマズイんですよ、本当は。(笑)しあわせを見つけてから、精神科医にならないとね。でないと、他人の治療なんて恐ろしくて任せられません。でも、まぁ、勉強をして、試験に受かれば精神科医になれちゃう訳だから、仕方ないのかな。困ったもんだ。(笑)

しあわせは

ま、精神科医の事は置いておいて、この映画、本当に面白かったです。ほどんどコメディと言って良いのかな。大笑い出来る場面も多く、楽しく観れて、しあわせになれる内容です。これ、カップルで行くと良いかもなぁ。ちょっと喧嘩をしていても、出てくる時、手を繋いで出てこれそうな映画ですよ。


しあわせは

私は、この映画、超お勧めして良いと思います。本当に面白かったもん。チベットの高僧とスカイプするところが結構お気に入りです。そうそう、久々のジャン・レノが太っていて、ちょっと驚きました。もっと、映画に出て欲しいな。ぜひ、観に行ってみて下さい。

ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ





しあわせはどこにある@ぴあ映画生活



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