「寄生獣 完結編」原作通りの感動的な話でした。実写化して成功した作品だと思います。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
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「寄生獣 完結編」を観てきました。


ストーリーは、

新一(染谷将太)の暮らす東福山市で、市長・広川(北村一輝)が率いるパラサイトたちの強大なネットワークが形成されていく。彼らの動向を注視していた人類側は、パラサイトの全滅を図るべく特殊部隊を編成して広川と配下たちの根城となっている東福山市庁舎の急襲を画策していた。静かに対決の時が迫る中、パラサイトの田宮良子(深津絵里)は人間の子供を生んだのを機に人類と共存する道を探る。新一とミギーがその鍵になると考えるが、彼は母親を殺したパラサイトへの憎しみと怒りに支配されていた。

というお話です。


寄生獣

うーん、ほとんど、原作通りでしたね。市庁舎に巣食ったパラサイトたちは、自分たちの勢力を広げ、ネットワークを強化し始めていました。新一は、母親を殺され、友達も殺された復讐のように、パラサイトを見つけては、暗殺しています。そんな新一が目障りになり、パラサイトたちは、新一を殺そうと提案しますが、田宮が、それを止めて、”新一”が、人間とパラサイトが共存する為の希望なのだと話し、殺そうとする計画を止めていました。

寄生獣

そんなパラサイトに対して、人間も黙っている訳ではありません。警察は、SATを使い、パラサイトを全滅させるために動き出します。市庁舎に巣食っていることが判っているので、奇襲をかけて、パラサイトたちを殺そうとするのですが、そこに、後藤が現れ、SATをことごとく倒していきます。

一方、田宮は、倉森という興信所の調査員に新一の動きを探らせていたのですが、反対に、新一が倉森に接触し、その正体をバラしてしまい、倉森は、田宮の正体を暴くべく、田宮の子供をさらい、沢山の人の前で、その姿を晒させようと、誘い出します。そして、その場には、警察も新一も集まり、田宮は、子供を取るか、自分の命を取るか、どちらかの選択を迫られます。そして・・・。

寄生獣

新一は、凶暴な野獣と化した後藤に追われることとなり、ミギーと逃げている限り、脳波を感知され、ずっと追われる事となってしまうので、ミギーは、究極の選択をする事となります。そして・・・。後は、映画を観て下さいね。

寄生獣、やっぱり面白いなぁ。原作のラストと同じで良かったよ。この”浦上”という男が、この話のキーポイントなので、彼が居ないと、ただのパラサイトとの戦いだけのSFになってしまうんです。ミギーが言っていたけど、悪魔という概念に当てはまるのは人間なんです。人間が、ほとんどの事の元凶であり、人間が居なければ、もっと地球が良くなるんです。悪魔は自分勝手ですから、自分たちが増えて暮らしにくくなれば、同種なのに、死んで欲しいと願うし、自分たちで殺したりもする。まさに、今、怒っているテロ戦争がそれですよね。

寄生獣

それにしても、広川っていう市長、なんでパラサイト側についたんだろう。それに関して、全く、映画で触れられていないし、何とも不思議でした。原作でも、ほとんど解らないんだけど、映画で観て、なんでこの人、こんな事していたんだって思って、不思議に思えてきました。まぁ、そこまで掘り下げていたら、どこまでも続いてしまうから、やらないんだろうけど。


寄生獣

この原作漫画、ちょうど10巻で終わっているんです。私、やっぱり、良い作品って、ダラダラ長く続かせるものでなく、10巻くらいで、ちゃんと話がまとめられる作品の方が、良い作品と言えるんじゃないかと思っています。人気が出てしまうと、辞めさせてもらえないのかも知れないけど、でも、ただ、長引かせるだけだと、結局、良い最後は迎えられないんです。ハリーポッターだって、7巻で終わらせるって言って、ラストを先に書いてしまっていたから良かったけど、そうでないと、何が言いたかったのか、分からなくなっちゃうよね。

私、原作の話で、超満足しているので、話に関しては、何も言う事が無いんです。映像や演技、キャスト、他に関しても、染谷くんは、新一にピッタリだったし、里美も橋本さんで、他、田宮も広川も、後藤も、キャストはピッタリでしたもん。そうそう、浦上の新井さんも、目つきが、超”浦上”してたので、良かったな。怖かったけど、

寄生獣

ちょっと寂しかったのは、新一が後藤から逃げたとこで、原作だと、美津代というお婆さんの一人住まいの家に逃げ込んで助けて貰うのですが、今回は、無人の倉庫らしき家で、美津代さんの描写が無いんです。お婆ちゃんとの関わりで、命を粗末にする事は辞めようと思い、生きる事を考え始めるのですが、それが、今回は、里美とのことだけになっちゃってたのが、ちょっと残念。でも、時間が決まっているから、描き切れないですよね。

寄生獣

あまりグダグダ書くより、とにかく、寄生獣、観に行ってみて下さい。私は、大好きです。原作がとっても好きなので、この実写映画も成功したと思います。原作の言いたかったことは、ほとんど盛り込まれていたし、キャラクターもピッタリだったし、文句の付けようがありません。私は、超お勧めです。
ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ





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