「マジック・イン・ムーンライト」を観てきました。
ストーリーは、
魔法や超能力など信じない皮肉屋のイギリス人マジシャン、スタンリー(コリン・ファース)は、ある大富豪をとりこにしているアメリカ人占い師の正体を暴いてほしいと頼まれる。南フランスの富豪宅を訪ねるも占い師ソフィ(エマ・ストーン)が発揮する驚異的な透視能力にただただ驚かされ、それまでの人生観を覆される羽目に。その上、かれんな容姿で明るく活発な彼女に魅了されてしまい……。
というお話です。
マジシャンのスタンリーは、友人のマジシャンから頼まれ、富豪に取り入っているという占い師の正体を暴く為に、南フランスへ向かいます。南フランスには、スタンリーの叔母も住んでおり、叔母にも逢えて、頼まれごとも片づけられると思ったんです。富豪の館には、占い師のソフィとその母親が滞在しており、富豪の家族は、彼女をまるっきり信じていて、唯一、長女夫婦のみ、疑っていて、スタンリーに暴いて欲しいと人づてに頼んできたのです。
ソフィの嘘を暴くため、交霊会に出てみたり、彼女を探るのですが、何故か種が解らず、彼女の方が、スタンリーの過去を暴いたり、色々な事を当ててしまいます。何となくおかしな気分になってきたスタンリーは、段々とソフィに惹かれて行ってしまいます。しかし、ソフィは、富豪の息子にプロポーズされ、もちろん、彼女の最終目的は、そこなので、断る訳が無いんです。富豪と結婚すれば、未来は安泰だし、彼女の母親が作る財団らしきものにも、多額の融資が入る事に。
スタンリーは、ソフィの嘘を暴くことが出来るのか。それとも、ソフィは本当の霊能力者なのか。そして、スタンリーの恋の行方はどうなるのか。後は、映画を観て下さいね。
うーん、ゴメンナサイ。私は、あまり面白く無かったです。コメディなんですけど、あまりに在り来たりで、笑えないんです。途中でつまらなくなっちゃって、眠くなっちゃいました。キャストは、コリン・ファースとエマ・ストーンだから、ステキな話になりそうなんだけど、2人の年齢差も大きすぎるし、なんか、違和感があったんです。
占い師(霊能者)としてソフィが現れるんだけど、全くと言って良いほど霊能者的なオーラが無いし、普通のかわいいだけの若い女の子なんです。そのソフィが、交霊会とかをやるんですけど、マジでインチキ臭くて、ワザとなんだろうけど、あまりにあざといというか、解りやすくやっていると言うのか、観ていて辛くなるんです。ワザとらしく見えずに、下手な演技に見えちゃうの。だから、疲れるんですよねぇ。
そして、ソフィのネタ晴らしが、もっと早めに判って、スタンリーとの駆け引きという場面があれば良いのに、最後の最後で判るので、駆け引きの楽しさがほとんど無いんです。もっと、普通の女性だと解ってからの、彼女との恋の駆け引きが欲しいんです。でないと、スタンリーは、霊能者に操られてしまっているから惹かれているのかもっていう感じになっちゃうでしょ。
ウディ・アレン監督作品、結構、好きなんですけど、今回は、ダメでした。私には、合わなかったようです。たまには、こんな事もありますよね。コリン・ファースもエマ・ストーンも好きですよ。あ、そうそう、エマの母親役にマーシャ・ゲイ・ハーデンが出演していました。彼女、”ミスト”で、とても印象的な宗教家の役をやっていて、忘れられないんですよねぇ、恐い役でした。でも、今回は、ズルい母親なんですけど、それほど悪役では無かったと思います。
ゴメンナサイ。私は、この映画、あまりお勧め出来ません。ウディ・アレン作品なので、観たくなるのは解りますが、期待しないで観に行ってください。私のように、期待外れになるかも知れないので・・・。良かったら、観に行ってみて下さい。
ぜひ、楽しんできてくださいね。
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