「ラブストーリーズ コナーの涙」愛していた妻に拒絶されたらどうしたら良いの?可哀想なコナー。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
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「ラブストーリーズ コナーの涙」を観てきました。


ストーリーは、

ニューヨーク、熱愛中のエリナー(ジェシカ・チャステイン)とコナー(ジェームズ・マカヴォイ)は、レストランで無銭飲食をして店を飛び出し笑い転げる。数年後、こぢんまりとしたレストランを経営するコナーは、子供を失って以来ずっとふさぎ込んでいる。彼は休憩中にアパートに戻り、沈みがちな妻エリナーの様子を確認するのが日課になっていたが……。

というお話です。


コナー

コナーは、美しいエリナーと出会い、楽しい恋愛をして、結婚しました。それは、もう、理想のカップルに見えて、幸せな家庭を築いていたのですが、2人の子供が幼くして亡くなり、2人の関係も、ギクシャクしてきてしまいます。コナーは、悲しみながらも、その苦しみに耐え、日常生活を取り戻そうとしているのですが、エリナーは、悲しみから抜け出す事が出来ず、閉じこもって、精神的にまいってきてしまいます。

そんなエリナーから見ると、普通の日常に戻っているコナーは薄情に見えてしまい、エリナーと一緒に悲しみを共有してくれる夫では無く、何も解ってくれない冷たい夫と見えてしまったのではないかと思います。そして、エリナーは、川に飛び込み、自殺未遂を起こしてしまいます。

コナー

コナーだって、とても苦しんでいるし悲しんでいるのですが、自分も妻も、閉じこもってしまったのでは、生活が成り立たないと思い、通常の生活に戻そうと努力をしていたんです。エリナーの苦しみは、コナーが一番良く解っているのですが、それを伝える術も無く、退院後、エリナーは、自宅に帰ってこず、実家に帰ってしまいます。離れ離れになったコナーとエリナー。

コナーは一人になり、レストランの経営状態も良く無くなり、気分を変えるために、コナーの父親の家にしばらく居候する事にします。父親も、再婚相手に逃げられ沈んでいたので、それを見守るという気持ちもあったのだと思います。

コナー

子供が亡くなり、妻も出て行き、レストランの経営も行き詰まり、悪い事ばかりが立て続けに起きてきて、生活が荒れて行くコナーですが、エリナーの事は忘れられず、彼女の実家に連絡を取って、もう一度、エリナーと話をしたいと思い、エリナーの通う学校に行ったりして、色々な問題も起きますが、2人は、家族で住んでいた家で、話し合うこととなります。そして・・・。後は、映画を観て下さいね。

コナー

根本的に、男と女の悲しみ方って違うんですよね。女は、ヒステリックになり、いつまでも執念深く、辛い思いを忘れないのですが、男は、すごく悲しんだ後、自分の立ち位置を確認して、元に戻そうと努力をするんですよね。女は、細かい事を、いつまでも、あれはどうだったとかこれはどうなんだとか、いつまでも夫に文句を言うタイプが多いみたい。文系の人間は、こういう人間が多いのかな。理系だと、男性タイプに似ていて、それほど執念深く無いような気がします。だから、この映画で描かれている、夫婦のタイプの違いって、とても良く解るし、良く描いているなぁと思いました。

コナー

コナーのタイプって、本当に良くいる男性のタイプなんです。ちょっと鈍感で、そこで一言声をかけるべきだという所で、声をかけられない。自分の事は解ってくれているだろうと思ってしまっていて、妻に対しての思いやりが言葉や態度に出せないんですよね。だから、後々になって、妻に、”あの時、何も言ってくれなかった!”とか、言われちゃうんです。ちょっとした気遣いがあれば良かったのに、その一言で、奥さんに見捨てられちゃうタイプですね。

コナー

このコナーの姿を見ると、女性は、”あー、そうそう。そのタイプ!”って思うと思う。夫婦になっちゃうと、夫のちょっとした事が、イライラ、琴線に触るんですよね。それまでは、超イケメンに見えていた男が、夫になると、気の利かないオッサンに見えてくる。笑っちゃうけど、この映画の中では、真剣なんです。

コナー

私は、この映画、お勧めしたいと思います。”エリナーの愛情”よりも、”コナーの涙”の方が、映画としては、観やすいんじゃないかな。コナーの涙の方が、細かく描いているので、コナーを観てから、エリナーの愛情を、コナーの映画に重ねて行くと、美しいパズルが出来上がると思います。ぜひ、観に行ってみて下さい。

ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ





ラブストーリーズ コナーの涙@ぴあ映画生活



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