【イタリア映画祭】「いつだってやめられる」大学出てると仕事が無いなんてあり得ない!(笑) | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
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イタリア映画祭で「いつだってやめられる」を観てきました。


ストーリーは、

素人ギャングの顚末を独特のビジュアル感覚と小気味良いリズムで描いて、スマッシュヒットした。37歳のピエトロは天才的な生物学の研究者だが、予算削減で大学の職を失う。研究に人生を捧げてきたピエトロが出した結論は、合法ドラッグを作って稼ぐこと。そのために、元同僚で不遇をかこつ経済学、化学、人類学、ラテン語の専門家を呼び集めて、犯罪集団を組織する。

というお話です。


いつだって

大学で神経生物学の研究をしているピエトロですが、研究費の予算を貰う事に失敗し、研究室は無くなり、失業します。仕事を探しても、大学卒のインテリは面倒だと嫌がられ、就職が出来ません。色々考えた挙句、自分の得意分野を生かし、ドラッグと化学式が似ている物質を作り、合法ドラック(まだ取り締まられてない新しいドラッグ)を作って、稼ぐことを考えます。

同じように、大学を出て、就職出来ない、頭脳の良い友人を集め、科学者、経済学者、統計学者、人類学者等々、商売をするのに、その秀でた能力が発揮され、人に見つからず、人が欲しがり、気持ち良くなり、合法である商売は、どんどん大きくなって行きます。しかし、ドラッグを素人がいきなり販売し始めて、上手く行く訳がありません。もちろん、町のドラッグの売人に目を付けられます。

いつだって

頭脳だけでは戦えない相手であり、ピエトロたちは、窮地に立たされます。ピエトロの恋人が誘拐され、返して欲しければ、ドラッグを10kg作り、交換しろと言ってきます。10kgものドラッグを作るには、沢山の薬品が必要であり、簡単に薬局で購入が出来ないので、仕方なく、薬局強盗を働くことにするのですが、そう言う事は下手な技術者たちなので、ヘマをやらかしてしまいます。どうしようと思い、ピエトロは、記憶を短時間消すドラッグを作る事に・・・。そして・・・。後は、映画を観て下さいね。


いつだって

この映画も、面白かったぁ~!!まず、大学を出ていると、就職出来ないっていう話って、あり得ないと思うけど、あるんでしょうね。これ、日本でもあるんだと思うけど、難しいんですね。でも、私なら、頭の良い人に来て貰って、知恵を出して貰いたいと思うけど、専門的な知識はあっても、一般的な常識に欠けちゃっている人が多いってことなのかしら。そんな事、無いと思うんだけどなぁ。


私の考えとしては、大卒の方が、知識が多いんだから、役に立つに決まっていると思っちゃうんだけどな。掃除の仕事だって、一番効率的なやり方を探してくれそうでしょ。要は、個々の性格だと思うんですけど。書類作成でも、コピー取りでも、どんな仕事でも、良い方法を見つけて効率的にやろうと出来る人物なら、大卒であろうと、なんであろうと、良いと思う。使える人間を、誰もが欲しがっているんです。


いつだって

そんな社会から弾かれてしまったピエトロたち。合法ドラッグを作ろうなんて考えが浮かぶなら、もっとやり方があったと思うんだけどね。でも、化学式が近ければ、確かに同じ感覚が得られる物質が作れるのよね。化学式が読める人には、結構、簡単らしいと聞いたことがあります。で、完璧な販売ルートを確立したって話なんだけど、トイレでドラッグの受け渡しって、全く完璧なルートとは思えなかったのは、私だけかしら。(笑)そんなの誰だって考えると思うよ。頭が良いからって、考える事じゃないと思うんだけど。

いつだって

そんなマヌケな事を繰り返し、大笑いが続くのですが、ドラッグの密売人の出現で一変します。まぁ、当たり前だと思うんだけど、普通だったら、ドラッグの売人たちを気にして、彼らと接触しないような販売ルートを作るのが完璧ってもんでしょ。マトモにぶつかったら、自分たちがやられるのが解り切っているのに、アホだなって思いました。

そして、もう一つ。合法ドラッグを作るのなら、どうせなら、常習性が無い物を作るべきでしょ。もちろん、それじゃ商売にならないって言うだろうけど、でも、これだけドラッグの悪影響が出ている社会を知っているなら、常習性が無くて、気持ち良くなっていても、解毒剤のようなもので元に戻れるような薬にしておけば、車を運転する時には覚ますとか、色々出来たと思うんだけどな。頭が良いなら、それくらいやってよねって思っちゃいました。

いつだって

私は、この映画、超お勧めしたいです。私、とっても笑ったもん。何となく、「ハング・オーバー」っぽいんです。だから、ドラッグという問題を扱っているけど、軽く笑えて、ちゃんとドラッグは悪いモノだって事が伝わってくるから、良いと思いました。日本公開は、決まっていないようです。これ、公開するかなぁ。せめて、DVDで出て欲しいです。ぜひ、観てみて下さい。

ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ



イタリア映画祭     http://www.asahi.com/italia/2015/



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