「Zアイランド」を観てきました。
ストーリーは、
ある雨の晩、宗形組組長の博也(哀川翔)は、武史(鶴見辰吾)や信也(RED RICE)らと共に高級クラブに繰り出していた。そこを対立する竹下組組員に襲われ、博也は足に深い傷を負い、武史は服役することに。10年後、武史が出所したときにはすでに宗形組は解散しており、博也は運送業を営みつつ武史の娘日向(山本舞香)の世話をしていた。
というお話です。
ヤクザの組同士の抗争で、高級クラブから出てきたところを襲撃され、組長の博也は重傷を負い、その復讐をしようとした武史は逮捕され、服役する事に。それから10年後、出所した武史は、組長の博也の出迎えを受け、博也の家に帰ります。武史が服役している間、武史の娘の面倒を、博也が見ていたんです。既に、宗形組は、解散し、博也と子分の信也は、運送会社をやっており、堅気になっていたのでした。
武史が出所する事を聞き、娘の日向は反抗して家出をします。探さなくてはと騒ぐ武史を横目に、元妻・桜には連絡が入っていて、昔家族で遊びに行った銭荷島に行っていることが解ります。そして、博也、武史、信也、そして桜は、島に向かう事に。
日向は、セイラという友達と一緒に家出をしており、島の旅館に泊まり、フラフラしています。彼女たち2人とも、格闘技を習っていて、男に負けないほどの強さを持っています。
一方、宗形組を襲撃した竹下組の反町、木山、内田、ジョーは、組の薬を持ち逃げした吉田を追って、銭荷島へ向かいます。吉田は、組のクスリを盗み、そのクスリに色々な混ぜ物をして量を増やし、島の住民に売りさばいて私腹を肥やすつもりで、最初の1パケは無料で沢山の住民に配りました。そのクスリに何か化学反応が起こり、使うとゾンビになってしまうという効果が出てしまいます。吉田はもちろん、他にもクスリを使った人々がゾンビになり、襲ってくることに。
島には、クスリを使ってゾンビになった人々に噛まれて、またゾンビになる人が増え、どんどん数が増していきます。博也たちは、ゾンビに追われながら、島で生き残っている人々と協力し、何とか逃げようとするのですが、そこに竹下組の反町たちが現れ、ソンビとの戦い以外にも、反町たちと闘わなければならず、なんだか、メチャクチャになっていき・・・。後は、映画を観て下さいね。
この映画、あまり頭を使わなくて良くて、とても楽しめました。もー、ゾンビがわちゃわちゃ湧いて来て、楽しくなっちゃうんです。それも、今回のゾンビ、走ります。なんで走るのよぉ~!ってくらいに、あの宮川さんが演じるゾンビが迫ってくるので、大笑いでした。その走り方、笑える~!なんで肩を動かさないで、腕だけプラプラしてるのっ!バランス、悪っ!
ソンビ対ヤクザ対ヤクザというのが、面白かったです。それも、真剣に戦ってくれているから、観ているこちらは、笑えちゃうんですよ。コメディにしていないんだけど、コメディになっちゃってるの。それが、イイですね。好きです、こういうの。お笑いの大悟さんと川島さん、上手いですね。最初出てきた時、なんだお笑いの人かって思ったけど、観ている内に、狂い方がトンデモ無くて、面白いと思いました。木村さんは、他の映画でも、こういう役をやっているので、まぁ、いつも通りかなって思いましたが、大悟さんと川島さんは、ちょっと意表を突いて、良かったです。
鶴見さん、風間くんや窪塚さんは、やっぱり上手いですね。周りにこういう人達を使っているので、他の人達も、ちょっとおかしくても、それ程気にならずに流せて、良かったと思います。内容自体が、ゾンビ映画なので、こんなに良い役者さんを連れてこなくても良いんだけど、でも、やっぱり、居るだけで、随分、映画っぽいというか、映画として引き締まって来て、良くなったのだと思います。
哀川さんの芸能生活30周年記念作品ということで、アニキ、カッコ良かったっす。バイクに乗って、ゾンビを倒す場面とか、もー、カッコいい~!付いて行きます~って感じで、男らしさ爆発でした。展開が解っていても、やっぱり、面白いよね。人を惹きつけてしまうオーラは、何とも言えませんでした。
私は、この映画、お勧めしたいと思います。頭を使わなくて良いし、面白いし、ゾンビ~、きゃ~って騒いで楽しめるので、誰と言っても、一人で言っても、笑えて、楽しめます。やっぱり、ゾンビ映画は不滅よね。面白いって。出来れば、走られるとイヤなんだけど、走るならば、全力疾走して、骨が折れて走れなくなるっていうゾンビを作って欲しいっす。脳が無いから、限界が判らずに骨が折れるほど走っちゃうのが観たいなぁ。ま、とにかく、面白いので、ぜひ、観に行ってみて下さい。
ぜひ、楽しんできてくださいね。
・Zアイランド@ぴあ映画生活
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