「パリよ、永遠に」パリ解放時にこんな事があったとは驚きでした。残っていて良かった。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
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「パリよ、永遠に」を観てきました。


ストーリーは、

ナチス・ドイツ占領下のパリで、パリ防衛司令官コルティッツ(ニエル・アレストリュプ)は、アドルフ・ヒトラーの命を受け、ノートルダム大聖堂などの世界的な建築物を破壊する計画を立てていた。スウェーデン総領事のノルドリンク(アンドレ・デュソリエ)は、破壊を止めさせようとコルティッツを訪問する。

というお話です。


パリよ

第二次世界大戦は、終わりに近づいていて、ドイツは、連合軍に押されています。パリを占領していたドイツは、連合軍が攻め込んでくるという話を聞き、撤退を余儀なくされ、出て行く前に、パリをすべて破壊しろというヒトラー総統からの連絡が入り、爆弾を仕掛けさせ、後は、パリ防衛司令官コルティッツの破壊命令を待つだけの状態になっています。

パリよ

そこへ、スウェーデン総領事のノルドリンクが現れます。実は、コルティッツが駐留しているホテルの部屋は、ナポレオンの愛人が住んでいた部屋であり、すごい裏口があるんです。ドイツ軍はその事を知りませんでしたが、ノルドリンクは知っていたんです。そして、裏口から潜んで入ってきた彼は、パリを破壊するのは、歴史的なものを壊してしまう事になり、大きな損失となると訴えます。

パリよ

コルティッツも、パリに好感を抱いており、出来れば壊したくないという気持ちがあるのですが、総統の命令は絶対なので、悩んでいます。それに、もし裏切るような事をすれば、コルティッツの家族も危険になるので、人質を取られていると同じなんです。

パリよ

コルティッツとノルドリンクの長い心理戦が繰り広げられている中、連合軍がそこまで迫って来て、連合軍がパリに入ってくる前に爆破をしなければならず、部下たちは、コルティッツの返事を待っています。そして、返事をしようと用意を始めるのですが、今度は、電話が使えなくなり、屋根の上に登って、短波通信機なら使えるようなので、その用意を始めます。コルティッツは、ノルドリンクの望みを聞いて、爆破を止めるのか、それとも・・・。後は映画を観て下さいね。

パリよ

この映画、大きなアクションがある訳では無いのですが、パリを壊すのか壊さないのかという事を決めるまでに、2人の心理戦が凄いんです。この戦争では、彼らにとって、ヒトラーが言う事は全てであり、絶対なんですよね。それを覆そうとするのですから、そりゃ、もう、大変ですよ。

コルティッツにとっては、家族と天秤にかける訳ですから、それは、簡単な事ではありません。子供たちは、まだ小さく、これから生きて行くというのに、パリの為に命を落とすなんて事は許されません。パリは再建出来ても、子供の命は、亡くしたら終わりなんです。

パリよ

連合軍はスゴイ勢いでパリに向かってきて、パリの中でも、レジスタンス的にドイツに向かってくる者たちが出てきて、ドイツ軍は、どうしようもなく攻められて、行き場を無くしてしまいます。もう、パリを破壊して、その隙に逃げるしかないんです。でも・・・。

派手な戦いは無いのに、本当にドキドキする映画でした。2人の会話が中心の映画なのに、こんなにも緊迫するなんて、驚きです。こういうのって、本当に面白いと思いました。

パリよ

私は、この映画、とてもお勧めしたいと思います。どちらかというと、大人の映画かな。楽しいとは言えないけど、これ程、緊迫して、ドキドキするなんて、面白いなぁと思いました。そして、パリの風景も、凄かったです。わざわざ、戦車なども用意したんだろうけど、まるで古いパリを観ているような気持ちになり、ビックリです。ぜひ、観に行ってみて下さい。
ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ




パリよ、永遠に@ぴあ映画生活


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