「イタリアは呼んでいる」を観てきました。
ストーリーは、
イギリスで名の知れたコメディアンのスティーヴ(スティーヴ・クーガン)とロブ(ロブ・ブライドン)は、イタリアの取材旅行の依頼を受ける。ミニクーパーを走らせつつ食通の国イタリアのレストランを訪れるのは夢のような話だった。予定では、ピエモンテ地方からトスカーナやローマなどのホテルとレストランに寄ることになっており……。
というお話です。
コメディアンのスティーヴと俳優のロブは、取材旅行を受けて、イタリアを周り、記事を書くという仕事を受ける事となります。それほど仕事に恵まれている訳では無い2人は、仕事で美味しいものをイタリアでいただけるならという事で、大喜びで旅行取材を始める事にします。
えーっと、この映画、解説をしたくても、内容が全く無いので、解説のしようがないんですよ。ただ、2人のオッサンが、映画俳優のモノマネをしながら、無駄な冗談を言いながら、イタリアの都市を巡って、おいしそうな料理を食べているという映画です。
紹介映画なら観光案内をしてくれればよいのに、全く案内は無く、名所を周る訳でも無く(少しは周るけど。)、料理の解説をするのかと思いきや、ただ、食べているだけ。まぁ、それを見て、美味しそうとか感じるだけでも満足な方には良いけど、映画の内容を追いたい人には、内容が無いので、どうしようもありません。ただの中年男性のグチと親父ギャグを聞かされる映画なんです。
ダークナイトのモノマネくらいは解るけど、でも、日本人は字幕で観ているので、それが、そんなに大笑い出来るほど似ているのかと言われると、解らないと思います。それに、ハンフリー・ボガードとかやられても、名前は知っていても、演技も映画も観た事が無く、顔も知らないので、全く解りません。うーん、何故に、この映画が混んでいるのか解りませんでした。確かに、題名とあらすじだけだと、イタリアの美味しいものを紹介してくれて、男二人旅といったら、恋愛エピソードで楽しめるのかと思うんだと思いますが、ほとんどありませんでしたね。
お友達に、面白く無いよって言われてから行ったので、それほどの落胆はありませんでしたが、最初の期待を持ったまま行ったら、怒っていただろうなぁ。(笑) でも、きっと、映画の評論家と自称している方々は、素晴らしいとか言っちゃうんだろうなぁ。確かに、風景はキレイだったけど、この映画で、内容が素晴らしいって言っている評論家は、二度と信用しないと思うな。(笑)

ま、でも、ぜーんぜん面白く無いのかと言うと、それも嘘で、イタリアの美しい風景と美味しそうなイタリアン、古い町並み等々、楽しいと思う部分もあるんです。2人の内、一人は離婚して、母親方に居る息子が気になっているということであり、もう一人は、愛する家族と産まれたばかりの子供がいるにも関わらず、イタリア男の本性が出てしまい、旅先で女を引っかけてしまうという内容もありますが、それは、付け足したような出来事で、観ているこちらには、ぜんぜん響いてこないんです。
あー、随分なダメ出しをしてしまいましたが、まぁ、イタリアは日本人にとても合っているので、観に行って、悪い気分にはなりませんから。私は、まぁ、行っていただいても良いかなって感じです。気になったら、観に行ってみて下さい。
ぜひ、楽しんできてくださいね。
・イタリアは呼んでいる@ぴあ映画生活
- イタリア紀行(1) イタリア食とワインの旅 [DVD]/ハピネット・ピクチャーズ
- ¥3,024
- Amazon.co.jp